後場コメント No.2 トーアミ、クボタ、日触媒、リネットJ、エルテス、大成建、NRIなど

2017/03/06(月) 15:14
★13:18  トーアミ-後場急伸 期末配当を引き上げ 創業130周年で記念配当
 トーアミ<5973.T>が後場急伸。同社は6日13時、従来7.5円としていた期末配当金予想を12.5円へと引き上げた。創業130周年を迎え、記念配当を実施するもの。通期では、20円(前期は15円)となった。

★13:21  クボタ-続落 欧州排ガス規制対応の産業用大型ディーゼルエンジン開発
 クボタ<6326.T>が続落。同社は6日に、欧州で19年より実施される欧州排ガス規制(欧州StageV)に対応した、新しいディーゼルエンジンを開発したと発表した。
 同社は、100馬力以下で世界トップシェアという。今回、新たに200馬力帯にもラインアップを拡充することにより、200馬力以下で世界No.1産業用エンジンメーカーを目指すとしている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★13:35  日本触媒-反発 酸化グラフェン系材料の量産に成功
 日本触媒<4114.T>が反発。6日付の日刊工業新聞で、次世代電池材料や触媒などの機能材料用途への展開が期待されている酸化グラフェン系材料の量産試作に成功したと報じられた。
 1バッチ当たりの生産量を150グラムから4キログラムに上げたという。サンプル出荷を始め、新規需要を開拓するとされる。今後の業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。

★13:36  リネットJ-後場急騰 エルテスとIoT機器の廃棄・二次流通におけるリスクに関する共同研究開始
 リネットジャパングループ<3556.T>が後場急騰。同社は6日に、同社とエルテス<3967.T>は、17年2月よりエルテスの運営する社内組織「デジタルリスク総研」においてIoT(モノのインターネット)家電の廃棄、リサイクル、中古の二次流通などにおける情報漏えいなどのリスクに関する共同研究を開始したと発表した。
 両社は、エルテスのデータ解析技術を活用した廃棄家電からの情報漏えい経路の研究や 経済産業省および環境省へのIoT家電の廃棄時におけるセキュリティー政策の提言、IoTセキュリティーリスクに対応した共同サービスの検討を行っていくとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:44  大成建設-続落 好気性細菌RHA1株導入による汚染地下水浄化を実証
 大成建設<1801.T>が続落。同社は6日、経済産業省と環境省が策定した「微生物によるバイオレメディエーション利用指針」で安全性が認定されている好気性細菌Rhodococcus jostii RHA1株を実汚染サイトに注入し、塩素化エチレン類汚染地下水を短期間で浄化できることを実証したと発表した。
 同社は従来より長岡技術科学大学、製品評価技術基盤機構(NITE)と共同でRHA1株の研究を進めており、これまでに帯水層に酸素が存在する条件で、RHA1株を注入するだけで塩素化エチレン類を分解し、汚染地下水を浄化できることを確認していた。しかし株価は、地合いの悪い中で下落している。

★13:56  丸紅-反発 政府公募「ETC2.0車両運行管理支援サービス」の社会実験開始 OKIと
 丸紅<8002.T>が反発。同社は6日、沖電気工業<6703.T>と、国土交通省国土技術政策総合研究所が公募する「ETC2.0車両運行管理支援サービス」に関する第II期社会実験に関して共同で取り組みを進め、ETC2.0を活用した物流事業者向け車両運行管理支援サービス実験を開始したと発表した。
 両社は、同実験で丸紅の100%子会社である丸紅無線通信(東京都中央区)の無線通信サービスとOKIのETC2.0に対応した車両運行管理支援サービス「Locoもび」を組み合わせ、丸紅の100%子会社である丸紅ロジスティクス(千代田区)および丸紅グループのアルテリア・ネットワークス(東京都港区)に車両運行管理支援サービスを提供する。今後の業績への貢献が期待され、株価は上昇している。

★14:03  野村総合研究所-反発 「IoTセキュリティーコンサルティングサービス」提供開始
 野村総合研究所<4307.T>が反発。同社は6日に、傘下のNRIセキュアテクノロジーズ(東京都千代田区)が、状況把握から最適なセキュリティー対策の実行までを支援する「IoTセキュリティーコンサルティングサービス」の提供を開始したと発表した。
 本サービスは、IoTや制御システムに特化したセキュリティー状況の可視化フレームワーク「NRI Secure Framework(NSF) for IoT」を用いて提供するという。このフレームワークを用いて、企業のIoTおよび制御システムに関するセキュリティーの状況を網羅的かつ具体的に把握、評価し、課題を抽出。事業の種類や環境などに応じた最適な対応策を提示するとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★14:04  シークス-岩井コスモが目標株価引き上げ 今期も営業最高益の更新が続きそう
 シークス<7613.T>が変わらずをはさみ4日続伸。岩井コスモ証券では、今期も2桁営業増益で最高益の更新が続くと予想。投資判断「A」を継続、目標株価を4550円→5000円と引き上げた。
 16.12期は円高で減収ながら、車載関連の好調と子会社の収益改善で営業利益は増益を確保して最高益の更新が続いた。17.12期は、家電や情報機器は減収を想定しているが、けん引役となる車載では、ADAS(先進運転支援システム)関連が本格化してくる上に、産業機器では、これまで開発を進めてきた分野が収益貢献期を迎えて売上高を伸ばすと想定している。17.12期では売上高は前期比10%増の2350億円、営業利益は同26%増の115億円を予想しており、最高益の更新が続くと見込んでいる。

★14:06  ノザワ-後場急伸 期末配当を引き上げ 創業120周年で記念配当実施
 ノザワ<5237.T>が後場急伸。同社は6日14時、従来26円としていた期末配当金を40円へと引き上げると発表した。普通配当を10円引き上げたほか、創業120周年を迎え、記念配当4円を加算した。

★14:08  トランスコスモス-反発 ベトナムにオペレーション拠点を設立
 トランスコスモス<9715.T>が反発。同社は6日、ベトナムホーチミンにオペレーション拠点「ホーチミン第二センター」を設立したと発表した。
 主にベトナム国内向けのコンタクトセンターサービス、デジタルマーケティングサービスを提供する拠点で、3月から業務を開始したという。同社はこれまで、ハノイ1拠点、ホーチミン2拠点の計3拠点で、ベトナム国内外向けのコンタクトセンターサービスおよびBPO(業務外部委託)サービス、ウェブサイト制作、システム開発などのデジタルマーケティングサービス、日本向けの設計開発支援サービスなどを提供してきた。


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