後場コメント No.4 ハリマ化成G、三菱重、三菱ロジ、ジェイテクト、琉球銀、西松建

2021/10/29(金) 15:02
★13:30  ハリマ化成-後場上げ幅拡大 通期営業益を上方修正 上期営業益は5.5倍
 ハリマ化成グループ<4410.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日13時、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の31億円から35億円(前期比2.2倍)に引き上げると発表した。業績予想の上方修正の要因として、欧米でのローター事業の粘接着剤用樹脂の需要回復、中国での製紙用薬品事業の売上高が比較的堅調に推移すると見込まれることを挙げている。

 22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は19.5億円(前年同期比5.5倍)だった。海外事業は、欧米での粘接着剤用樹脂の売上高が増加し、中国の製紙用薬品事業が堅調に推移した。国内事業は、需要回復により販売数量が増加したとしている。

★13:39  三菱重工-後場マイナス転換 通期税引き前損益予想を上方修正もコンセンサス下回る
 三菱重工業<7011.T>が後場マイナス転換。同社は29日13時30分、22.3期通期の連結税引き前利益予想(IFRS)を従来の1300億円から1400億円(前期比2.8倍)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは1509億円。

 住宅展示場などとして貸与中の土地を売却することによる一定の利益を含め、想定よりも順調に進ちょくしていることから見通しを引き上げた。

 22.3期上期(4-9月)の連結税引き前損益は265億円の黒字(前年同期は728億円の赤字)だった。プラント・インフラおよび物流・冷熱・ドライブシステムの受注が増加したことなどが寄与した。

 なお、今期の見通しがコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。


★13:52  三菱ロジスネクスト-後場急落 通期営業益予想を上方修正も利益予想は据え置き
 三菱ロジスネクスト<7105.T>が後場急落。同社は29日13時30分、22.3期上期(4-9月)の連結営業損益は15.6億円の黒字(前年同期は4.6億円の赤字)だったと発表した。国内の需要が復調傾向となったほか、海外において欧米を中心に力強い復調となったことなどが寄与した。

 併せて、22.3期通期の連結売上高予想を従来の4300億円から4700億円(前期は3915億円)に上方修正することも発表した。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、増減率の比較はできない。フォークリフト市場が当初の想定以上に回復していることから見通しを引き上げた。利益は資材費、物流費の高騰などを踏まえて従来予想に据え置いた。

 なお、株価は利益予想が据え置かれたことで、売りが優勢となっている。また、過去にTOBに関する報道を受けて動意づいたこともあり、今回の決算では言及されなかったことから、期待はく落による売りも集まっている。

★13:55  ジェイテクト-後場下げ幅縮小 上期最終黒字転換 自動車セグメントで全地域の販売が増加
 ジェイテクト<6473.T>が後場下げ幅縮小。同社は29日13時40分に、22.3期上期(4-9月)の連結純損益(IFRS)は67.7億円の黒字(前年同期は240.4億円の赤字)だったと発表した。通期の会社計画210.0億円に対する進ちょくは32.2%。

 自動車セグメントが、前第1四半期における販売の落ち込みが大きかったこともあり全地域で販売が増加したことや、原価改善や固定費削減の効果などにより、大幅な増益となった。また、産機・軸受けセグメントが全地域で販売が増加したことなどで増益となったことも寄与した。

★14:00  琉球銀行-後場プラス転換 上期最終益予想を上方修正 与信費用が想定下回る
 琉球銀行<8399.T>が後場プラス転換。同社は29日13時30分、22.3期上期(4-9月)の連結最終利益予想を従来の23億円から31億円(前年同期比2.2倍)に上方修正すると発表した。業績予想の上方修正の要因として、経費および与信費用が当初予想を下回る見込みとなったことを挙げている。

★14:05  西松建設-後場上げ幅拡大 22.3期の期末配当予想を131円に修正
 西松建設<1820.T>が後場上げ幅拡大。同社は29日14時に、22.3期の期末配当予想を95円→131円(前期は105円)に修正すると発表した。年間配当は185円→221円(前期は105円)となる。


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