〔Market Flash〕自動車部品やタイヤでは1-3月期の減産に留意が必要~野村

2021/01/19(火) 13:30
【13:30】自動車部品やタイヤでは1-3月期の減産に留意が必要~野村  野村証券では自動車部品・タイヤセクターに関して、半導体の供給不足などを一因に、足元で完成車メーカーが減産を実施するケースが出てきている点について考察している。減産の影響は、主に21年1-3月期に発生するとみられる。野村では、22.3期以降の影響は大きくないと現時点では想定しているが、少なくとも短期業績が悪化するリスクには留意が必要とコメント。21年1-3月期には、完成車の国内生産が、野村の現行予想に対して10~20%程度未達になるリスクがあると考えている。 【13:00】テックインフレ再び~SMBC日興  SMBC日興証券では電子部品セクターに関して、テックインフレ再来の可能性を指摘している。COVID-19は特定の産業に大きなダメージを与える一方、金融や製造業へのダメージはこれまでのところ限定的。その中で、積極的な財政政策や金融緩和による資産バブル形成により、(1)テレビや白物家電の需要増といった巣ごもり消費の顕在化、(2)公共交通から自家用車への需要シフト、(3)PC・タブレットとサーバー需要増といったDX化の加速―を同時多発的にもたらした。COVID-19発生当初は、セットメーカー、半導体・部品メーカーともに、金融危機と同様のキャッシュ優先の企業行動を行ったため、需給ギャップが拡大し、テックインフレが発生しつつあると考えられると、SMBC日興ではコメントしている。 【11:15】高炉、非鉄の10-12月は好業績を予想 普通鋼電炉は苦戦~野村  野村証券では、鉄鋼、非鉄の10-12月期業績について考察している。10-12月期は金属価格の上昇により、住友鉱山<5713.T>やDOWA<5714.T>など非鉄会社の業績が良好に推移したとみている。足元の金属価格が続けば、1-3月期も好業績が予想されると試算している。日本製鉄<5401.T>やJFE<5411.T>など高炉は、国際的な鉄鋼需給のひっ迫により、下期業績が野村予想を超過する可能性があると指摘。一方で普通鋼電炉は、鉄くず高による採算悪化で業績は厳しいとコメントしている。現状の業況が年度末まで続いた場合、東京製鉄<5423.T>の21.3期下期の営業損益は赤字の可能性があると野村では試算している。 【9:40】食品では一過性ではない収益構造の変化に注目~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では食品セクターに関して、足元のバリュエーションの低下は一過性ではないと考えている。国内消費の拡大余地が限定的とみることがその要因で、2021年は上期を中心に、前年の巣ごもり特需の反動が想定されるとしている。厳しい収益環境を踏まえて三菱UFJMSでは、一過性ではない企業価値の向上につながる3つのテーマで、収益構造が変化している企業に注目。(1)収益構造のグローバル化、(2)事業ポートフォリオの見直しなど非連続的な構造改革の実行、(3)第2のコア事業の成長―の3点に注目し、トップピックには味の素<2802.T>、ニチレイ<2871.T>、森永乳業<2264.T>を挙げている。 【8:45】寄り前気配は京成、阿波銀、東邦HD、ミスミGが高い気配値  主力株の寄り前気配では、京成<9009>5.88%、阿波銀<8388>5.64%、東邦HD<8129>5.43%、ミスミG<9962>5.22%、岩谷産<8088>5.21%、OSG<6136>5.19%、ゼオン<4205>5.16%、堀場製<6856>5.11%、日電産<6594>4.61%などが高い気配値。  一方、ヤマハ<7951>-4.68%、テレビ朝日<9409>-4.45%、リコー<7752>-4.43%、西鉄<9031>-4.28%、ブラザー<6448>-4.13%、空港ビル<9706>-3.97%、京急<9006>-3.93%、高島屋<8233>-3.68などが安い気配値となっている。
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