今日の株式見通し－軟調か　ナスダックは高値更新もダウ平均は大幅下落

　東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均は361ドル安の25706ドルで取引を終えた。アマゾンやネットフリックスなどが上昇し、ナスダックは最高値を更新したが、新型コロナウイルスの感染拡大が嫌気されて経済活動再開の恩恵を受ける銘柄が売られ、ダウ平均とS&P500は下落した。ドル円は足元で107円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建ては大証日中終値と比べて95円安の22385円、ドル建ては60円安の22420円で取引を終えた。 　ダウ平均が300ドルを超える下げとなっており、日本株はナスダック高よりもダウ平均の大幅下落への警戒が強く出ると予想する。国内も若年層を中心に感染が拡大しており、週またぎのリスクが意識されやすい。指数寄与度の大きいファーストリテイリングの下方修正も相場の重しとなる可能性がある。CME225先物からは節目の22500円を割り込むことになりそうで、押し目買いは手控えられ、終日弱い強い地合いが続くと考える。日経平均の予想レンジは22300円-22500円。