〔Market Flash〕消費は所得に比べて伸びにくい構造、先行きも期待薄~三菱UFJMS

2017/12/06(水) 14:12
【14:10】消費は所得に比べて伸びにくい構造、先行きも期待薄~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、所得の増加幅と比べて消費は伸び悩んでいるとコメント。高齢者は働き続けることで所得が増加しても必要経費分しか消費を増やさず、共働き世帯は住宅ローン返済に苦慮している。子育て世代は昇進ができず、転職しても賃金が上がらない。若年層は賃金が上がっていても、物価上昇に対する防衛反応として消費を増やしていない。2017年前半までの消費回復はあくまで循環的で一時的なものであり、上述の要因から消費を取り巻く環境は極めて厳しいと三菱UFJMSでは考えている。2018年度の税制改正では家計の負担がさらに増加する見込みで、節約志向の高まりでデフレ脱却も困難と予想している。これらのことから、個人消費の先行きは慎重に見ておくべきと考えている。 【13:35】2018年の日本株は景気安定を背景に上昇、TOPIXターゲットは2100p~JPモルガン  JPモルガン証券では、日本株は2018年も一段高の可能性が高いと考えている。高値想定は、TOPIX:2100ポイント、日経平均:26000円としている。スタイル別にはバリュー優位の展開を想定している。業種別では、内需回復の恩恵を受けやすい業種、銘柄が選別の軸になると考えており、特に、金融、小売、機械を有望視している。 【13:05】みずほ総研の「とんでも予想2018年」  みずほ総合研究所では、起こる可能性は低いものの、それが生じた場合の影響が大きく、かつ重要度が高いと認識するものを「とんでも予想」として公表している。2018年のとんでも予想には、(1)トランプ大統領が改革を次々に実現して支持率急上昇、中間選挙でも勝利、(2)深刻な供給不安で原油相場が80ドルに高騰、(3)トルコの移民の欧州大量流入でEUへの不満が拡大、伊総選挙でEU懐疑派の五つ星運動が大勝、(4)EU交渉難航で英メイ首相退陣、Brexit撤回、(5)中国が航空インフラや宇宙開発などで国際協力に関する政策を集約し、一帯一路構想に「空のシルクロード」を追加、(6)北朝鮮と米国がICBM開発放棄と核保有国承認の取引で妥結、日本が苦しい立場に、(7)政府がデフレ脱却宣言を実施、日銀は一定の長期金利上昇を容認、(8)日米株ともバブルの様相を強め、日経平均は3万円、ダウ平均は3万ドルを突破、六本木のジュリアナ東京が復活、(9)仮想通貨市場が過熱し、ビットコインは一時3万ドル突破も規制強化でクラッシュ、銀行独自の仮想通貨発行で日本にもキャッシュレス社会が到来、(10)平昌五輪で日本は女子の驚異的活躍で過去最高のメダル数、東京五輪への期待もマックスに―といった内容を挙げている。 【12:35】2018年の日経平均は27000円試しも視野に~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、長期停滞を脱した日本株マーケットは、大強気相場に入った可能性が高いと考えている。中間決算では企業業績の好調ぶりが改めて示されており、バリュエーション面からは18年の日経平均は、順当なら24000~25000円、うまくいけば27000円試しも視野に入ってくるとみている。チャート面からは、89年から08年までの下げの61.8%戻りの26748円、91年3月高値の27270円などが節目として目立つが、27000円までは強い抵抗が見当たらないことを指摘している。需給面でも、27000円までは真空地帯となっており、戻り売り圧力が乏しいと考えられるとしている。18年も紆余曲折は想定されるものの、ファンダメンタルズ、チャート、需給環境、これら3つの要因からは、18年の27000円試しが決して夢物語ではないことが示唆されているとコメントしている。 【10:40】テクノロジーセクター iPhone過剰生産リスクに注意~CS  クレディ・スイス証券では、11月中旬から下旬に韓国・中国・台湾でハードウェアや半導体、ディスプレイ、電子部品需要動向の定例市場調査を実施しており、前回調査から新たな変化はないとしながらも、iPhone8/8Plus/X(テン)に関しては、過剰生産リスクが高まっていることを指摘している。18年3月期業績の上振れには期待できる一方で、19年3月期に対する業績懸念が高まっているとしており、18年1-3月の水準次第では、19年3月期のiPhone関連銘柄の業績は、前年同期比で減益となる可能性も高いとみている。そのため、関連銘柄には慎重スタンスで臨む必要があると考えている。 【10:15】「2017年の注目10銘柄」が9月以降にTOPIXをアウトパフォーム~SMBC日興  SMBC日興証券では、今年1月に選定した「2017年に注目される10銘柄」が、9月半ば以降はTOPIXをアウトパフォームする動きとなっているとコメント。選定銘柄の中には出遅れ銘柄が多く、TOPIXの上昇基調が強まり始めた9月以降は、出遅れ銘柄の上昇基調が強まっていることを示唆していると指摘している。今後これらの銘柄は、総じて上昇波動が拡大するとみているが、中でも、9月以降に上昇波動が拡大し始めたカプコン(9697)、NTTデータ(9613)、ソニー(6758)、荏原(6361)や、依然として2015年の高値を超えていないTDK(6762)、三菱UFJ(8306)などに注目している。なお、注目10銘柄としては、上述銘柄のほか、五洋建設(1893)、いちご(2337)、ハウス食品グループ(2810)、東レ(3402)を挙げている。 【9:45】衣料品専門店の11月は冬物アウターを中心に好調に推移~みずほ  みずほ証券では、衣料品専門店の11月の月次動向を受けてリポートしている。11月は中旬以降の気温低下の影響もあり、ファーストリテイリング(9983)、良品計画(7453)、ユナイテッドアローズ(7606)、アダストリア(2685)、ハニーズHD(2792)の月末締め5社の既存店売上高は前年水準を上回った。12月1日に発表のあった百貨店の11月の月次売上と同様に、コートやダウンなどの冬物アウターが好調に推移した会社が多かったことを指摘しており、3年ぶりに冬らしい寒さとなったことが、衣料品専門店各社の売上高を押し上げたとみている。しかし、郊外型のショッピングセンターなどに出店している企業の伸び率は、先月に引き続き相対的に低い状況がみられるとコメントしている。 【8:45】寄り前気配はネクソン、島津製、スタンレ電、バンナムHDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、ネクソン(3659) +5.73%、島津製(7701) +4.46%、スタンレ電(6923) +4.43%、バンナムHD(7832) +4.37%、東海理化(6995) +3.66%、H2Oリテイ (8242) +3.42%、日光電(6849) +3.23%、TDK(6762) +2.87%、セイノーHD(9076) +2.84%、ニッパツ(5991) +2.67%などが高い気配値。  一方、イズミ(8273)-11.72%、ニコン(7731) -6.44%、第一三共(4568) -3.73%、東建物(8804) -3.67%、山九(9065) -3.34%、エーザイ(4523) -3.31%、日通(9062) -3.25%、JX(5020) -3.17%、SBI(8473) -2.98%、クボタ(6326) -2.94%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 159.35 +1.23
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