前場コメント No.5 杉村倉、ウイングアーク、太洋物、やまみ、イーレックス、小林製薬

2021/09/17(金) 11:31
★9:17  杉村倉庫-急騰 大阪IRの事業者決定との報道を材料視
 杉村倉庫<9307.T>が急騰。大阪IRの事業者が決定したと報じられたことが材料視されている。

 17日付の日本経済新聞朝刊によれば、大阪府と大阪市が誘致を目指すカジノを含んだ統合型リゾート(IR)の事業者に、米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックス<8591.T>の共同グループが決定したことが16日に明らかになったという。府・市は同グループとともに2022年4月までに整備計画をまとめ、国に提出する予定だとしている。
 
 この報道を受け、IR関連銘柄に買いが集まっている。大阪唯一の商業埠頭である桜島埠頭<9353.T>も高い。

★9:26  ウイングアーク1st-大幅高貸借銘柄に選定 17日売買分から実施
 ウイングアーク1st<4432.T>が大幅高。同社は16日、同社株が新たに貸借銘柄に選定されたと発表した。17日売買分から実施される。株価は流動性の向上に期待した買いが優勢となっている。

★9:28  太洋物産-ストップ高買い気配 中国がTPP加盟の正式申請を発表
 太洋物産<9941.T>がストップ高買い気配。中国が16日に、環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請したと発表したことが材料視されている。この発表を受け、農畜産物を主力とする貿易商社の同社に買いが殺到している。

★9:41  やまみ-東海東京がレーティング引き上げ 富士山麓工場のさらなる稼働と生産性向上を期待
 やまみ<2820.T>が大幅続伸。東海東京調査センターでは、富士山麓工場のさらなる稼働と生産性向上を期待。レーティングは「Neutral」→「Outperform」に引き上げ、目標株価は2200円→2360円に引き上げた。

 東海東京では、22/6期売上高13165百万円、営業利益1001百万円として、概ね会社計画と同水準の過去最高値更新を見込む。(1)コロナ感染症拡大の中で家庭での食事機会の継続、(2)消費者から関心が高い健康食品の中での豆腐食品の需要の高まり、(3)前年に比較して大きな設備投資がなく減価償却費負担が前年比緩和されること、(4)工場稼働による生産性向上などを想定している。

★9:43  イーレックス-3日ぶり大幅反発 国内初の水素専焼発電所を運転開始 22年3月から
 イーレックス<9517.T>が3日ぶり大幅反発。同社は16日、2022年3月下旬から国内初となる水素専焼発電所(山梨県富士吉田市)の運転を始めると発表した。

 水素発電は発電段階でCO2を排出しないため、脱炭素に寄与する電源として注目されているという。今後、水素の大量・安価・安定的な供給の課題、水素発電の課題、水素由来の電気の販売についての課題を抽出し、大型水素発電への展開を計画している。

 17日付の日本経済新聞朝刊によれば、一般家庭約100世帯分の電力に相当する出力360キロワットの発電所を建設する予定で、他地域への展開も視野に入れるとした。

★9:55  小林製薬-三菱UFJMSがレーティング引き上げ 堅実な業績、株価の調整は進んだ
 小林製薬<4967.T>が続伸。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、堅実な業績、株価の調整は進んだと指摘。レーティングは「Underweight」→「Neutral」に引き上げ、目標株価は9000円→9080円に引き上げた。

 21/12期の営業利益予想は従来比5億円増の260億円(会社計画並み)と若干上方修正。売上高はコロナ禍の悪影響が大きい東南アジア事業の動向を加味し、国際事業の売上・営業利益予想を下方修正も、国内事業は広告費の抑制により営業利益が捻出されると考えている。22/12期以降は国際事業は従来予想より増収率を若干上方修正しているが、全体の増収増益率は従来と大きな変化はみていないと指摘。株価バリュエーションの基準も従来通りとして再計算しているという。


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