〔Market Flash〕3月オフィス空室率は2008年6月以来の低水準~SMBC日興

2017/04/14(金) 12:44
【12:40】3月オフィス空室率は2008年6月以来の低水準~SMBC日興  SMBC日興証券では、13日に三鬼商事が公表した2017年3月の都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室率を受けてリポートしている。3月は前月比0.10ppt低下の3.60%と、2カ月連続で低下した上に、2016年12月の3.61%を下回り、2008年6月の3.49%以来の低水準となった。1月の空室率の上昇には新規供給の影響があった。SMBC日興では今後も新規供給のある月は一時的な上昇が想定されるものの、2017年を通せば需給は良好で、空室率は緩やかな低下傾向が続くと予想している。SMBC日興が短期動向の判断に際し注目している空室率の前年同月差はマイナス0.74pptと、2月のマイナス0.34pptからマイナス幅が拡大しており、今後の空室率の低下余地を裏付ける内容と捉えている。 【10:55】大型株の調整が一巡しつつある~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカルレポートでは、規模別指数の動向に注目している。ほぼトランプ・ラリー期間にあたる昨年11月4日から12月9日までは、大型株が市場をけん引していた。しかし大型株の騰勢が衰えると、それに代わって中小型株・新興市場が良好なパフォーマンスとなった。しかし、今年に入り3月28日以降では、大型株が中小型株をアウトパフォームしているとのこと。足元の大型株の下げは中小型株より小さく、これは、先行していた大型株の調整が一巡しつつあることを示唆するものと三菱UFJMSでは捉えている。全体の強気相場が始まるときは、まず主力大型株から物色される傾向が強く、足元の動きは今後の相場にとって重要なヒントを与えているとコメントしている。 【10:35】鉄鋼は18.3期は大幅回復だが足元では逆風あり~野村  野村証券では、カバーしている鉄鋼15社合計の経常利益は18.3期に前期比83%増益を予想している。高炉メーカーのスプレッド改善、数量増、コスト削減などが利益回復をけん引すると想定している。ただし、足元で中国の鋼材価格の下落傾向が強まり、原料炭価格が急上昇し、円高も進行しているため、高炉に関しては、サブセクターとしてはやや慎重に考えたいとしている。普通鋼電炉ではスプレッドの改善が予想され、特殊鋼では数量増が予想されるが、両サブセクターともエネルギー費の増加が予想され、「強気」スタンスをとれるほどではないと考えている。鉄鋼セクター内の大型銘柄の投資判断は「Neutral」としているが、その中では、エネルギー費の増加の影響が小幅で、工具鋼などの数量回復の恩恵を享受しやすい日立金属(5486)が相対的に有望な投資対象と考えている。 【10:00】産業資材は110円/ドル前提ならガイダンスリスクは限定的~みずほ  みずほ証券では産業資材(窯業・非鉄)セクターに関して、中期的な利益成長機会や積極的な株主還元に着目した銘柄選択との基本方針に変更はないとの見方から、住友電気工業(5802)、日本ガイシ(5333)、太平洋セメント(5233)、ニチアス(5393)に投資判断「買い」を付与している。目先のイベントは17.3期4Q(1-3月)決算発表となるが、みずほが業績上振れ余地が相対的に大きいとみていたニチアスが業績予想の増額修正を発表していることから、全般的に波乱はないと想定している。3月決算各社から示される18.3期計画は全般的に保守的になると推察しているが、為替レート110円/ドル前提ならば、ガイダンスリスクは限定的と考えている。12月決算会社は1Q決算となるが、上期計画に対する進ちょく率では、旭硝子(5201)の良好な滑り出しを予想している。 【9:40】防衛関連の中小型企業は予算増加の中で一定の事業基盤を維持~大和  大和証券では、防衛関連企業として豊和工業(6203)、旭精機工業(6111)、石川製作所(6208)、細谷火工(4274)、ミロク(7983)の5社を紹介している。ミロクは防衛向けではないが、世界的な猟銃メーカーであることから今回取り上げている。日本の防衛関連費は1990年代以降、経済成長の停滞により横ばい圏にあったが、2009年度(10.3期)の約4.8兆円を底にわずかだが増加し始め、2017年度(18.3期)予算では約5.1兆円に達した。内訳では、(1)航空機購入費、(2)修理費、(3)米軍再編関係経費―が増加傾向にある。そのような中、防衛関連の中小型企業4社は、防衛省向け売上高は横ばい圏であるとのこと。防衛予算増加の恩恵を直接得るものではないが、防衛を支える企業として一定の事業基盤を維持しているとコメントしている。 【8:45】4月限SQ算出日、寄り前気配はTSIHD電、三浦工、ニチコンなどが高い気配値  きょうは4月限SQ算出日で気配は大きくかい離しており、寄り付き直前で大きく変動するため注意したい。  主力株の寄り前気配では、TSIHD(3608) +3.67%、三浦工(6005) +3.12%、ニチコン(6996) +1.98%などが高い気配値。  一方、日軽金HD(5703)-34.19%、旭化成(3407)-29.43%、ダイキン(6367)-28.33%、昭和シェル(5002)-27.80%、日清紡HD(3105)-27.80%、アステラス薬(4503)-26.42%、T&DHD(8795)-26.12%、宝HD(2531)-25.58%、東エレク(8035)-25.51%、中国銀(8382)-25.43%などが安い気配値となっている。
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