後場コメント No.4 ダイキョーニシカワ、スタートトゥデイ、新日鉄住金、豊田合成、ニチハなど

2017/11/22(水) 15:01
★13:07  ダイキョーニシカワ-SMBC日興が目標株価引き上げ 軽量樹脂ドアが成長ドライバー
 ダイキョーニシカワ<4246.T>が変わらずを挟んで続伸。SMBC日興証券では、SUV向け高付加価値部品、軽量樹脂ドアが成長ドライバーと注目。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は1850円→1900円と引き上げた。
 ダイハツビジネスでは樹脂製バックドアが主力製品であり、軽量化、意匠性、高剛性などがメリットであり、軽自動車から小型車まで適用範囲が広がっている。直近ではダイハツが生産する兄弟車(ダイハツ「THOR」、トヨタ「ROOMY/TANK」、スバル「JUSTY」)の販売好調が、バックドアの成長ドライバーとなっている。SMBC日興ではダイハツ向け売上高を240億円(前期比+18.6%)と予想。自動車部品の軽量化は永遠の課題であり、将来的にダイハツ以外にビジネスが拡大する可能があるとした。

★13:13  スタートトゥデイ-後場下げ幅拡大 採寸用ボディースーツ 「ゾゾスーツ」 無料配布へ
 スタートトゥデイ<3092.T>が後場下げ幅拡大。同社は22日に、ZOZOTOWNや間もなくスタート予定のプライベートブランド 「ZOZO」 で活用する採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の無料配布の予約受付を開始すると発表した。
 「ZOZOSUIT」 は、同社がニュージーランドのソフトセンサー開発企業 「StretchSense Limited.」 と共同開発した、伸縮センサー内蔵の採寸用ボディースーツという。ZOZOTOWNでは、計測した体型データを活用し、ファッションECの課題である 「サイズの不安」 を解消すべく、商品検索機能やレコメンド機能のさらなる充実を図るとしている。しかし、株価は先行負担の懸念から、売りが出ている。

★13:14  新日鉄住金-JPモルガンが目標株価引き下げ 強まる株価の出遅れ感
 新日鉄住金<5401.T>が続伸。JPモルガン証券では、強まる株価の出遅れ感に着目し、敬遠ムードは行き過ぎと判断。投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3100円→2950円と引き下げた。
 JFEとの相対感からも、2Q業績と下期見通しに物足りなさがあったことで同社に対する敬遠ムードが株式市場では定着しつつある。操業トラブルが頻発したことで数量面で機会ロスが生じたのは事実であるものの、下期にかけて操業の正常化が進み、輸出価格改善と国内店売りを中心とした値上げによって下期以降、来期に向けた業績改善に期待が持てることから、過度な懸念は不要。魅力的な株価上値があると指摘した。

★13:21  豊田合成-野村が目標株価引き上げ 短期は費用が重しだが拡販も見えつつある
 豊田合成<7282.T>が5日続伸。野村証券では、短期は費用が重しだが拡販も見えつつあるとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2900円→3000円と引き上げた。
 今18.3期Q2営業利益は将来の成長を見すえた費用増に加え、新型車向け生産準備費用もあり、野村予想を下回った。ただし、新型車向け立ち上げ費用は一時要因で、下期に利益は改善に向かう見通し。来19.3期にオプトエレクトロニクスでの損益改善や自動車関連の増益を見込むとしたが、PER面から見た割安感はないと判断。トヨタ自動車(7203)外拡販も見て取れてきており、中期成長の素地は整いつつあると、野村では見ているとした。エアバッグや内外装部品にて一段の売上拡大が見えてくれば、強気の投資スタンスに転じることも可能とコメント。

★13:23  ニチハ-野村が目標株価引き上げ 下期はコスト削減で販売数量減の大部分を吸収可能
 ニチハ<7943.T>がもみ合い。野村証券では、下期は国内でのコスト削減で販売数量減の大部分を吸収可能と判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は4280円→4450円と引き上げた。
 今18.3期上期決算説明会と取材に基づき、業績予想を微修正。営業利益は国内事業を僅かに下方修正したが、上期までの進ちょくを考慮し、中国事業などをわずかに上方修正し、全社予想を据え置くとした。今18.3期下期以降も営業増益が可能であるが、株価はおおむね妥当水準と考え、投資判断「Neutral」を継続。


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