〔Market Flash〕損保は18.3期も増益基調が続く~野村

2017/05/22(月) 10:13
【10:10】損保は18.3期も増益基調が続く~野村  野村証券では損害保険会社の決算が出そろったことを受けてリポートしている。17.3期決算は、各社で親会社株主利益が前期比増益で、SOMPO(8630)、MS&AD(8725)の2社では、期初計画を大幅に上回る経常利益の着地となった。また、17.3期の一株あたり配当も各社で増配となり、配当性向も、特に東京海上(8766)で39%(前期33%)になるなど改善が見られ、ポジティブな印象と捉えている。18.3期の計画に関しても、各社で親会社株主利益の増加を見込むなど、業績は引き続き良好である。17年7月に損害保険料率算出機構から、自動車保険参考純率の引き下げが発表される可能性があり、株価にとってネガティブ要因になり得るが、18.3期への業績影響は限定的と野村では予想している。むしろ、良好な各社ガイダンスと実績進ちょく率の推移に注目すべきと考えている。 【9:40】ITサービスはバリュエーションの割安感は薄れる、短期調整を警戒~みずほ  みずほ証券ではITサービスセクターに関して、1-3月期決算を受けて株価は軒並み上昇し、その後のパフォーマンスも比較的良好となっているが、株価の上昇でPER面からはバリュエーションの割安感が薄れつつあることを指摘している。好環境なうえに会社予想が保守的で、全般的に上振れ余地はあるものの、限界利益率が2~3割程度のシステム開発ビジネスでは、今期コンセンサスは大きく変動しづらいとみている。株価に出遅れが認められるのは、野村総合研究所(4307)や新日鉄住金ソリューションズ(2327)など一部に限られ、その他の銘柄の短期的な上値をさらに追うにはやや材料不足な状況と捉えている。これらのことから同セクターに関しては、株価の調整局面を待ちたいとコメントしている。 【9:20】日経平均は新たな上昇局面入りも短期的には揺り戻し~SMBC日興  SMBC日興証券のテクニカルレポートでは日経平均に関して、4月14日の18335円で下げ止まり、その後の上昇で3月13日につけた19633円を上抜いたことから、調整局面が終わり、新たな上昇局面へ移行したと考えている。当面は20000~20200円どころで頭打ちとなり、850円幅か1300円幅程度の揺り戻しが生じる可能性があるとみているが、6月中旬頃までには下値固めが終わり、その後は本格上昇局面へ移行する展開を想定している。日経ジャスダック平均など小型株市場に関しては、上昇基調が継続しており、早期に高値を更新する可能性もあると考えている。 【8:45】寄り前気配はタカタ、豊田合、北国銀、淀川鋼が高い気配値  主力株の寄り前気配では、タカタ(7312)+16.63%、豊田合(7282)+10.20%、北国銀(8363) +8.25%、淀川鋼(5451) +6.06%、グローリー(6457) +6.00%、ほくほく(8377) +5.64%、クボタ(6326) +5.59%、八十二(8359) +5.43%、オンワードH (8016) +5.35%、NKSJHD(8630) +4.46%などが高い気配値。  一方、HOYA(7741) -6.93%、T&DHD(8795) -3.57%、東ガス(9531) -3.57%、日野自(7205) -3.34%、コメリ(8218) -3.03%、前田道(1883) -3.02%、旭化成(3407) -2.19%、CTC(4739) -1.96%、ユニプレス(5949) -1.94%、大気社(1979) -1.88%などが安い気配値となっている。
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