後場コメント No.5 SBI、FUJIJPN、森永乳、日農薬、グローブライ、ソフトバンクG

2021/02/10(水) 15:06
★13:58  SBIHD-大幅高 長崎大 5-ALAが新型コロナウィルスの増殖を阻害と発表を材料視か
 SBIホールディングス<8473.T>が大幅高。長崎大学が8日、同大北潔教授の研究チームは、試験管内で一定量以上の「5-アミノレブリン酸」を投与するとウイルスの増殖が完全に抑制されることを確認したと発表したことが材料視されているようだ。
 
 「『5-アミノレブリン酸』が新型コロナウイルス感染を阻害する」との論文が国際氏に掲載されたようだ。5-アミノレブリン酸は通称「5-ALA」と呼ばれている納豆や赤ワインなどに含まれる天然のアミノ酸。

 同内容について9日、NBC長崎放送などが報じたところでは、研究では「5-アミノレブリン酸」が新型コロナウイルスの増殖を抑制する「治療効果」のほか、感染を阻害する「予防」にも有効である可能性が示されたもよう。今月4日からは長崎市で人への臨床試験も始まっており、早ければ来月末にも新型コロナ患者の治療に活用される可能性が出てきてとしている。

 同社は子会社のSBIファーマにおいて、5-ALAを活用した医薬品の研究開発や、5-ALAを配合した健康食品の研究開発・製造を手がけており、サプリなども販売。1月14日には新型コロナウイルス感染症患者に対する 5-アミノレブリン酸リン酸塩を利用した治療に関する症例報告も発表しており、これを材料視した買いが入っているようだ。篠崎屋<2926.T>も高い。

★13:58  FUJIジャパン-後場急騰 今期営業益2.3倍見込む 前期は38%減
 FUJIジャパン<1449.SP>が後場急騰。同社は13時30分、21.12期通期の営業利益予想は1.1億円(前期比2.3倍)、年間配当予想は7円(前期は7円)と発表した。

 自社工場建築に伴うオリジナル商品の拡販を図るとともに、北海道・東北地区および関東地区3拠点を中心とした販売エリアの拡大、人材確保・育成に努める。

 20.12期通期の営業利益は0.5億円(前の期比37.6%減)だった。関東地区を中心に消費マインドの低下がみられるなか、出店費用および雇用増大による販管費増加が響いた。

★14:07  森永乳業-後場プラス転換 3Q累計営業益7%増 乳製品の家庭需要が堅調
 森永乳業<2264.T>が後場プラス転換。同社は10日14時、21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は245億円(前年同期比6.9%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は94.1%。

 コロナ禍で外食産業、ホテルなど業務用乳製品の大幅な需要減少があったものの、健康に貢献する機能性素材やヨーグルト、アイスクリーム、チーズをはじめとする家庭内需要は堅調だったことが寄与した。

★14:11  日本農薬-後場上げ幅拡大 通期営業益を上方修正 国内外で農薬販売が堅調
 日本農薬<4997.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日14時、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の37.0億円から50.0億円に引き上げると発表した。
 
 海外農薬販売では、欧州でばれいしょ枯凋剤ピラフルフェンエチルの販売が好調。国内農薬販売は、水稲用殺菌剤チアジニルの販売が増加する見込みであることから、前回予想を上回る見通し。

 21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は19.4億円だった。なお、20.3期は決算期変更により6カ月決算となったことから、対前年同四半期増減率については記載していない。

★14:15  グローブライド-後場上げ幅拡大 通期営業益予想を上方修正 3Q累計は2.3倍
 グローブライド<7990.T>が後場上げ幅拡大。同社は10日14時、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の48.0億円から68.0億円(前期比88.2%増)に、期末配当予想を35円から40円(前期末は35円)に引き上げると発表した。

 3密を避ける健全なスポーツ・レジャーとして再認識されたことで、釣り具需要が急速に回復したことが寄与する。

 21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は71.1億円(前年同期比2.3倍)だった。

 なお、同じく釣り具を扱うシマノ<7309.T>が好決算を発表したこともあり、同社株は決算期待で前場から大幅高となっていた。

★14:19  ソフトバンクG-8日続伸 遺伝子解析の米パシフィックに940億円出資へと伝わる
 ソフトバンクグループ<9984.T>が8日続伸。ウォールストリートジャーナルは10日、同社が遺伝子解析技術の開発や製造などを手掛ける米パシフィック・バイオサイエンシズ・オブ・カリフォルニアに9億ドル(約940億円)を出資する計画だと報じた。

 記事によれば、パシフィックは、病気の研究や治療法の開発に使われる次世代のDNAシーケンシング(解析)システムを製造。同社とパシフィックは同日にも、転換社債を利用した出資を発表する予定のようだ。同社は既にパシフィック株を約6%保有しており、追加出資で大きな影響力を持つと同時にパシフィックが持つ技術の商業化を加速させることが狙いとしている。


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