前場コメント No.6 ラウンドワン、JCRファーマ、メルカリ、サイバリンクス、バンダイナム、ニチコン

2022/05/26(木) 11:35
★9:34  ラウンドワン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 日米を中心とする収益拡大局面入りを高評価
 ラウンドワン<4680.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、日米を中心とする収益拡大局面入りを高評価。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は2320円→2710円に引き上げた。

 株価はコンセンサスを上回る今期業績計画発表(5/11)から年初来高値更新など上昇トレンドと指摘。注目点は、(1)新型肺炎感染症拡大収束を背景とする生活正常化に伴う国内外の娯楽需要回復ペース、(2) レジャー需要拡大による米国収益拡大の持続性、(3) 世界的な大人・オタク需要拡大から日本キャラクターを中心するAM景品需要の拡大とみている。新型肺炎感染症収束後に見込まれる中期の営業利益成長力を高評価する見方は変わらず。23/3期~26/3期の営業利益予想は4期共に上方修正した。

★9:36  コスモス薬品-野村が投資判断引き上げ 株価下落し魅力増す、強みも際立つ局面に
 コスモス薬品<3349.T>が堅調。野村証券では、株価下落し魅力増す、強みも際立つ局面と指摘。投資評価は「Neutral」→「Buy」に引き上げ、目標株価は15500円→14100円に引き下げた。

 外部環境が不透明な中でも来期(23.5期)業績は拡大し、出店を軸に中期的な利益成長確度も高い一方、株価下落に伴い投資魅力が増したと判断。食品等の価格上昇など生活に関わる様々な費用が上昇傾向にある中、消費者が節約志向を強める外部環境も想定されるものの、価格競争力のある当社にとってはむしろ追い風の環境とみている。継続的な出店と価格競争力を武器とした消費者需要の取り込みを背景に、中期的にも業界他社を上回る利益成長が続くと予想している。

★9:46  メルカリ-急騰 FOMC議事要旨公表を通過し米ハイテク株上昇 アークETF4.6%高
 メルカリ<4385.T>が急騰。米ハイテク株の上昇が材料視されている。

 25日の米国株は主要3指数とも上昇。FOMC議事要旨が恐れられたほどタカ派的ではなかったことから、ハイテク株の買い戻しが目立った。ナスダックが1.51%高となったほか、東証マザーズ指数との相関性が高いとされるアーク・イノベーションETFも4.64%高で終えた。

 米ハイテク株の上昇を受け、国内グロース株も買い戻しが優勢となっている。レーザーテック<6920.T>、ラクス<3923.T>、フリー<4478.T>、JTOWER<4485.T>なども高い。

★9:46  サイバーリンクス-急騰 クラウド電子保存サービスがJIIMA認証を取得
 サイバーリンクス<3683.T>が急騰。同社は25日、クラウド電子保存サービス「ECABINET」において、日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の「電子取引ソフト法的要件認証」のJIIMA認証を取得したと発表した。

 JIIMA認証を取得したソフトウェアを適正に使用することで、ユーザーが電子簿保存法などに対応しているかを個々に調べる必要がなく、安心して法令に準拠した税務処理業務を行うことができるとしている。

★9:52  バンダイナムコ-シティが目標株価引き上げ 既存IPの露出拡大に期待
 バンダイナムコホールディングス<7832.T>が堅調。シティグループ証券では新たなヒット商品を待ちつつ、既存IPの露出拡大に期待。投資判断は「買い」を継続、目標株価は10900円→11400円に引き上げた。

 23/3期の家庭用ゲーム事業営業利益を前期比20.6%増益と予想。これは「ELDEN RING」の開発費や広告宣伝費の剥落、リピート販売の積み上がりによるものであるという。加えて、23/3期は「機動戦士ガンダム」、「ドラゴンボール」、「ワンピース」などの主要IPの露出拡大が予定されている点に注目。デジタル化が加速するメディアミックス戦略や、多様な娯楽商材に対する消費者の強い需要があるとみている。常に何かしらのヒット商品を生み出しており、「ELDEN RING」の次のヒット商品を待ちつつ、まずは既存フランチャイズの国内外、デジタルとリアルを跨いだ売上高拡大に注目している。


★9:53  ニチコン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ アルミ電解コン、住宅用蓄電池などが成長フェーズ
 ニチコン<6996.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、アルミ電解コン、フィルムコン、住宅用蓄電池が同時に成長フェーズを予想。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は1580円→1650円に引き上げた。

 営業利益予想は23/3期を旧予想比1億円減の93億円、24/3期を同2億円増額の122億円に小幅修正し、25/3期を新たに152億円とした。アルミ電解コンデンサの需要は高水準で推移しており、23/3期も車載チップ品やハイブリッド品を増産する方針。EV向けフィルムコンデンサは出荷量拡大に伴い収益改善が進展中。住宅用蓄電システムは国内市場が拡大基調に転換。各事業とも成長ポテンシャル上昇中とみている。


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