前場コメント No.1 コロワイド、ニトリHD、ダイキン、ミナトHD、トヨタ、デンソー

2021/08/25(水) 11:34
★9:00  コロワイド-売り気配 公募・売り出しを実施 設備投資や借入金の返済に充当
 コロワイド<7616.T>が売り気配。同社は24日、1000万株の公募、蔵人賢樹氏およびサンクロードを売り出し人とする60万株の売り出し、上限159万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。

 発行条件は9月1日~9月7日のいずれかの日に決める。手取り概算額上限は218億4860万2700円。発行済み普通株式数の増加率は15.39%。連結子会社であるレインズインターナショナル(国内外の子会社 22社含む)におけるアフターコロナ・ウイズコロナの環境に合わせた店舗戦略および海外での事業拡大のための新規出店に係る設備投資や、短期借入金の返済に充当する予定。

★9:01  ニトリHD-続落 8月度の既存店売上高19%減 在宅需要の反動減響く
 ニトリホールディングス<9843.T>が続落。同社は24日、8月度の既存店売上高は前年同月比18.5%減、全店売上高は同16.6%減だったと発表した。既存店の客数は同19.9%減、客単価は同1.6%上昇となった。前年8月は在宅勤務需要の継続によって売り上げが好調だったこともあり、その反動が響いた。

★9:01  ダイキン工業-3日続伸 銅使用量を半減 脱炭素で高騰 アルミで代替=日経
 ダイキン工業<6367.T>が3日続伸。25日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2024年度までに、主力のエアコンに使う銅の量を世界で現在の年9万トンから半減させると報じた。

 記事によれば、新型コロナウイルス禍からの経済回復期待や自動車の電動化など脱炭素の動きを背景に、銅の国際価格は1年で4~5割上昇。収益圧迫リスクの高まりを受けて他社に先行してアルミニウムに切り替えるようだ。価格高騰を契機に代替素材を探る技術開発競争が活発になるとしている。

★9:02  ミナトHD-買い気配 15万株・1億円を上限に自社株買い 割合は1.93%
 ミナトホールディングス<6862.T>が買い気配。同社は24日、15万株・1億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は8月24日~12月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.93%となる。

★9:04  トヨタ-3日続伸 下期に部品用鋼材を値上げ 1トンあたり2万円 資源高で=日経
 トヨタ自動車<7203.T>が3日続伸。25日付の日本経済新聞朝刊は、同社が部品会社に卸す鋼材の2021年度下期(21年10月~22年3月)の価格を、21年度上期(21年4~9月)と比べ1トンあたり2万円程度引き上げると報じた。

 記事によれば、値上げは2年ぶりで、値上げ幅としては10年度以降で最大になるという。支給価格の前提となる同社と日本製鉄<5401.T>の価格交渉も引き上げで決着したようだ。近く部品会社に通知するとしている。

 同社も安定的に鋼材を調達するには一定程度の値上げを受け入れざるを得ないと判断したもよう。鋼材を同社から購入せず市場から調達する部品メーカーも高騰する市場価格などに苦しむなか、供給網全体への影響も踏まえ今回の大幅値上げに至ったとしている。

 なお、トヨタの株価へのマーケットの反応は限定的となっているが、鋼材の値上げが好感され、日本製鉄は買い気配となっている。

★9:05  デンソー-3日続伸 数千億円規模のM&Aに意欲 株主還元も拡大へと報じられる
 デンソー<6902.T>が3日続伸。ブルームバーグは25日6時、同社が積極的な企業の合併・買収(M&A)に乗り出すほか、資本効率を高めるため、政策保有株の売却や株主還元の拡大にも取り組む意向だと報じた。

 同社の松井靖最高財務責任者(CFO)がインタビューで、「ちゃんとレバレッジを効かせて資本効率を上げるようなことをしたいので、そのためには良質なM&Aで大規模なものが必要」との考えを示したという。

 同氏は、数千億円規模のM&Aも「チャンスがあればやりたい」とした半面、問題は「ふさわしい投資先があるかどうか。自動車では自分が先頭を走っているつもりでいるから、なかなかない」と述べたとしている。


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