前場コメント No.3 安永、ZOZO、アルー、電通G、資生堂、曙ブレーキ

2021/01/22(金) 11:31
★9:11  安永-3日続伸 通期営業損益予想を上方修正 エンジン部品事業の売り上げ増加
 安永<7271.T>が変わらずはさみ3日続伸。同社は21日、21.3期通期の連結営業損益予想を従来の8.0億円の赤字から5.0億円の赤字(前期は5.2億円の黒字)に上方修正すると発表した。エンジン部品事業において、同社およびタイ子会社の売り上げ増加が寄与する。

★9:13  ZOZO-JPモルガンが目標株価を引き上げ コロナ懸念再燃とECチャネルの伸びで
 ZOZO<3092.T>が続伸。JPモルガン証券では、コロナ懸念再燃とファッションECチャネルの伸びで、業況は順調と予想。投資判断は「Neutral」を継続、目標株価は2950円から3200円に引き上げた。

 2Q実績、コロナ影響を含む経営環境、3Q期間での上場衣料専門店でのEC販売実勢などを総合的に勘案し、業績予想を引き上げた。新業績予想は、市場予想線から若干上回る水準になったという。コロナ環境下での恩恵銘柄の一つで、足元の感染者数増などもあり、株価は順調に推移中であるとコメントしている。

★9:16  アルー-買い気配 通期営業損益を上方修正 赤字幅が縮小
 アルー<7043.T>が買い気配。同社は21日、20.12期通期の連結営業損益予想を従来の3.2億円の赤字から2.2億円の赤字(前期は1.7億円の黒字)に引き上げると発表した。

 教室型研修において、オンラインでの研修実施やeラーニングの受注が予測を上回ったことに加え、テレワーク環境下においてLMS(ラーニングマネジメントシステム)への注目度が増し、etudesの販売が順調に成長したことから、前回予想を上回る見通し。

★9:16  電通グループ-反落 東京五輪中止へ 代替として2032年の開催検討との報道を材料視か
 電通グループ<4324.T>が反落。英タイムズ紙は21日(現地時間)、日本政府関係者は新型コロナウイルスの影響により、東京オリンピックをキャンセルする必要があると判断していると報じた。記事では、代替として2032年の開催を検討しているとしている。

 報道を受け、株価は前日比3.1%安の3100円で寄り付いた。

★9:19  資生堂-急騰 TSUBAKIなど日用品事業を1500億円超で売却との報道を好感
 資生堂<4911.T>が急騰。ブルームバーグ通信は22日8時、同社がドラッグストアやスーパーなどの量販店向けに展開する低価格帯のヘアケアやスキンケア、ボディーケア製品などの日用品事業を、欧州系大手投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズに売却する方向で最終調整に入ったと報じた。

 記事によれば、売却価格は1500億~2000億円の見込み。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにしたとしている。

 報道を受け、構造改革の進展に期待した買いが入っている。

★9:30  曙ブレーキ-急騰 米メーカーからEV向け電動パーキングブレーキ受注との報道を材料視か
 曙ブレーキ工業<7238.T>が急騰。日刊自動車新聞は22日、同社が米国メーカーから高性能電動車向けの電動パーキングブレーキキャリパーを受注し、22.3期上期(4-9月)に量産を開始すると報じた。

 記事によれば、2つのピストンで両側から均等に圧力をかけるオポーズドタイプで、電動パーキングブレーキの量産は同社初となるようだ。今後、車両重量や出力が増すスポーツタイプの電気自動車などでの採用をめざすとしている。


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