今日の株式見通し－もみ合いか　米国株は大幅高も織り込み済み

　東京市場はもみ合いか。米国市場は上昇。ダウ平均は459ドル高の26287ドルで取引を終えた。アジア、欧州株高の流れが波及。米6月ISM非製造業PMIが大幅な改善を示したこともリスク選好ムードを高め、ハイテク株が上昇を先導する強い動きとなった。ドル円は足元で107円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建ては大証日中終値と比べて10円安の22640円、ドル建ては30円高の22680円で取引を終えた。 　米国株は大幅高だが、東京市場ではきのうの米株先物の上昇で好影響は先取りしている。CME225先物はきのうの日経平均終値（22714円）を下回っており、マイナスからのスタートも想定される。米国株の上昇それ自体は好感される材料で、売り込む要素は少ない。きのうの日本株は中国株の上昇にも刺激されており、アジア株の上昇が続けば場中に買いが入る可能性はある。ただ、きのうの日経平均の大幅高はやや意外感もあるため、上では戻り売りも出てくるであろう。押しても下値は限定的とみるが、強弱材料が交錯する状況は変わっておらず、プラス圏とマイナス圏を行き来するような模様眺めムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは22550円-22800円。