前場コメント No.11 大紀アルミ、GMOクラウド、ルネサス、スター精密、トレンダーズなど

2017/04/25(火) 11:30
★9:27  大紀アルミ-急騰 前期営業益を上方修正 製品と原料の価格差の上振れで 増配も発表
 大紀アルミニウム工業所<5702.T>が急騰。同社は24日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の43.9億円から47.3億円(前期比28.4%増)へと引き上げると発表した。製品と原料の価格差が計画数値より上振れし、売上総利益が予想を上回ったことなどが寄与する。
 併せて、17.3期の期末配当予想を6円→8円(前期は5円)に修正すると発表した。年間配当は12円→14円(前期は10円)となる。

★9:31  新光電気工業-野村が目標株価引き下げ MPUパッケージの不振が重しとなろう
 新光電気工業<6967.T>が4日ぶり反落。野村証券では、静電チャックは好調も、MPUパッケージの不振が重しとなろうとコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は800円→710円と引き下げた。
 今18.3期は売上高が前期比2.0%増収の1420億円、営業利益が同40.6%増益の45億円と予想。ただし、採算が悪化しているMPUパッケージ事業で設備の減損などが必要になる可能性があると想定。
 個別事業では、半導体製造装置(エッチャー)に用いられる静電チャックの出荷増が好材料。静電チャックは、3D NANDの増産を受け、同社出荷も大幅増になり、今18.3期の業績をけん引する見込み。他方、サーバー用の高付加価値MPUパッケージが、顧客製品仕様の変更により、単価下落に見舞われており、同パッケージ事業の採算が悪化していることが懸念材料であるとした。

★9:31  GMOクラウド-反発 ジェイシースクエアの増資を引き受け 子会社化
 GMOクラウド<3788.T>が反発。同社は4月24日の大引け後に、IoTプラットフォーム事業を展開する、ジェイシースクエア(千葉県浦安市)が実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。GMOクラウドは議決権割合60%、GMOグローバルサインは同20%とする。取得価格は約8000万円で、取得価格は5月1日。

★9:32  ルネサス-続伸 高性能マイコンにAI機能を導入
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が変わらずを挟み続伸。25日付の日経産業新聞で、同社が高性能マイコンにAI機能を持たせた新技術を開発したと報じられた。
 家電や生活用品、産業機器などのIoT機器にAIを搭載して末端で演算処理することでデータセンターとの通信に必要な時間・コストを省くという。AI普及期にマイコン最大手としての強みを生かして新規受注を獲得する戦略とされる。今後の業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:35  スター精密-みずほが目標株価引き上げ 想定以上の工作機械と株主還元強化を評価
 スター精密<7718.T>が6日続伸。みずほ証券では、想定以上の工作機械と株主還元強化を評価。投資判断「買い」を継続、目標株価は1850円→2000円と引き上げた。
 みずほが同社を評価してきた3つの論点[(1)mPOS関連プリンターの成長、(2)工作機械の回復、(3)積極的な株主還元]に関して、(1)は欧州での競争激化(日系競合企業の攻勢)や固定費増などからややトーンダウンは否めないが、(2)の想定以上の好調を踏まえると(1~3月の工作機械受注台数は四半期ベースで過去最高水準)、十分にカバーは可能と判断。また、(3)については新中計で示されたさらなる株主還元拡充(従来の配当性向40%以上から、総還元性向50%以上へ引き上げ)も評価できると判断。

★9:36  トレンダーズ-大幅に4日ぶり反発 前期営業益を上方修正 ニュース配信サービスの伸長などで
 トレンダーズ<6069.T>が大幅に4日ぶり反発。同社は24日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の1.6億円から2.0億円(前期比7.1倍)へと引き上げると発表した。
 SNSマーケティング事業・メディアマーケティング事業は、インスタグラム関連サービスおよびアドテクノロジーを活用したニュース配信サービスが高い成長率で推移し、順調に伸長した。それに加え経営の効率化が進ちょくしたことも寄与する。


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