後場コメント No.4 ドンキホーテ、東レ、日本電気硝子、ニチレイ、前田建設など

2017/02/09(木) 15:00
★12:59  JCU-5日続伸 中国事業を強化へ メッキ薬品の販売数量が伸びていることに対応
 JCU<4975.T>が5日続伸。2月9日付け化学工業日報で、同社が中国事業を強化すると伝えられた。
 スマートフォンの配線基板向けや自動車部品向けにメッキ薬品の販売数量が伸びていることに対応し、現地の技術サポート体制を整備するもの。テクニカルセンターを設けて需要に即した製品のカスタマイズなど、より手厚いサービスを提供していく構想。これに向けた計画を来年中にもまとめ具体化を目指す方針。サポート体制の充実により、成長が見込まれる現地ユーザーの開拓に拍車をかけたい考え

★13:01  ドンキホーテ-野村が目標株価引き下げ 在庫調整も成長継続
 ドンキホーテホールディングス<7532.T>が続伸。野村証券では、足元は在庫調整で採算低下も、中期の成長戦略は続いて最高益記録を更新と想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は4550円→4400円と引き下げた。
 過去の円高影響の在庫調整が途上で粗利率を引き下げたほか、アクリーティブ(8423)の持ち分売却の影響もあり、野村予想の営業利益は下方修正。ただし、日本アセットマーケティング(8922)の持ち分引き上げもあり、親会社株主利益への影響は軽微。権限移譲型の組織進化や、他社出店跡地への居抜き出店など、中長期的な成長戦略は変わらず、過去最高益の更新は続く見通し。

★13:06  東レ-後場プラス転換 3Q累計3.3%営業減益も悪材料出尽くしで
 東レ<3402.T>が後場プラス転換。同社は9日13時、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業損益が1142億円(前年同期比3.3%減)だったと発表した。
 炭素繊維複合材料事業で、サプライチェーンでの在庫調整などを反映して、炭素繊維中間加工品(プリプレグ)の需要が弱含みで推移した。圧縮天然ガスタンク向けでは、原油価格下落の影響を受けて需要が低調に推移した。しかし、悪材料出尽くし感から買いが入っている。

★13:07  日本電気硝子-野村が目標株価引き上げ 液晶ガラスの生産効率改善で予想を増額修正
 日本電気硝子<5214.T>がもみ合い。野村証券では、液晶ガラスの生産効率改善で予想を増額修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は540円→660円と引き上げた。
 液晶ガラス基板では16年に積極的に設備の修繕を進めたこと、海外で新設備を導入したことなどで、操業や生産効率が改善していると注目。17年は修繕費の減少が見込め、さらに会社はガラス溶解炉(窯)の修繕積立金額・期間を見直しており、コスト削減効果の改善要因となる。海外事業の拡大で実効税率は低下。これらを踏まえ、野村の今17.12期以降の利益予想を増額修正。

★13:10  ニチレイ-野村が目標株価引き上げ 冷凍食品が引き続きけん引役として安定成長へ
 ニチレイ<2871.T>が大幅反発。野村証券では、冷凍食品が引き続きけん引役として安定成長を想定。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2400円→2600円と引き上げた。
 魅力的な商品投入、世帯構造の変化で冷凍食品市場の拡大が継続。生産体制の最適化、アイテムごとの収益管理の徹底による効果が出て収益性が改善しているため、野村予想、目標株価を増額。しかし、来18.3期以降、増益率の比較ハードルが高くなることに加え、原材料高も予想されるため、安定成長の局面に入るとの見方を示した。

★13:10  前田建設工業-後場上げ幅拡大 3Q累計営業益40.9%増 建築事業の大幅増益などで
 前田建設工業<1824.T>が後場上げ幅拡大。同社は9日13時に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は181.7億円(前年同期比40.9%増)だったと発表した。堅調な受注環境を背景に建築事業が大幅な増益となったほか、製造事業やインフラ運営事業も増益となったことが寄与した。通期の会社計画195.0億円(前期比4.3%増)は据え置いた。


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