前場コメント No.5 デンソー、ヤクルト、松屋Ｒ＆Ｄ、ソニーＧ、東レ、東洋建
★9:11 デンソー－続落 ハネウェルとの共同開発製品が「空飛ぶ車」に採用
デンソー<6902.T>が続落。同社は24日、Ｈｏｎｅｙｗｅｌｌ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ（米国ニュージャージー州）と共同で、電動モーターを電動航空機向けに新規開発したと発表した。
同製品は、両社がアライアンス締結以降初めて共同で開発した製品であり、eVTOL(電動垂直離着陸機)を開発するドイツ企業、Ｌｉｌｉｕｍ（ドイツミュンヘン）の機体に採用されることが決定した。今後、実用化に向けて開発を加速するとしている。なお、株価に対するポジティブな反応は限定的だ。
デンソー<6902.T>が続落。同社は24日、Ｈｏｎｅｙｗｅｌｌ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ（米国ニュージャージー州）と共同で、電動モーターを電動航空機向けに新規開発したと発表した。
同製品は、両社がアライアンス締結以降初めて共同で開発した製品であり、eVTOL(電動垂直離着陸機)を開発するドイツ企業、Ｌｉｌｉｕｍ（ドイツミュンヘン）の機体に採用されることが決定した。今後、実用化に向けて開発を加速するとしている。なお、株価に対するポジティブな反応は限定的だ。
★9:18 ヤクルト本社－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価を引き上げ 中国ロックダウン影響は他の主要国でカバー
ヤクルト本社<2267.T>が続落。三菱ＵＦＪモルガンスタンレー証券では、中国ロックダウン影響は他の主要国でカバーと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は7800円→7900円に引き上げた。
収益の中国依存度は低下していると指摘。中国は当面ロックダウンの影響を受けるが、インドネシア、メキシコ、米国など中国以外の海外主力国と日本の業績拡大により、この難局を乗り切るとみている。2022年度の日本は、「ヤクルト 1000」「Y1000」の数量拡大による収益性の向上が継続し、アジア・オセアニアの利益水準を前年に続き超過。2期連続の過去最高営業利益の更新を予想している。
ヤクルト本社<2267.T>が続落。三菱ＵＦＪモルガンスタンレー証券では、中国ロックダウン影響は他の主要国でカバーと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は7800円→7900円に引き上げた。
収益の中国依存度は低下していると指摘。中国は当面ロックダウンの影響を受けるが、インドネシア、メキシコ、米国など中国以外の海外主力国と日本の業績拡大により、この難局を乗り切るとみている。2022年度の日本は、「ヤクルト 1000」「Y1000」の数量拡大による収益性の向上が継続し、アジア・オセアニアの利益水準を前年に続き超過。2期連続の過去最高営業利益の更新を予想している。
★9:20 松屋Ｒ＆Ｄ－急騰 株式新聞ＷＥＢの社長インタビュー記事を好感
松屋アールアンドディ<7317.T>が急騰。株式新聞ＷＥＢが24日17時30分に、同社後藤秀隆社長へのインタビューを掲載したことが材料視されている。
記事では、血圧計腕帯、エアバッグ、カーシートなどの受注拡大が続いていることや、リハビリ用ロボットなど新規事業の成長力強化、海外展開の本格化といった今後の成長戦略などが語られた。インタビュー記事を受け、株価は今後の成長に期待した買いが集まっている。
松屋アールアンドディ<7317.T>が急騰。株式新聞ＷＥＢが24日17時30分に、同社後藤秀隆社長へのインタビューを掲載したことが材料視されている。
記事では、血圧計腕帯、エアバッグ、カーシートなどの受注拡大が続いていることや、リハビリ用ロボットなど新規事業の成長力強化、海外展開の本格化といった今後の成長戦略などが語られた。インタビュー記事を受け、株価は今後の成長に期待した買いが集まっている。
★9:21 ソニーＧ－野村が目標株価引き下げ 迫りくるGaaSの脅威
ソニーグループ<6758.T>が3日続落。野村証券では、従来型ゲームビジネスの優位性が低下すると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を12300円→11600円と引き下げた。
