〔Market Flash〕世界貿易量の拡大は欧州株への強い追い風に~東海東京

2021/06/22(火) 13:55
【13:55】世界貿易量の拡大は欧州株への強い追い風に~東海東京  東海東京調査センターでは欧州株に関するリポートの中で、世界のモノの貿易が急速に回復していることを指摘している。コロナ禍によって大きく落ち込んだ後の「挽回需要」が全体を押し上げており、特に米国と中国がけん引役となっている。モノを運ぶ船の不足は運賃上昇を通じて海運企業に好業績をもたらしており、東京市場でも海運株の急伸につながっている。輸出企業が主力の欧州株市場においても、こうした環境が強い追い風になっているとのこと。東海東京では、欧州株市場と世界貿易量の間にはかなり高い連動性があることが読み取れると指摘しており、世界経済正常化の流れの中、欧州株の上昇基調が継続する可能性は高いと考えている。 【13:25】自動車グローバル全需予想を見直し~SMBC日興  SMBC日興証券では自動車セクターに関して、グローバル全需予想を見直している。足元では半導体不足の影響により、新車の供給不足・在庫水準の低下が販売に影響を及ぼし始めていると指摘。販売環境には良い側面もあるが、販売台数が従前よりも下振れることは避けられないと判断している。この影響を織り込んで、2021年のグローバル全需は従来前年比17.2%増→今回14.3%増へ、一方、後ろ倒しになった需要が顕在化するとみて、2022年を3.1%増→4.9%増へ修正している。また、回復が出遅れた新興国の中で、どこが回復するかしないかが販売市場でのテーマとコメント。インドとタイは相対的に優位とみており、スズキ<7269.T>といすゞ<7202.T>の投資評価を引き上げている。 【10:20】需給面ではいずれの局面でもTOPIX優位となりやすい~みずほ  みずほ証券のテクニカルリポートでは、需給面では、上昇、下落いずれの局面でも日経平均よりもTOPIXが優位になりやすいと指摘している。累積売買代金でみるとTOPIXは2000p超は少なくなっている一方、日経平均は29500円超がまだ多く、日経平均の方が戻り売り圧力が強いとみている。海外投資家の先物売買ではTOPIX先物の売り越しが目立っているが、このことは、TOPIX先物には買い戻し余地があり、日経平均先物には買い戻し余地が少ないことを表していると捉えている。これらの点からみずほでは、NT倍率は乱高下しながら低下すると考えている。 【9:35】汎用ハイエンド電子部品は「慢性的需給ひっ迫期」に突入~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、電子部品セクターについてリポートしている。決算シーズンを経てセクター全体の株価は下落したが、春先の受注急拡大に伴い、秋口以降の反動に伴う需要減に対する懸念が広がったことが背景にあると、三菱UFJMSでは判断している。また、主要企業における下期の会社計画が上期比減収減益を見込むケースが多発したことも、この見方に拍車をかけたとみている。今後はこうした見方が修正され、株価は上昇に転じると想定。現在の高すぎる受注水準が低下し定常状態に戻った後は、汎用ハイエンド電子部品業界が「慢性的需給ひっ迫期」に突入しているとの認識が深まると考えている。個別では、ローム<6963.T>、太陽誘電<6976.T>、新光電工<6967.T>をトップピック銘柄に挙げている。 【8:45】寄り前気配はADEKA、小野薬、商船三井、ヤマハが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ADEKA<4401>+20.86%、小野薬<4528>+20.58%、商船三井<9104>+14.55%、ヤマハ<7951>+11.31%、郵船<9101>+10.51%、ネクソン<3659>+9.98%、川崎船<9107>+9.87%、山九<9065>+9.68%、住友重<6302>+9.65%、日立建<6305>+9.38%などが高い気配値。  一方、メディパル<7459>-3.80%、リコー<7752>-2.75%、コスモス薬<3349>-1.79%、北越紀州<3865>-1.58%、中部電<9502>-1.18%、空港ビル<9706>-1.14%、マツモトキヨ<3088>-1.01%、ネットワン<7518>-1.00%、HOYA<7741>-0.94%、ヤクルト<2267>-0.93%などが安い気配値となっている。
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