前場コメント No.6   ASJ、Gunosy、ステムリム、ウエストHD、イントラスト、島津製

2020/10/20(火) 11:34
★9:30  ASJ-急落 新株予約権発行で10億円調達 設備投資などに充当
 ASJ<2351.T>が急落。同社は19日に、SMBC日興証券を割り当て先とする第三者割り当てで第2回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行すると発表した。

 新規データセンターの設立に係る設備投資資金などに充当する。同社はSMBC日興証券に新株予約権を合計9100個(当初行使価額1102円、潜在株式数91万株)割り当て、差し引き手取り概算額10億0682万9000円を調達する。

★9:35  Gunosy-三菱UFJMSが投資判断引き下げ 21/5期中の業績回復は難しい
 Gunosy<6047.T>が大幅安。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、21/5期中の業績回復は難しいだろうと指摘。レーティングは「Neutral」→「Underweight」に引き下げ、目標株価は800円から630円に引き下げた。

 (1)21/5期1Qの月間アクティブユーザー数の減少。20/5期4QはCOVID-19による巣ごもり効果で、YoYでは増加したものの、QoQでは減少していたと指摘。よって、QoQでみると、20/5期3Qから2四半期連続で月間アクティブユーザーが減少したことになるという。(2)21/5期の会社予想の売上高と営業利益は下限値の達成も難しいと指摘。COVID-19からの広告市況の急回復は想定し難い中で、売上やユーザーの規模が決して大きくはないグノシー、ニュースパス、LUCRAの売上回復は大手媒体に比べると、時間がかかるとし、21/5期2Qからの業績の急回復は見込み難いと考えている。

 

★9:37  ステムリム-続伸 再生誘導医薬開発品レダセムチドの適応拡大に向けた契約で一時金受領
 ステムリム<4599.T>が続伸。同社は20日9時30分に、塩野義製薬<4507.T>との間で2020年6月30日付にて締結した再生誘導医薬開発品レダセムチドの複数の疾患に対する臨床開発を加速度的に展開していくための契約について、この契約に係る一時金の受領条件を一部達成し、一時金2億1000万円を受領したと発表した。

 同社はこの契約に係る対価として、今後最大で11億9000万円を塩野義製薬から受領する予定。2021年7月期通期業績に対する影響については、通期業績予想に織り込み済みとしている。

★9:38  ウエストHD-急騰 再生エネ規制を総点検 河野規制改革相インタビューとの日経記事を好感か
 ウエストホールディングス<1407.T>が急騰。20日付の日本経済新聞朝刊は、河野太郎規制改革相がオンラインでのインタビューに答え、再生可能エネルギーの活用促進に向けて既存の制度を総点検することを表明したと1面で報じた。

 同氏は、風力や太陽光発電の利用を増やすため「きっちり課題の洗い出しをし、一つずつみていきたい」と述べ、関連する規制や基準を順次緩和する方針を示したとしている。

 このことを好感し、太陽光発電工事を全国展開している同社に資金が向かっているようだ。同じく太陽光事業やバイオマス発電事業を手がけるイーレックス<9517.T>、エフオン<9514.T>、レノバ<9519.T>なども高い。

★9:45  イントラスト-3日続伸 今期営業益予想を上方修正 中間配当予想も増額
 イントラスト<7191.T>が3日続伸。同社は19日、21.3期通期の営業利益予想を従来の11.0億円から11.7億円(前期比14.2%増)に、中間配当予想を5.0円から5.5円(前年同期は4.0円)上方修正すると発表した。

 売上高がおおむね想定通りに推移し、弁護士移管事案が想定よりも少なく推移したことなどを受け貸倒費用が抑制されたこと、リモートワークの推進により残業などの人件費、通信費なども抑制されたことが寄与する。

★9:46  島津製作所-東海東京が目標株価を引き上げ 計測機器が健闘、会社計画よりも強気に予想
 島津製作所<7701.T>が小幅高。東海東京調査センターでは、計測機器が健闘、会社計画よりも強気に予想。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は3180円から3500円に引き上げた。

 COVID-19の影響があるものの、計測機器やターボ分子ポンプ事業の健闘を踏まえ21/3期以降の業績を修正した。通期営業利益計画は1Q時点で従来計画の220億円を据え置いているが、計測事業の回復を踏まえ360億円を予想している。
 計測機器事業では、北米におけるCannabis(カナビス、マリファナ)分析が医療用途(緑内障、がん、AIDS、鎮痛、うつ)の認可地域(米国は医薬品分野で33州、嗜好用で 11州が合法化)の広がりにより需要が増加しているという。有効成分の確認と残留農薬の管理で分析需要が拡大しているとみている。


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