GaaS (Games as a service) の拡大やプラットフォーム間競争の激化で、従来型ゲームビジネスの優位性が失われつつある点に注意が必要と指摘。同社も「今後はDTCよりもIPに投資のウエイトをかける」と表明し、GaaSに強いソフト企業の買収や、コンテンツ開発費の積み増しといった対応を進めるが、野村では当面は費用が先行しゲーム事業の利益が伸び悩むと予想としている。
ソニーグループ<6758.T>が3日続落。野村証券では、従来型ゲームビジネスの優位性が低下すると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価を12300円→11600円と引き下げた。
GaaS (Games as a service) の拡大やプラットフォーム間競争の激化で、従来型ゲームビジネスの優位性が失われつつある点に注意が必要と指摘。同社も「今後はDTCよりもIPに投資のウエイトをかける」と表明し、GaaSに強いソフト企業の買収や、コンテンツ開発費の積み増しといった対応を進めるが、野村では当面は費用が先行しゲーム事業の利益が伸び悩むと予想としている。
★9:22 東レ－野村が投資評価引き上げ 炭素繊維の体質改善を評価
東レ<3402.T>が大幅反発。野村証券では、炭素繊維の体質改善を評価。投資評価は「Neutral」→「Buy」に引き上げ、目標株価は630円→760円に引き上げた。
炭素繊維事業はこれまで航空向けの不振で伸び悩んでいたが、22.3期決算において収益性改善や成長性を確認できた点を評価している。（1) 風力発電向けや天然ガス車の圧力容器向け、スポーツ・レジャー向けの需要が予想以上に好調であること、（2) 世界的に炭素繊維の需給がタイト化しており、原料価格上昇を着実に顧客に転嫁できていることを織り込み、23.3期以降の事業利益予想を引き上げた。主力のB787向け販売が伸び悩んでも産業向けの増加やコスト減によって吸収できるといえるため、23.3期以降に炭素繊維事業が大幅増益となる確度が高まったと判断した。
東レ<3402.T>が大幅反発。野村証券では、炭素繊維の体質改善を評価。投資評価は「Neutral」→「Buy」に引き上げ、目標株価は630円→760円に引き上げた。
炭素繊維事業はこれまで航空向けの不振で伸び悩んでいたが、22.3期決算において収益性改善や成長性を確認できた点を評価している。（1) 風力発電向けや天然ガス車の圧力容器向け、スポーツ・レジャー向けの需要が予想以上に好調であること、（2) 世界的に炭素繊維の需給がタイト化しており、原料価格上昇を着実に顧客に転嫁できていることを織り込み、23.3期以降の事業利益予想を引き上げた。主力のB787向け販売が伸び悩んでも産業向けの増加やコスト減によって吸収できるといえるため、23.3期以降に炭素繊維事業が大幅増益となる確度が高まったと判断した。
★9:32 東洋建設－大幅安 ＹＦＯのTOB案に懸念を表明 対抗措置を検討
東洋建設<1890.T>が大幅安。同社は24日、任天堂創業家のファミリーオフィスであるヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス（YFO）系が同社に対し提案している株式公開買い付け（TOB）に対し、懸念があるとして、真摯に協議を行うための方策を導入すると発表した。
買収目的などの情報提供を求めるとともに、要望が受け入れられなかった場合は、株主総会での決議を前提に新株予約権の無償割り当てを行うことなどを想定している。株価は会社側の対抗措置検討を嫌気した売りが優勢となっている。
東洋建設<1890.T>が大幅安。同社は24日、任天堂創業家のファミリーオフィスであるヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス（YFO）系が同社に対し提案している株式公開買い付け（TOB）に対し、懸念があるとして、真摯に協議を行うための方策を導入すると発表した。
買収目的などの情報提供を求めるとともに、要望が受け入れられなかった場合は、株主総会での決議を前提に新株予約権の無償割り当てを行うことなどを想定している。株価は会社側の対抗措置検討を嫌気した売りが優勢となっている。
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