〔Market Flash〕百貨店の足元販売は期待通り好調、Jフロントに注目~野村

2017/06/02(金) 11:01
【11:00】百貨店の足元販売は期待通り好調、Jフロントに注目~野村  野村証券では百貨店の5月月次動向を受けてリポートしている。 5月の百貨店売上は、休日減を吸収し、おおむね増収を確保した。野村では、昨年来から期待していた通り、百貨店売上は17年度上期中心に円安株高効果による回復が続く可能性が高いと考えている。下期以降は循環的に減速懸念が否めないが、都心店舗の「不動産価値」を起点とした脱百貨店の構造改革が、中期業績の下支えになると見込んでいる。個別では、構造改革に先行的に取り組み18年度も増益見通しで、PBRとPER両面でバリュエーションが割安とみるJ.フロント リテイリング(3086)に注目している。 【10:30】5月米雇用統計では雇用者数の増減よりも平均時給の伸びが重要~みずほ  みずほ証券のFXデイリーリポートでは、本日発表予定の米国の5月雇用統計についてコメントしている。非農業部門雇用者数の市場予想平均は前月比+18.2万人。先週末時点では+17万人台の予想であったが、5月ADP全米雇用報告の結果を受け、市場の見方は強気に傾いているとのこと。5月の失業率の予想は4.4%と4月から横ばい、平均時給は前月比+0.2%と4月の+0.3%から若干鈍化予想だが、前年比は+2.6%と4月の+2.5%から小幅に伸び拡大が見込まれている。5月のFOMC議事要旨や最近のFRB要人発言からは、米経済の基調は堅調ながら、インフレの伸び鈍化などに対して懸念が示されていることもあり、今回の雇用統計では雇用者数の増減よりも平均時給の伸びが重要とみずほでは考えている。雇用統計の内容が市場予想から多少下振れしても、6月FOMCにおける利上げ実施予想はそれ程揺らがないとみられるが、年後半以降の利上げペースに対する市場の見方が変わってくる可能性には留意したいとコメントしている。 【10:00】日本株は大きく上昇する可能性が出ている~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、日本株は狭いレンジ相場が続いているが、その中で日経平均オプションのボラティリティ・インデックスが5月31日に13.9と、2007年以来の最低水準に低下したことに注目している。「恐怖指数」と呼ばれる米国のVIX指数が低水準から上昇に転じる局面では、大幅な調整や上昇基調入りなど大きな動きが見られており、東京市場も同様の特色があることを指摘している。日経平均ボラティリティ・インデックスが2015年8月から上昇した局面では日本株は大きく下落したが、2012年12月や2014年7月の場合は上昇基調に入った。オプションのボラティリティ低下は、比較的近い将来に株価が狭いレンジを放れて大きく動く可能性があることを示唆しているとみている。そして、レンジを放れるならば、堅調な企業業績や相対的な割安感などから、上昇の可能性が高いと考えている。 【9:40】鉄鋼セクター 業種格付けを「中立」に引き上げ~SMBC日興  SMBC日興証券では、鉄鋼セクターの業種格付けを「弱気」から「中立」に引き上げている。中国鋼材市場の需給悪化により株価が調整したことが大きいとしている。中国人民銀行は過度な金融、不動産規制は行わない方針とみられ、少なくとも今秋の党大会まで景気の失速はないと想定している。中国の鋼材市場は流通在庫の減少が続いており、市況は反転傾向にある。今後は採算ライン付近で市況は浮沈を繰り返し、2015年末のような限界コストを割るようなリスクは低いと考えている。一方、鉄鉱石、原料炭は供給増加により市況は軟化傾向が続いており、特に中国の鉄鉱石の輸入在庫は過去最高の水準にあると指摘。短期的にはアジア市場でスプレッドの拡大が起こりつつあるとコメントしている。個別では、鋼材値上げを先導し、国内シェアの高い新日鉄住金(5401)をトップピックとしている。 【9:20】18.3期に投入される注目の新型車、特にLeafに注目~野村  野村証券では自動車業界に関するリポートで、足元の自動車の販売動向をみると、「欲しい商品があれば多少高くても買う」というスタンスの消費者が多いように見えるとコメント。特に、自動運転技術や自動ブレーキなど安全性、利便性が向上する技術への消費者の関心は高いとみている。野村では、18.3期に高速道路での自動運転技術が装備されるモデルを次のように予想している。日産X-trail(17年6月発売)、SUBARU Levorg(17年8月発売)、日産Leaf(17年10月)。特に2代目Leafは弱点だった航続距離やデザインが大きく改善し、販売増をけん引すると予想している。それ以外の新型車では、高級車ではトヨタのLexus LS(17年12月発売)は確実に販売増、利益増につながるとみている。また、ホンダは、17年秋に軽自動車で2年連続販売トップとなったN-BOXを全面改良すると発表しており、どこまで販売を伸ばせるかに注目している。 【8:45】寄り前気配は名銀、三菱電、日新鋼HD、JFEHDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、名銀(8522) +8.49%、三菱電(6503) +5.25%、日新鋼HD(5413) +4.58%、JFEHD(5411) +3.56%、山合銀(8381) +3.53%、シマノ(7309) +3.46%、コンコルディ (7186) +3.42%、ダイセル(4202) +3.27%、スズケン(9987) +3.26%、アイカ工(4206) +3.21%などが高い気配値。  一方、博報堂DY(2433) -3.77%、日光電(6849) -3.59%、ケーズHD(8282) -3.23%、TBSHD(9401) -2.47%、セイノーHD(9076) -2.15%、ロート(4527) -1.84%、テレビ朝日(9409) -1.79%、コカウエスト(2579) -1.78%、伊藤園(2593) -1.71%、住友不(8830) -1.65%などが安い気配値となっている。
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