前場コメント No.6 日東精、帝人、神戸物産、OTS、NSD、JAL

2021/09/09(木) 11:33
★9:55  日東精工-東海東京が目標株価を引き上げ ファスナー事業に加え、産機事業も回復へ
日東精工<5957.T>が反落。東海東京調査センターでは、ファスナー事業に加え、産機事業も回復を予想。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は680円から780円に引き上げた。

 東海東京では、22/12期および23/12期業績増収増益が続くと予想。ファスナー事業は自動車向けに加え、ゲーム機やパソコンなど電機・電子部品向け特殊ねじの堅調な推移を見込んでいる。産機事業は自動車の生産台数増加やEV化の進展などにより設備投資は増加傾向であることから、ねじ締機の受注が増加すると見込んでいる。

★9:55  帝人-続伸 機能性食品素材を年10%成長へ 将来の収益源に育成と報じられる
 帝人<3401.T>が続伸。9日付の化学工業日報は、同社が機能性食品素材の販売や用途開発を加速し、食物繊維や人体に良い影響をもたらす腸内細菌のラインアップを順次拡充すると報じた。

 記事によれば、ご飯やパンなどの主食のほか、乳製品や飲料、菓子類といった加工食品で取引拡大をめざすという。将来の収益源と位置づける機能性食品素材事業で年率10%以上の売上高成長を継続し、ヘルスケア領域で医薬品や在宅医療機器に続く柱に育てるとしている。

★10:01  神戸物産-3日続伸 業務スーパーのDX後れ挽回 AIで品切れ検知=日経
 神戸物産<3038.T>が3日続伸。日本経済新聞電子版は9日5時、神戸物産が8月、大阪市内に直営の業務スーパー実験店舗を開いたと報じた。

 記事によれば、ソフトバンク<9434.T>のシステムを活用し、人工知能(AI)カメラによる品切れの自動検知などを行うという。店舗数の大半を占める全国のフランチャイズチェーン(FC)加盟店に導入を促し、販管費削減や売り上げ拡大に生かすとしている。

★10:12  オンコセラピー-小動き 国立成育医療研究センターと共同研究契約を締結
 オンコセラピー・サイエンス<4564.T>が小動き。同社は9日8時30分、連結子会社であるCancer Precision Medicine(CPM社)が、、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)と、小児がんサバイバーにおけるクローン性造血の評価に係る共同研究契約を締結したと発表した。

 共同研究は、小児がんサバイバーを対象に、523遺伝子の包括的ゲノムプロファイリングを行うTruSight Oncology 500(TSO500)ctDNAパネルによるリキッドバイオプシーの手法を用いて、血液中に存在する遺伝子変異を解析することにより、小児がんサバイバーにおけるクローン性造血をモニタリングし、健康状態の評価として利用することを検討する目的で行うものだとしている。

★10:13  NSD-底堅い 8月度の売上高8%増
 NSD<9759.T>が底堅い。同社は8日、8月度の売上高は58億0300万円(前年同月比8.2%増)だったと発表した。4月~8月累計の売上高は283億8300万円(前年同期比5.0%増)となった。

★10:29  JAL-もみ合い 3000億円規模調達へ 劣後ローンなど=日経
 日本航空<9201.T>がもみ合い。日本経済新聞電子版は9日10時21分、同社が劣後ローンなどで3000億円規模の資金調達を実施する方向で検討に入ったと報じた。

 記事によれば、新型コロナウイルス禍の長期化で航空需要が想定以上に低迷しており、当面の運転資金を予防的に確保して財務基盤を強化するもよう。国内ではワクチン接種が進む一方、需要回復が遅れている航空業界の苦境は続いている。同社は2020年に公募増資で約1800億円を調達したばかりだが、再度の大型資金調達に踏み切るとしている。


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