〔Market Flash〕建設セクター 減益予想の清水は粗利率の見方が保守的~野村

2017/05/12(金) 10:19
【10:15】建設セクター 減益予想の清水は粗利率の見方が保守的~野村  野村証券では建設セクターに関して、直近の決算発表や説明会などを踏まえて、利益率の動向についてリポートしている。大林組(1802)や西松建設(1820)など、10日発表のゼネコン決算は、高水準の建築粗利率が継続するとの見方が多かった。そのため、17.3期の海外や土木などで一過性の好影響が大きくなかった大林組では、18.3期は前期比横ばいの営業利益予想だった。一方、清水建設(1803)では建築粗利率の低下を予想しており、18.3期は前期比25%営業減益の会社予想であった。説明会では、建築粗利率の低下はコスト上昇をリスク視したためとのことで、その点では他社と見方が異なっていると指摘している。固有の悪化要因が建築であるわけではなく、会社の事業環境の認識も基本的には良好。清水のみがコスト上昇の悪影響を受けるとは考えにくいため、野村では、清水の見方は保守的とみている。 【9:30】米国4月タイヤ販売はマイナス転換も過度な懸念は不要~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、米国の4月の米国タイヤ販売動向についてリポートしている。4月のタイヤ販売の伸び率は2カ月ぶりにマイナス転換となった。前月比でも減少しており、タイヤ値上げ後の一時的な反動かどうかを見極める必要はあるとコメントしている。先行指標として使用しているガソリン小売量は減少したが、天候不順も多分に影響したとみている。平均走行距離は引き続きプラスを維持しており、足元のガソリン価格も依然低位にある。原材料価格もピークからは大きく反落し、価格スプレッドは好転していると推察している。タイヤ業界を取り巻く環境は良化してきている面もあり、三菱UFJMSでは過度な懸念は不要と考えている。 【9:15】5月のMSCI定期見直し、JR九州など3銘柄の新規採用を予想~みずほ  みずほ証券では、MSCIが日本時間の5月16日早朝にSemi-Annual Index Reviewを発表することを受け、入れ替え銘柄の予想を行っている。日本銘柄では、新規採用はJR九州(9142)、東ソー(4042)、ディスコ(6146)の3銘柄を予想している。一方、除外については、北陸電力(9505)、三菱倉庫(9301)、上組(9364)の3銘柄を予想している。銘柄入れ替えは5月31日引け基準で実施される。 【8:45】5月限SQ算出日、寄り前気配は丸井G、SUMCO、シャープなどが高い気配値  きょうは5月限SQ算出日で気配は大きくかい離しており、寄り付き直前で大きく変動するため注意したい。  主力株の寄り前気配では、丸井G(8252) +6.25%、SUMCO(3436) +3.15%、シャープ(6753) +2.48%、タダノ(6395) +2.43%、応化工(4186) +2.33%、THK(6481) +2.28%、エア・ウォー (4088) +2.27%、キョーリンH (4569) +1.86%、参天薬(4536) +1.85%、ゼオン(4205) +1.79%などが高い気配値。  一方、日野自(7205)-18.79%、日産化(4021)-10.03%、日精工(6471)-10.02%、第一三共(4568)-10.02%、日立造(7004)-10.02%、ヤマハ発(7272)-10.01%、クレセゾン(8253)-10.00%、北越紀州(3865)-10.00%、コムシスHD(1721) -9.99%、コマツ(6301) -9.09%などが安い気配値となっている。
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