前場コメント No.9 住友不、中外薬、DMP、ツルハHD、エーザイ

2021/03/02(火) 11:34
★11:07  住友不動産-三菱UFJMSが目標株価引き上げ オフィスの内部成長鈍化を注視
 住友不動産<8830.T>が小幅安。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、オフィスの内部成長鈍化を注視。レーティングは「Neutral」継続、目標株価は3700円から4100円に引き上げた。

 収益性の高い地上げを通じた不動産開発による、利益とNAVの着実な成長を期待するも、新型コロナウィルス影響により、21/3期は総合不動産中で最も軽微とは言え前期比営業減益を予想することを主因に、20/3期~22/3期の現中計は計画未達を予想している。21/3期3Q決算を受け、営業利益予想を 21/3期2200億円(従来2140億円、会社計画2130億円)、22/3期2305億円(従来2300億円)に上方修正している。

★11:09  中外製薬-三菱UFJMSが新規に「Neutral」 ヘムライブラとエンスプリングの動向に注目
 中外製薬<4519.T>が軟調。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、ヘムライブラとエンスプリングの動向に注目。レーティングは新規に「Neutral」とし、目標株価は4100円に設定した。

 アバスチンやハーセプチン等の製品がバイオシミラーの影響もあり売上減少するも、テセントリク等の貢献で国内がん領域トップシェアのポジショニングは、維持できるとみている。グローバルパートナーRoche社によるヘムライブラやアクテムラ、エンスプリングなど中外オリジンの製品売上も伸長するとみている一方、株価にこれらグローバル品の期待値は十分織り込んでいるとコメントしている。

★11:11  DMP-急騰 産業用ドローン向けAI認識モデルを開発
 ディジタルメディアプロフェッショナル<3652.T>が急騰。同社は2日11時、産業用ドローン向けに単眼カメラによる距離推定と物体検出のAI認識モデルを開発したと発表した。

 開発したAI認識モデルは各種点検、観測業務、航空測量、放送業務、肥料・農薬散布といった産業用途のドローンが障害物にぶつからないようにする目的で使用。単眼カメラによる距離推定を行っており、物理的にカメラ1台で済むため省スペース化やコスト低減が期待でき、事前のカメラキャリブレーションも一切不要としている。

★11:16  ツルハHD-反落 2月度既存店売上高5%減 同客数は13%減
 ツルハホールディングス<3391.T>が反落。同社は1日、2月の月次営業情報速報を発表した。既存店売上高は前年同月比4.6%減、全店では2.5%減となった。既存店客数は同12.8%減、既存店客単価は9.3%上昇した。

★11:20  エーザイ-底堅い 新規不眠症治療薬「DAYVIGO」が香港において新薬承認取得
 エーザイ<4523.T>が底堅い。同社は2日11時01分に、香港の医薬品販売子会社であるEisai(Hong Kong)が、自社創製のオレキシン受容体拮抗薬「Dayvigo」について、「入眠困難、睡眠維持困難のいずれかまたはその両方を伴う成人の不眠症」の適応で新薬承認を取得したと発表した。

 「Dayvigo」は、脳内で覚醒に関与するオレキシン受容体の2種のサブタイプ(オレキシン1および2受容体)に対し、オレキシンと競合的に結合する拮抗剤という。
 本剤については、米国において2020年6月に入眠困難、睡眠維持困難のいずれかまたはその両方を伴う成人の不眠症の適応で、日本では同年7月に不眠症の適応でそれぞれ新発売した。また、カナダで承認を取得するとともに、オーストラリアのほか、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイにおいて申請中であり、引き続きアジア地域における申請国を拡大していく予定としている。


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