前場コメント No.6 弁護士コム、TIS、富士通、マネックスG、アオイ電子、森永乳

2021/11/29(月) 11:33
★10:26  弁護士ドットコム-急騰 新型変異株感染拡大でウィズコロナ銘柄物色活況 バイク王なども高い
 弁護士ドットコム<6027.T>が急騰。複数メディアで南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルス「オミクロン型」について、28日までにドイツとイタリア、オーストラリア、オランダで新たに初の感染が確認されたと報じたことが材料。

 コロナの感染が再拡大する可能性があるとの見方から、ウィズコロナ相場で買われた銘柄の多くが物色されている。電子契約サービスを手がける同社株価は、前営業日比で一時7%上昇する場面があった。

 また、スノーピーク<7816.T>は分割後の基準値4175円比で一時8%上昇。ネットによる動画ライブ中継を手がけ、2020年に大幅に上昇したJストリーム<4308.T>や、コロナ禍でバイク需要が増加し、業績が拡大したバイク王&カンパニー<3377.T>も急騰している。

★10:27  TIS-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ファンダメンタルズ良好
 TIS<3626.T>が小幅高。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、ファンダメンタルズ良好、クレジットSaaSが年間寄与する24/3期に期待。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は3500円→4300円に引き上げた。

 好調な受注やGPM改善状況を踏まえ、業績予想を増額。注目のクレジットSaaSは23/3上期にファーストユーザーが稼働予定という。ファーストユーザー向けクレジットSaaSが年間寄与、かつ中計最終年度の24/3期業績に株式市場の関心が向かうと考えている。目標株価は算出基準期移行(23/3期→24/3期)と妥当PER引き上げにより引き上げた。

★10:28  富士通-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 半導体不足影響を織込むが中期成長期待は不変
 富士通<6702.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、半導体不足影響を織込むが中期成長期待は不変と指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は23400円→24300円に引き上げた。

 半導体不足影響を織込むも、中期成長期待は不変と指摘。22/3期営業利益は2950億円(前期比11%増, TS2200億円)と会社計画2750億円(同3%増, TS2200億円)、コンセンサス(IFIS)2871億円(同8%増)を上回ると予想。TS(テクノロジーソリューション)は会社計画同様、半導体不足のマイナス影響200億円(システムプラットフォーム150億円, SS50億円)を織り込んでいる。但し、SS(ソリューション・サービス)については杞憂に終わる可能性もあるとみている。23/3期営業利益も3750億円(同27%増, TS3000億円)とコンセンサス3234億円を上回るとみている。

★10:29  マネックスG-反発 Vilingを完全子会社化 教育事業に参入
 マネックスグループ<8698.T>が反発。同社は26日、教育および保育事業を行うViling(東京都杉並区)を完全子会社化し、教育事業に参入すると発表した。

 Vilingは2013年からScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術/リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字を取ったSTEAM教育に取り組んでおり、VilingのSTEAM教育に関する知見と、同社が金融サービスを展開する中で蓄積したネットワークや最先端のIT技術に関する知見を融合することで、STEAM教育を中心に個人の自己実現を可能にする質の高い教育機会を幅広く提供するとしている。

★10:34  アオイ電子-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 今後は高付加価値パッケージ拡大へ
 アオイ電子<6832.T>が軟調。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、部材高は数量増効果で吸収、今後は高付加価値パッケージ拡大を予想。レーティングは「Buy」を継続、目標株価は3500円→3600円に引き上げた。

 マルチチップモジュールやFOLP(Fan-Out Leaded Package)など新製品の開発負担等はあるものの、機能部品の需要回復や5G対応端末等向け集積回路の数量増効果が上回るとみている。リードフレームなど原材料高や調達難は逆風としながらも、集積回路及び機能部品部門の増収効果などを考慮し予想を引き上げた。


★10:34  森永乳業-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 目先のコストアップ懸念による調整局面は投資の好機
 森永乳業<2264.T>が続落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、目先のコストアップ懸念による調整局面は投資の好機と指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は7400円→7000円に引き下げた。

 世界的な健康志向の高まりを背景とした、粉ミルクやサプリメント市場の成長・高付加価値化が、グローバルに展開する機能性素材の成長機会につながっているという。来期からスタートする新中期経営計画では、バランスシートの改善を背景とした新たな資本政策の発表にも期待。現状は短期的な原材料高を懸念した株価の調整局面にあるとしながらも、成長ストーリーは不変と考えている。


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