前場コメント No.2 WDB、オリンパス、王子HD、JCU、オリンパスなど

2017/05/18(木) 11:30
★9:02  ベイカレント-買い気配 上限40万株・8億円の自己株取得枠を設定
 ベイカレント・コンサルティング<6532.T>が買い気配。同社は17日、上限40万株・8億円の自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は6月1日~8月31日。自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.59%。

★9:02  WDB-売り気配 いちよしが「B」へ引き下げ 業績予想を上方修正も株価上昇で
 WDBホールディングス<2475.T>が売り気配。いちよし経済研究所では、業績予想を上方修正も株価上昇で、レーティングを「A」→「B」と引き下げた。フェアバリューは1700円→2200円と引き上げた。
 前17.3期連結業績は売上高326億円(前の期比10%増)、営業利益34.1億円(同25%増)。主力の化学・バイオ分野向け理学系研究職派遣の堅調な推移に加え、新規投資など厚めに見ていたコストが未消化となったことなどで、会社計画(営業利益28.2億円)を上回る好決算となった。自社による人材育成などが派遣人数の増加につながっており、今18.3期も順調な業績推移が予想される。新規分野のCRO事業も立ち上がっていると注目。

★9:02  オリンパス-売り気配 三菱UFJMSが「Neutral」へ引き下げ 外科事業の海外シェア拡大に時間
 オリンパス<7733.T>が売り気配。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、外科事業の海外でのシェア拡大に時間がかかると判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を5150円→4520円と引き下げた。
 外科内視鏡の米国での新製品上市遅延、消化器内視鏡の成長鈍化などを考慮し、今18.3期および来19.3期業績予想を下方修正。米国での外科内視鏡の新製品投入は、早くても今18.3期4Q(1~3月)となる計画。消化器内視鏡は、2012年4月に欧米市場で導入した「EVIS EXERA III」が製品サイクル後期に入っており、今18.3期から来19.3期にかけては需要が伸び悩むと予想。当面、株価上昇のカタリストが不在となる局面が続くと考えるとした。

★9:03  王子HD-4日ぶり反落 水処理事業に参入 東南アや日本で年数十億円売上高狙う
 王子ホールディングス<3861.T>が4日ぶり反落。18日付の日経新聞朝刊で、同社が水処理事業に参入すると報じられた。
 製紙工場の排水処理技術を生かし、水に含まれる汚濁物などを効率良く除去できるシステムを開発したという。水処理施設の設置費用を従来の3分の1に抑えつつ、4倍以上の水処理が可能になるとされる。東南アジアや日本で今後5年間に40カ所で運用し、年数十億円の売り上げ規模をめざすもよう。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。

★9:03  JCU-売り気配 TIWが「2+」へ引き下げ 薬品事業に不透明感がある
 JCU<4975.T>が売り気配。投資情報会社のTIWでは、薬品事業に不透明感があると判断。投資評価を「1(Buy)」→「2+(Outperform)」と引き下げた。
 会社は今18.3期も増収増益を計画。装置事業や新規事業で大きな売り上げの予定がなく、薬品事業の成長で増収増益を達成する計画。利益率が高い薬品事業の構成比が上がり、過去最高の営業利益率と増益を計画している。これに対し、TIWでは市場環境を厳しくみているとし、微増収増益にとどまるとの見方を示した。

★9:03  オリンパス-売り気配 ジェフリーズが目標株価引き上げ 「先行投資3年、効果見えず」
 オリンパス<7733.T>が売り気配。ジェフリーズ証券では、「先行投資3年、効果見えず」とコメント。投資判断「BUY」を継続、目標株価は4800円→5000円と引き上げた。
 5月2日に発表された決算は、着地は計画をやや上回ったが、ジェフリーズ予想比では下ぶれ。4Qの医療事業は外科の回復が期待されたが、日本、北米がマイナス。2017年度会社予想は営業利益790億円、医療事業は前年比売上高+4%、営業利益+3%を想定(円ベース)。2016年度(除く為替で営業利益は+1%)に続き、利益成長は鈍い見通し。株価水準から「Buy」を継続するが、成長に向けた投資と単年度の利益増のバランスが求められると指摘した。


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