後場コメント No.5 日本電解、BML、山善、東京綱、浜井産、小田原、第一生命

2021/08/11(水) 15:01
★14:22  日本電解-後場急落 1Q営業益3億円 通期進ちょくは24%
 日本電解<5759.T>が後場急落。同社は11日14時、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が3.1億円(前年同期比98.1%増)だったと発表した。通期の会社計画13.0億円に対する進ちょくは23.8%。

 自動車のxEV化への流れを受け、車載電池用銅箔の需要が堅調に推移した。回路基板用銅箔の需要については、自動車用回路基板需要の拡大などを受け、ほぼ順調に推移したことが寄与した。

 株価は好業績に期待した先回り買いが入っていたことから、材料出尽くしによる売りが優勢となっている。

★14:24  BML-続伸 通期営業益予想を上方修正 一転増益へ 1Qは黒字転換
 ビー・エム・エル<4694.T>が続伸。同社は11日14時、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の192億円から320億円(前期比60.5%増)に上方修正すると発表した。従来予想の3.7%減から一転して増益を見込む。市場コンセンサスは231億円。

 1Q(4-6月)は新型コロナウイルス関連検査の需要が想定を上回って推移した。今後は緩やかに減少する予想ではあるものの、一定数の需要継続を見込むとしている。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は141億円の黒字(前年同期は11億円の赤字)だった。

★14:25  山善-後場上げ幅拡大 通期営業益予想を上方修正 生産財関連事業が回復傾向
 山善<8051.T>が後場上げ幅拡大。同社は11日14時、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の115.0億円から130.0億円に上方修正すると発表した。今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用しており、増減率の前年比較はできない。

 上期(4-9月)において、生産財関連事業が国内外を問わず総じてコロナ禍からの回復傾向にあり、消費財関連事業においても引き続き好調に推移する見込みであることが寄与する。

 22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は34.8億円(前年同期は18.0億円)だった。

★14:28  東京製綱-後場上げ幅縮小 1Q営業黒字6700万円 前年同期は5.6億円の赤字
 東京製綱<5981.T>が後場上げ幅縮小。同社は11日、22.3期1Q(4-6月)の連結営業損益が6700万円の黒字(前年同期は5.6億円の赤字)だったと発表した。

 鋼索鋼線関連において、エレベータロープや機械関連などが堅調だった。スチールコード関連では、自動車関連が回復したことから、セグメント損失が減少したことが寄与した。なお、株価は決算発表前に前日比10%超上昇する場面があったが、発表後は利益確定売りから上げ幅を縮めている。

★14:30  浜井産業-後場急落 1Q営業益7%減 販管費の増加が響く
 浜井産業<6131.T>が後場急落。同社は11日14時、22.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は1.6億円(前年同期比6.9%減)だったと発表した。上期計画に対する進ちょく率は70.9%。光学関連部品加工用や中国向け各種減速機の歯車加工用などが堅調に推移したものの、販管費の増加が響いた。

★14:36  小田原エンジニアリング-後場上げ幅縮小 上期営業益5.3倍も織り込み済み
 小田原エンジニアリング<6149.T>が後場上げ幅縮小。同社は11日14時、21.12期上期(1-6月)の連結営業利益が3.3億円(前年同期比5.3倍)だったと発表した。

 巻線機事業が好調だった。送風機・住設関連事業がセグメント黒字に転換したことも寄与した。なお、株価は足もと上昇しており、利益確定売りから上げ幅を縮めている。

★14:45  第一生命HD-大幅高 1Q最終益3.4倍 金融派生商品損益が改善
 第一生命ホールディングス<8750.T>が大幅高。同社は11日14時30分、22.3期1Q(4-6月)の連結純利益が1384億円(前年同期比3.4倍)だったと発表した。市場コンセンサスは537億円。

 国内の新契約年換算保険料は、新型コロナ感染拡大を踏まえて前年同期に営業自粛を行ったことからの反動で、大幅に増加した。また、前年同期における金融市場の急激な変動などに伴う損失が改善したことが寄与した。


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