マーケットの話題
明日の戦略
後場一段高で6日続伸 円安進行が一段の追い風に
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり590/値下がり988。米国で決算を発表したマイクロソフトやメタが時間外で買われたことを手がかりに、アドバンテストやディスコなど半導体株の多くが大幅上昇。フジクラ、日立、リクルート、任天堂などグロース系の銘柄に強い買いが入った。業績関連のリリースを材料にJR東海やHOYAが急伸。北海道電力やBIPROGYはストップ高まで買われており、配当性向の引き上げなどを発表したストライクはストップ高比例配分となった。
半面、半導体株の多くが買われる中、決算を発表した東京エレクトロンは小幅な下落。日銀会合の結果発表後に三菱UFJや三井住友など銀行株が売りに押された。商船三井が連日の大幅安となっており、海運株が全般軟調。業績関連のリリースで関西電力や大塚商会が大きく売られており、今期が大幅減益見込みとなった村田製作所が12.8%安と急落した。
日経平均は日銀会合を消化して大幅高。6日続伸かつ、そのいずれも3桁の上昇と強い動きが続いた。あすは米4月雇用統計の発表前で、東京市場は来週月曜と火曜が休場となる。それでも、6日続伸する中で2000円超水準を切り上げているだけに、売り急ぎは抑制されるだろう。日銀会合の結果が出て以降、ドル円が円安に振れている。この流れが継続するなら大型外需には支援材料となる。本日の米国でマイクロソフトやメタが上昇するであろうことは織り込みが進んでいるが、先回りで買われた半導体株が反動売りに押されなければ、連休前にもう一段上を試す展開も期待できる。
半面、半導体株の多くが買われる中、決算を発表した東京エレクトロンは小幅な下落。日銀会合の結果発表後に三菱UFJや三井住友など銀行株が売りに押された。商船三井が連日の大幅安となっており、海運株が全般軟調。業績関連のリリースで関西電力や大塚商会が大きく売られており、今期が大幅減益見込みとなった村田製作所が12.8%安と急落した。
日経平均は日銀会合を消化して大幅高。6日続伸かつ、そのいずれも3桁の上昇と強い動きが続いた。あすは米4月雇用統計の発表前で、東京市場は来週月曜と火曜が休場となる。それでも、6日続伸する中で2000円超水準を切り上げているだけに、売り急ぎは抑制されるだろう。日銀会合の結果が出て以降、ドル円が円安に振れている。この流れが継続するなら大型外需には支援材料となる。本日の米国でマイクロソフトやメタが上昇するであろうことは織り込みが進んでいるが、先回りで買われた半導体株が反動売りに押されなければ、連休前にもう一段上を試す展開も期待できる。
指標 | 現値 | 前日比 | 騰落率 | 始値 | 高値 | 安値 |
---|---|---|---|---|---|---|
為替(ドル/円) | 144.44 | +1.40 | +0.98% | 143.03 | 144.52 | 142.86 |
日経平均(日足)
後場概況
日経平均は大幅に6日続伸 後場に入って上げ幅を広げる
5月1日の日経平均は大幅に6日続伸。終値は406円高の36452円。ダウ平均やS&P500の上昇を好感して、寄り付きから3桁の上昇。上げ幅を300円近くに広げたところでいったん急失速したが、マイナス圏に沈むとすかさず買いが入り、再び上げ幅を広げた。200円近い上昇で前場を終えると、後場は一段高。昼休みに発表された日銀会合の結果は大方の予想通り現状維持であったが、これを受けてドル円が円安に振れたことが買いを促した。500円近く上昇して36500円台に乗せる場面もあり、高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆6000億円。業種別では精密機器、陸運、ガラス・土石などが上昇した一方、海運、銀行、パルプ・紙などが下落した。今期の増益・増配計画や自己株取得発表が好感された双日<2768.T>が急伸。半面、今期の減益計画が嫌気された三井物産<8031.T>が大幅に下落した。
東証プライムの売買代金は概算で4兆6000億円。業種別では精密機器、陸運、ガラス・土石などが上昇した一方、海運、銀行、パルプ・紙などが下落した。今期の増益・増配計画や自己株取得発表が好感された双日<2768.T>が急伸。半面、今期の減益計画が嫌気された三井物産<8031.T>が大幅に下落した。
前場概況
日経平均は6日続伸 北海道電力が急騰
1日の日経平均は6日続伸。前引けは196円高の36241円。ダウ平均とS&P500の上昇を好感して、3桁上昇スタート。序盤に上を試しにいったが、300円近く上昇して36300円台に乗せた後は失速した。そこからしばらく値を消す流れが続いたが、マイナス圏に沈んだところでは改めての買いが入った。10時以降は盛り返して再び上げ幅を3桁に拡大。200円近い上昇で前場を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆2000億円。業種別では陸運、ガラス・土石、非鉄金属などが上昇している一方、海運、パルプ・紙、繊維などが下落している。今期は大幅減益計画ながら増配見通しを提示してきた北海道電力<9509.T>が急騰。半面、今期は減益計画で配当見通しは前期並みとなった関西電力<9503.T>が大幅に下落している。
東証プライムの売買代金は概算で2兆2000億円。業種別では陸運、ガラス・土石、非鉄金属などが上昇している一方、海運、パルプ・紙、繊維などが下落している。今期は大幅減益計画ながら増配見通しを提示してきた北海道電力<9509.T>が急騰。半面、今期は減益計画で配当見通しは前期並みとなった関西電力<9503.T>が大幅に下落している。
今日の株式見通し
しっかりか ダウ平均は一時大幅安もプラスで終了
東京市場はしっかりか。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇し、ナスダックが下落した。ダウ平均は141ドル高の40669ドルで取引を終えた。序盤に大きく下げた後は持ち直す展開。1-3月期国内総生産(GDP)速報値がマイナス成長となったことを受けて一時700ドル超下落したが、下値では買いが入って終盤にかけて大きく水準を切り上げた。ドル円は足元143円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて135円高の36165円、ドル建てが205円高の36235円で取引を終えた。
米国株は3指数とも小動きであったが、引け味は良かった。日本株は売り急ぎが抑制されることで、やや強めの推移を予想する。本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表されるが、現状維持が確実視されており、波乱の可能性は低い。結果発表直後は指数の値動きが荒くなる可能性はあるものの、上でも下でも振れ幅が大きくなれば修正が入るとみる。終盤にかけては植田総裁の会見を前に動意が限られるだろう。日経平均の予想レンジは35950円-36250円。
米国株は3指数とも小動きであったが、引け味は良かった。日本株は売り急ぎが抑制されることで、やや強めの推移を予想する。本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表されるが、現状維持が確実視されており、波乱の可能性は低い。結果発表直後は指数の値動きが荒くなる可能性はあるものの、上でも下でも振れ幅が大きくなれば修正が入るとみる。終盤にかけては植田総裁の会見を前に動意が限られるだろう。日経平均の予想レンジは35950円-36250円。