前場コメント No.5   ヴィッツ、アクセスGHD、東名、トレファク、富士フイルム、チームスピリト

2020/10/14(水) 11:32
★9:10  ヴィッツ-急落 前期営業益34%増も材料出尽くし
 ヴィッツ<4440.T>が急落。同社は13日、20.8期通期の連結営業利益は3.4億円(前期比33.7%増)だったと発表した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、組込システム事業において開発案件の延期などが発生したものの、不採算案件の解消や研究・出張費用の抑制などが増益に寄与した。

 21.8期の連結業績予想については、計画していた新たな受注案件の縮小や中止、開始時期の延期などが発生しており、需要動向に見通しが立っていないことから未定とした。

 なお、株価は今期業績予想が未定であることから、目先の材料出尽くしにより売りに押されている。

★9:14  アクセスGHD-買い気配 子会社がエイトレントと業務上の提携 レンタル事業開始へ
 アクセスグループ・ホールディングス<7042.T>が買い気配。同社は13日に、子会社のアクセスネクステージがレンタルによるトータルソリューションサービスを提供するエイトレント(東京都品川区)と業務上の提携を行い、新たな事業(レンタル事業)を開始すると発表した。

 このレンタル事業の開始は、アクセスネクステージが得意とする就活・進学イベントやオープンキャンパス、入学試験などでの活用はもとより、内定・入社・入学・卒業式や集合研修での会場設営、入社・入学・転勤に伴う生活家具や家電ニーズへの対応など、アクセスネクステージの事業との親和性の高い商材やサービスをさらに拡充することを目的としている。

★9:17  東名-急落 今期営業益予想9%増も材料出尽くし
 東名<4439.T>が急落。同社は13日、21.8期通期の連結営業利益予想は9.1億円(前期比8.8%増)、年間配当予想は11円(前期は10円)と発表した。
 
 顧客満足度の向上と解約率の抑制に努めるとともに、ストック収入の増大を図るための先行投資や原価率の改善、販管費の削減に取り組む。

 20.8期通期の連結営業利益は8.4億円(前の期比37.4%増)だった。オフィス光119事業の新規獲得と解約抑止が奏功し、契約保有回線数が堅調に推移したことが寄与した。
しかし、株価は材料出尽くしで売られている。

★9:18  トレジャーファクトリー-売り気配 今期営業益88%減を見込む 上期は営業赤字2.6憶円
 トレジャー・ファクトリー<3093.T>が売り気配。同社は13日に、21.2期通期の連結営業利益予想は1.1億円(前期比88.2%減)だと発表した。市場コンセンサスは5.5億円の黒字。また年間配当予想は10円(前期は17円)と発表した。

 21.2期上期(3-8月)の連結営業損益は2.6億円の赤字(前年同期は3.8億円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響の中でも雇用継続のため人件費を維持したことや、前期出店店舗の費用増加などにより、販管費率が64.6%と前年同期(58.7%)から上昇したことが響いた。株価は21.2期通期の連結営業利益予想が市場コンセンサスを大きく下回ったことなどを嫌気した売りが優勢となっている。




★9:21  富士フイルム-SMBC日興が目標株価引き上げ ポートフォリオ転換を再加速
 富士フイルムホールディングス<4901.T>が堅調。SMBC日興証券では、ポートフォリオ転換を再加速と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は6200円から6500円に引き上げた。

 21/3期1Q決算実績やその後の取材、足元の事業環境などを踏まえて業績予想を修正。営業利益は21/3期1400億円、22/3期1900億円、23/3期2200億円と従来予想の同1500億円、1800億円、2000億円から修正した。事業環境は順風と逆風が混在しており予断は許さないとしながらも、これまで中長期で資源投下してきたヘルスケア事業でようやくリターンが徐々に顕在化する局面を迎えていると指摘。今後は年末にかけて(1)アビガンの承認や(2)バイオCDMO事業再評価、(3)日立製作所からの画像診断機器事業の買収承認などがカタリストとなるとみている。

★9:22  チームスピリット-売り気配 今期営業益9%減見込む 前期は計画上振れ着地
 チームスピリット<4397.T>が売り気配。同社は13日に、21.8期通期の連結営業利益予想は2.6億円(前期比9.0%減)と発表した。新型コロナウイルスの感染拡大影響について、今後の影響を合理的に試算することが困難なため、21.8期の見通しにおいては、上半期に一定の影響を織り込んで各種計画を立案している。

 併せて発表した、20.8期通期の連結営業利益は2.9億円だった。通期の会社計画は2.6億円だったので着地は上振れた。なお、同社は20.8期より連結財務諸表を作成しているため、前の期比較はできない。

 新型コロナウイルスの影響で広告宣伝費や消耗品費等の費用が未消化となったことや、下半期の受注が低位で推移し、人件費などの費用が想定を下回ったことが寄与した。


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