前場コメント No.8 NexTone、APHD、コプロHD、スシロー、Vコマース、村上開明

2021/02/12(金) 11:33
★9:22  NexTone-ストップ高買い気配 通期営業益を上方修正 3Q累計は59%増
 NexTone<7094.T>がストップ高買い気配。同社は10日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の3.8億円から5.0億円(前期比63.6%増)に引き上げると発表した。

 著作権等管理事業において、ストリーミング音楽配信市場の拡大と動画配信サービス市場の伸長、大型タイトルのリリースの影響に加えて、管理楽曲数・取扱原盤数が順調に増加したことにより、著作権使用料の徴収およびデジタルコンテンツディストリビューション業務の原盤使用料が好調に推移したことなどから、前回予想を上回る見通し。

 21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は4.0億円(前年同期比58.6%増)だった。

★9:23  APHD-買い気配 オイシックスと資本業務提携 第三者割当増資で24億円を調達
 エー・ピーホールディングス<3175.T>が買い気配。同社は10日、オイシックス・ラ・大地<3182.T>との間で資本業務提携を行うと発表した。併せて、同社代表取締役米山久氏ならびにオイシックス・ラ・大地らを割当先とする第三者割当により、普通株および優先株を発行することも発表した。

 普通株式の払込期間は2月26日。発行株数は290万4100株(米山久氏に234万2000株、オイシックスに56万2100株を割当)。発行価額は1株当たり427円。

 A種優先株の払込期日は3月29日。発行総数は1000株でRKDエンカレッジファンドに割当。発行価額は1株当たり100万円。B種優先株の払込期日は3月29日。発行総数は300株でSB・Aファンドに割当。発行価額は1株当たり100万円。

 差引手取概算額で24億3000万を調達し、借入金の返済などに充当する。なお、株価は資本提携を好感した買いが優勢となっている。

★9:23  コプロHD-売り気配 通期営業益を下方修正 一転減益見込む
 コプロ・ホールディングス<7059.T>が売り気配。同社は10日に、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の17.9億円から13.7億円(前期比14.2%減)に引き下げると発表した。

 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているなか、労働者派遣法改正に伴う「同一労働同一賃金」制度導入による売上原価上昇に対応するチャージアップ(派遣技術社員1人当たりの売り上げ単価の向上)の交渉に遅れが生じたことなどにより、2020年10月28日の公表値に対して6億1300万円の売り上げ減を見込んでいる。また、売上原価率の改善ペースが想定を下回って推移していることも響く。

 併せて発表した、21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は9.6億円(前年同期比15.6%減)だった。

★9:23  コプロHD-売り気配 1株を2株に分割 基準日は3月31日
 コプロ・ホールディングス<7059.T>が売り気配。同社は10日に、株式分割を行うと発表した。投資家層の拡大と同社株式の流動性の向上を図ることを目的としている。3月31日を基準日として、普通株式を1株につき2株の割合で分割する。

★9:25  スシローGHD-SMBC日興が目標株価引き上げ 1Qの原価率改善は一時的、今後はDXにも注目
スシローグローバルホールディングス<3563.T>が小幅安。SMBC日興証券では、1Qの原価率改善は一時的、今後はDXにも注目。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3600円から4500円に引き上げた。

 1Qは無駄な作業の見直しに加えて、セルフレジ、持ち帰り専用ロッカー、自動案内機の設置などにより売上高人件費率の低下も進んでいると指摘。また、画像認識AIによる自動会計の実用化に目途が立ったという。19年より実証実験を行っており認識精度向上により複数店舗で運用を開始する予定。同システムの運用が実現すれば食後の皿のカウントが不要になるため、ホールの人員を少なくとも1名/店は削減が可能になると予想。DXによるさらなる生産性の改善の可能性を織り込んだ。

★9:26  バリューコマース-三菱UFJMSが目標株価引き上げ EC需要を背景に安定した営業増益を予想
 バリューコマース<2491.T>が大幅反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、増加するEC需要を背景に、安定した営業増益を予想。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は4200円から4400円に引き上げた。

 増加するEC需要を背景とし、グループ全体で中長期での安定した営業増益を予想、ヒストリカル・バリュエーション倍率を適用した目標株価の直近終値に対する上値余地は大きいと考えている。また、アプリにおけるアフィリエイトの成果の計測にはIDFAを使っていない模様。よって、アップル社によるIDFAへの規制(=2021年春からIDFAの取得には利用者の許可が必要になる)の影響はないと考えている。


★9:32  村上開明堂-一時ストップ高 空中浮遊映像技術を用いた非接触インターフェースの開発を引き続き材料視か
 村上開明堂<7292.T>が一時ストップ高。同社は9日、次世代の「空中浮遊映像」光学技術を使用した非接触インターフェース・システム「Floating Pictogram Technology(フローティング・ピクトグラム・テクノロジー)」の基礎開発を完了し、2月から当該技術を搭載した装置サンプルの外部提供を開始したと発表した。

 同発表を受け、株価は10日も上昇していたが、きょうも引き続き材料視されているようだ。


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