マーケットの話題

前場概況
日経平均は大幅反発 レゾナックHDが急騰
2025/09/18 11:39
 18日の日経平均は大幅反発。前引けは487円高の45277円。まちまちの米国株を受けても3桁上昇スタート。米国ではエヌビディアが大きめの下げとなってナスダックが弱かったが、これをネガティブ視することなく、半導体関連に強い買いが入った。序盤では気迷いムードが強く、節目の45000円を上回ってくると何度か押し戻された。ただ、萎んでもマイナス圏に沈むことはなく、半導体関連の強い動きは続いたことから、10時を過ぎた辺りからは45000円より上が定着。次第に売り手不在の様相が強まり、買いが買いを呼ぶ好循環が発生した。上げ幅を500円超に広げる場面もあり、45200円台に乗せて高値圏で前場を終了。一方、大型グロース株への買いが盛り上がる中で新興グロース株は蚊帳の外となり、グロース250指数は下落している。

 東証プライムの売買代金は概算で2兆2700億円。業種別では電気機器、非鉄金属、不動産などが上昇した一方、その他製品、電気・ガス、水産・農林などが下落している。証券会社が投資判断を引き上げたレゾナック・ホールディングス<4004.T>が急騰。半面、証券会社が投資判断を引き下げたタイミー<215A.T>が大幅に下落している。
2025/09/18 11:35
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
日経平均 45,277.43 +487.05 +1.09% 44,910.50 45,296.21 44,815.40
TOPIX 3,163.03 +17.20 +0.55% 3,154.58 3,165.80 3,136.78
グロース250 762.75 -0.74 -0.10% 765.55 768.38 761.44
2025/09/18 11:33
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
為替(ドル/円) 146.98 +0.08 +0.05% 146.91 147.14 146.75
日経平均(日足)
今日の株式見通し
一進一退か FOMCを消化した米国株はまちまち
2025/09/18 07:52
 東京市場は一進一退か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は260ドル高の46018ドルで取引を終えた。FOMCでは大方の予想通り0.25%の利下げが決定された。ドットチャートでは、年内あと2回の利下げが示唆された。パウエルFRB議長は会見で今回の利下げは予防的な措置と言及しており、会見はややタカ派的と受け止められた。景気敏感系の銘柄が買われてダウ平均は堅調に推移した一方、個別にネガティブなニュースがあったエヌビディアが弱くナスダックは下落。S&P500は横ばいに近い下落となった。3指数ともFOMCの結果発表後の振れ幅は大きくなったが、発表前からダウ平均は強く、ナスダックは弱かった。

 利下げ決定直後に米10年債利回りは低下したが、議長会見を受けて一転上昇。ドル円も連動するように145円台に入った後に147円台まで円安が進むなど、やや動きが荒くなった。足元では146円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが35円安の44575円、ドル建てが50円高の44660円で取引を終えた。

 注目イベントを消化して米3指数の方向がそろわなかったことから、日本株は気迷いムードが強まりそう。利下げ決定でもナスダックが下落して米長期金利が上昇していることから、ハイテク株にはネガティブな影響が想定される。一方、米国株が大崩れしなかったことや、円高が加速しなかったことなどは安心材料。マイナス圏に沈むようなら、下値では買いが入る公算が大きい。強弱感が入り混じり、場中は方向感に欠ける動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは44500-45000円。
明日の戦略
5日ぶり反落も下値は限定的、FOMCを波乱なく通過できるか
2025/09/17 16:27
 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり312/値下がり1267。東京エレクトロンが5%を超える上昇。日経平均を一時プラスに押し上げる原動力にもなった。半導体関連ではKOKUSAIも大幅高となったほか、ディスコが商いを伴って上昇した。証券会社が目標株価を引き上げたTDKが年初来高値を更新。ドル円がやや円高に振れたことを手がかりに、ニトリHDや神戸物産など内需小売の一角に資金が向かった。オアシスマネジメントの大株主浮上が判明したカルビーが急伸。株主優待の導入を発表したインタースペースがストップ高比例配分となった。

 一方、半導体関連は濃淡あり、キオクシアやソシオネクストが大幅安。フジクラなど電線株やIHIなど防衛関連が弱かった。東電HDや北海道電力など電力株が軒並み安。9月のFOMCでは利下げが確実とみられている中、MS&ADやT&Dなど保険株が売りに押された。決算が失望を誘ったパーク24やテラドローンが急落。TOKYOBASEは通期見通しおよび中期経営計画の上方修正が好感されず、2桁の下落率となった。

 日経平均は5日ぶり反落。結局下落で終えたが、プライムで1000を超える銘柄が値下がりした割には、111円安(44790円)とさほど下に値幅が出なかった。安値(44612円)でも節目の44500円は割り込んでおらず、押し目買い意欲の強さが垣間見えた。

 今回のFOMCでは0.25%の利下げが濃厚とみられている。直前でそれを覆すような報道もなく、金融政策はノーサプライズだろう。日本株を見る上でのリスクは、(1)パウエルFRB議長が会見で次回以降の利下げに消極的な姿勢を示して米国株が大幅安となる、(2)逆に、積極利下げ姿勢を打ち出すことで米長期金利が急低下してドル安(円高)が急速に進行する―の2点となる。こういった動きにならなければ、右肩上がりのトレンドが継続する公算が大きい。米国株が大きく上昇して為替が落ち着いていれば、リスクオンの流れに弾みがつく展開も期待できる。日経平均はきょうも45000円を上回る場面があり、天井感は出てきていない。あすは終値で45000円を上回ることができるかに注目したい。
後場概況
日経平均は5日ぶり反落 いちよし証券が後場急伸
2025/09/17 15:51
 17日の日経平均は5日ぶり反落。終値は111円安の44790円。米国株安を受けて3桁下落スタート。安く始まった後はプラス圏とマイナス圏を行き来した。広範囲に売りが出たことで、序盤は下を試しにいった。東京エレクトロン<8035.T>やディスコ<6146.T>など半導体株の一角が強く、売り一巡後は切り返してプラス圏に浮上。上げ幅を3桁に広げて45000円台に乗せたが、そこから上は重かった。値下がり銘柄が圧倒的に多い状態が続く中、13時辺りからは失速してマイナス転換。再び下げに転じた後は、マイナス圏で方向感に欠ける動きが引けまで続いた。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆6100億円。業種別では空運、小売、輸送用機器などが上昇した一方、非鉄金属、電気・ガス、保険などが下落した。創立75周年の記念配当を実施予定と発表したいちよし証券<8624.T>が後場急伸。半面、イタリアンレストランチェーン店運営企業の完全子会社化に伴い、第三者割当増資を実施すると発表した串カツ田中ホールディングス<3547.T>が急落した。
市場スケジュール
日銀金融政策決定会合(~9/19)
7月機械受注(8:50)
8月首都圏新築マンション発売(14:00)
米9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)
米7月対米証券投資(9/19 5:00)
《米決算発表》
フェデックス、ファクトセット・リサーチ・システムズ、ダーデン・レストランツ
プレミアム銘柄の最新情報
大きく動いた銘柄
トレーダーズ・コンパス
09/17の日経平均をテクニカル判定
移動平均線
パラボリック
H&L転換
ポイント&フィギュア
総合判定
RSI
82.49
ストキャスティクス
82.86
騰落レシオ
111.77
移動平均乖離率
0.58
総合判定
買われ過ぎ
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