後場コメント No.1 メディアシーク、昭電工、モルフォ、ミツコシイセタン、ニチアス、ザッパラス

2021/09/13(月) 15:04
★12:32  メディアシーク-急落 今期最終益92%減見込む 前期は13.6倍
 メディアシーク<4824.T>が急落。同社は10日、22.7期通期の連結純利益予想は0.4億円(前期比92.4%減)、年間配当予想は1円(前期は1円)と発表した。

 デリバリーコンサルティング<9240.T>の株式公開に伴うキャピタルゲインを活用し、将来的に高い成長性が見込まれる事業領域をターゲットとして、新規事業の創出と事業規模拡大のための投資を加速するとしている。

 21.7期通期の連結純利益は4.8億円(前の期比13.6倍)だった。コンシューマー事業が伸びたほか、出資先であるデリバリーコンサルティングの上場に伴う株式の売却益を計上したことなどが寄与した。

★12:40  昭和電工-反発 パワー半導体向け材料についてロームと長期供給契約を締結
 昭和電工<4004.T>が反発。同社は13日、ローム<6963.T>との間で、パワー半導体向けSiCエピタキシャルウェハーに関する、複数年にわたる長期供給契約を締結したと発表した。

 先進的な開発を進めるローム社と、SiCエピウェハーの特性均一性、低欠陥密度などの向上に向けた技術的な協力関係をさらに強化するとしている。

★12:42  モルフォ-急騰 通期営業損益を下方修正 3Q累計は6.7億円の赤字
 モルフォ<3653.T>が急騰。同社は10日、21.10期通期の連結営業損益予想を従来の1.5億円の赤字から8.7億円の赤字(前期は1.4億円の赤字)に引き下げると発表した。

 主な収益源であるロイヤリティ収入について、特定取引先において半導体不足の影響により同社製品が搭載される端末モデルの販売数量が減少したことや、取引先のモバイル事業撤退に伴い、収受するロイヤリティが当初想定を下回る見込みから、前回予想を引き下げた。

 21.10期3Q累計(11-7月)の連結営業損益は6.7億円の赤字だった。なお、株価は同日発表した自社株買いを好感した買いが優勢となっている。

★12:42  モルフォ-急騰 30万株・3億6000万円を上限に自社株買い 割合は5.5%
 モルフォ<3653.T>が急騰。同社は10日、30万株・3億6000万円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は9月17日~2022年3月16日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は5.5%となる。

★12:44  三越伊勢丹-大和が投資判断引き上げ 経営に変化、収益性と資本効率改善の転換点
 三越伊勢丹HD<3099.T>が反発。大和証券では、経営に変化、収益性と資本効率改善の転換点と指摘。投資判断は「3(中立)」→「2(アウトパフォーム )」に引き上げ、目標株価は850円→900円に引き上げた。

 業績はコロナ前から不振が続いていると指摘。売上高重視、縦割り型の経営スタンス、投資基準の甘さが根底にあると考えている。これらが社長交代(4月)で大きく変わる可能性があることに注目。新任の細谷社長は部門長や現場との対話を重視し、ボトムアップも取り込んだ改革を進めているという。大和予想は小幅修正。21年度は2Qのコロナ影響拡大で小幅減額するも、22~23年度は経営改革の成果を主因に営業利益以下を小幅増額した。コロナ影響は予断を許さないとしながらも、ワクチン接種の進展などにより、21年度下期から縮小に向かうとみている。

★12:44  ニチアス-東海東京が投資評価を引き上げ 業績予想を引き上げで
 ニチアス<5393.T>が続伸。東海東京調査センターでは、業績予想を引き上げ。レーティングは「Neutral」→「Outperform」に引き上げ、目標株価は2900円から3500円に引き上げた。

 東海東京では、22/3期通期業績を売上高2115億円(前年比7.7%増)、営業利益263億円(同 34.1%増)と予想。高機能製品事業は半導体製造装置向けの販売増加が貢献するとみている。自動車部品事業は 21/3期はコロナ禍で自動車生産台数が減少したことにより、売上高、営業利益は減少したものの、22/3期は自動車生産台数の増加で増収増益を見込む。半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大から自動車生産の減産が懸念されるも、今後の挽回生産を考慮し、通期では影響は限定的と判断している。


★12:46  ザッパラス-急落 1Q営業益2.6倍 好進ちょくも通期据え置きで失望
 ザッパラス<3770.T>が急落。同社は10日、22.4期1Q(5-7月)の連結営業利益は1.2億円(前年同期比2.6倍)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は46.8%。メディア露出の高い監修者のコンテンツを中心に占いサービスの売り上げが拡大したことが寄与した。

 なお、好進ちょくだったものの、通期予想を据え置いたこともあり、株価は失望売りに押されている。


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