前場コメント No.7 第一三共、ソーダニッカ、セラク、アートスパーク、森永乳、船総研

2021/05/10(月) 11:37
★9:33  第一三共-シティが目標株価引き上げ DC創薬での成長続く
 第一三共<4568.T>が反発。シティグループ証券では、DC創薬での成長続くと指摘。投資判断を「買い」で継続、目標株価は4400円→4800円へ引き上げた。

 本決算を受けて業績見直し。2025年3月期までの予想は主にR&D費の増加を反映して下方修正する一方、新年度予想を加えた効果により、ターゲットプライスを修正した。既に発売が始まっているEnhertuの売上拡大に加え、DS1062(ピーク時年商4500億円)、U31402(同1300億円)が業績を牽引すると予想。医薬品セクターのトップピックを継続している。

★9:33  ソーダニッカ-急騰 初の自社株買いを実施する方針と報じられる
 ソーダニッカ<8158.T>が急騰。10日付の日本経済新聞朝刊は、同社が初の自社株買いを月内に実施する方針だと報じた。

 記事によれば、自社株買いは発行済み株式の約6%にあたる150万株が上限で、買い入れ期間は5月11日から9月末までだという。来年4月の東京証券取引所による市場の再編を控え、取引先と持ち合い株の解消を進めながら自社株買いで株式需給悪化を防ぐとしている。

 なお、上記報道について同社は10日9時10分、「当社が発表したものではございません。本日午後の取締役会にて、本件に関する議論を行う予定です」とコメントした。

★9:33  セラク-東海東京が目標株価引き上げ 22/8期はコロナ禍により採用費用抑制傾向が続く
 セラク<6199.T>が反落。東海東京調査センターでは、22/8期はコロナ禍により採用費用抑制傾向が続くと予想。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価は2980円に引き上げた。

 足元依然として新型肺炎が収束していないと指摘。従来会社側が計画していた22/8期のIT技術者の採用に影響が出る可能性が高まったとみている。東海東京では22/8期についてIT技術者の本格採用再開が遅れると見方を変更。これにより従来に比べ売上高の予想を引き下げる一方で、教育費、採用費などの費用が抑制されることに加え採算性の高いDXシフトは順調に進むとみていることから営業利益(率)は前回予想から上方修正している。


★9:35  アートスパーク-大幅高 1Q最終益2.9倍 「CLIP STUDIO PAINT」が好調
 アートスパークホールディングス<3663.T>が大幅高。同社は7日、21.12期1Q(1-3月)の連結営業利益が4.2億円(前年同期比2.9倍)だったと発表した。

 クリエイターサポート事業において、子会社のセルシスが2020年末に実施した、イラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」のインターネット上での全世界に向けたプロモーション効果により、大幅なセグメント増益となったことが寄与した。

★9:38  森永乳業-野村が新規に「Buy」 長年の研究が実を結ぶ
 森永乳業<2264.T>が堅調。野村証券では、長年の研究が実を結ぶとコメント。投資評価は新規に「Buy」とし、目標株価は7000円に設定した。

 評価ポイントは、1)20.3期に大型投資を終え、工場閉鎖による固定費削減、2)国内で機能性ヨーグルトの拡販によるプロダクトミックス(PM)の改善、3)ラクトフェリン及び菌体の売上拡大による海外成長、であるという。現状の株価に割安感があると見ている。株価は20年3月から上昇しているものの、機能性ヨーグルトの拡大余地、中国での菌体の承認など今後のカタリストは豊富であるとみている。

★9:39  船井総研-急騰 1Q営業益16%増 月次支援コンサルティングなど順調
 船井総研ホールディングス<9757.T>が急騰。同社は7日21.12期1Q(1-3月)の連結営業利益は17.0億円(前年同期比15.6%増)だったと発表した。月次支援のコンサルティングやWEB広告運用代行業務などが順調だった。旅費交通費や会場代などが大幅に減少したことも寄与した。


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