前場コメント No.7  加地テック、栄研化、しまむら、アンジェス、JAL、丸大食

2020/10/27(火) 11:39
★10:07  加地テック-大幅高 菅首相所信表明で二酸化炭素排出ゼロ宣言 山王も水素関連として動意
 加地テック<6391.T>が大幅高。菅義偉首相が26日に召集された臨時国会で所信表明演説を行い、その中で温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を宣言したことが材料。

 同社は水素ステーション向け水素圧縮機をはじめとした燃料電池車用水素設備事業を手がけており、関連銘柄として買いが入っている。水素透過膜を取り扱う山王<3441.T>も高い。

★10:26  栄研化学-急落 今期営業益11%減見込む 上期は11%減
 栄研化学<4549.T>が急落。同社は26日、従来未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想は41.0億円(前期比11.3%減)、年間配当予想は30円(前期末は30円)と発表した。

 各種検診事業の中断や外来患者減少の影響を受けて業績が急速に悪化。足元では徐々に回復傾向ではあるものの、新型コロナウイルス感染の再拡大など不透明なままであることを踏まえて算出した。

 21.3期上期(4-9月)の連結営業利益は27.2億円(前年同期比10.5%減)だった。新型コロナウイルス検出試薬が大幅に増加したものの、検診市場が例年並みの水準まで回復していないことが影響した。

★10:26  しまむら-JPモルガンが投資判断引き上げ 秋冬の好天と需要の郊外シフトによる恩恵は想定以上
 しまむら<8227.T>が小幅高。JPモルガン証券では、脱秋冬の好天と需要の郊外シフトによる恩恵は想定以上と指摘。投資評価は「Underweight」→「Neutral」に引き上げ、目標株価は7600円から9500円に引き上げた。

 2Q実績、新ガイダンス、3Qの販売進捗、天候と需要の郊外シフト影響などの影響を勘案し、業績予想と目標株価を引き上げた。新予想は、会社計画、及び市場の実質的な見通しをやや上回る水準という。従来、業界内でのポジション(ECチャネルなどに対し、シェアは低下)、中長期的な成長性などに関し、慎重に見ていたと指摘。但し、少なくとも今秋冬商戦では、好天候と、ポストコロナ後の実需+郊外シフトによる恩恵が、想定を大きく上回る水準で具現化している点に注目した。

★10:31  アンジェス-プラス転換 3Q累計営業赤字29億円 研究開発費が増加
 アンジェス<4563.T>がプラス転換。同社は26日、20.12期3Q累計(1-9月)の連結営業損益が28.6億円の赤字(前年同期は23.6億円の赤字)だったと発表した。研究開発費が前年同期から約3億円増加したことが影響した。

 株価は赤字拡大を嫌気した売りが先行したものの、マザーズ指数がプラスに転じるなど地合いの好転から買いが向かい、10時27分時点でプラス圏に浮上している。

★10:36  JAL-3日ぶり反落 最終赤字2300億円 21年3月期 再上場後初=日経
 日本航空<9201.T>が3日ぶり反落。日本経済新聞電子版は27日10時に、同社の2021年3月期の連結最終損益は2300億円前後の赤字(前期は534億円の黒字)になりそうだと報じた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要の減少が続いている。国内線の需要回復が支えとなり、四半期ごとの赤字幅は縮小傾向にあるが、通期での最終赤字は避けられない見通しだとしている。

★10:45  丸大食品-続落 通期営業益を下方修正 最終益は上方修正
 丸大食品<2288.T>が続落。同社は26日、21.3期上期(4-9月)の連結営業損益を従来の6.0億円の赤字から8.7億円の赤字(前年同期は20.6億円の黒字)に引き下げると発表した。また、同純損益予想を従来の6.0億円の赤字から2.5億円の黒字(前年同期は14.3億円の黒字)に引き上げた。

 トーラクの連結子会社化に伴い、負ののれん益1.0億円を計上することから最終益は前回予想を上回る見通し。一方、原材料コスト上昇や消費者の節約志向による価格競争激化などから、営業利益は前回予想を下回る見通し。


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