〔Market Flash〕再び出遅れ始めた日本株~東海東京

2017/12/13(水) 12:57
【12:55】再び出遅れ始めた日本株~東海東京  東海東京調査センターでは、ダウ平均と日経平均の格差が再び広がり、徐々に日本株の出遅れ感が強まりつつあることを指摘している。両者の格差(ダウ平均-日経平均)は昨年からおおむね500~2000のレンジ内で推移しているとのこと。今年9~11月に日経平均は急反騰したが、この時には格差が約2500まで開いた後の日経平均の出遅れ修正の力が大きく寄与したと考えている。その後、日経平均が23300円台に乗せた11月9日に、格差は約500に縮小して出遅れ修正は一巡した。一連の動きは外国人が主導しており、日本株の売買に際しては、両者の格差を判断材料の一つにしていると東海東京では考えている。足元では税制改革期待でダウ平均が上昇する中、格差は約1600に拡大しており、再び2000を超えれば、日経平均の高値警戒を封印して投資の機会と判断したいとコメントしている。 【10:45】11月工作機械受注高はロボドリル抜きでも過去最高を更新した可能性大~CS  クレディ・スイス証券では、11日に日本工作機械工業会が発表した11月の工作機械受注速報値を受けてリポートしている。11月は前年比46.9%増、10月比12.7%増の1585億円となり、過去最高を更新した。バブル期ピークの受注高は、1989年12月に記録した1266億円、そしてリーマン・ショック前のピーク受注高が2007年9月の1420億円となる。過去2度のピーク受注高にはスマホ向けロボドリルが含まれていないが、仮に今年11月のロボドリル受注高を150億円程度と仮定すれば、オーガニックベースの受注高は1435億円程度(前年比41%増)となり、ロボドリルを含まないベースでも過去最高を更新することになるとコメントしている。 【10:25】FOMCでは来年以降の政策スタンスを見極める動きが強まる~みずほ  みずほ証券のFXデイリーリポートでは、FOMCについて考察している。今回のFOMCについては、市場では0.25%の利上げ実施がほぼ確実視されており、政策金利であるFFレートの誘導目標上限は現行の1.25%から1.50%に引き上げられる見通し。ただ、来年以降の利上げペースについては、市場の想定と従来のFRBの想定(2018年は3回)との間で依然やや開きがあるため、FOMCメンバーによる政策金利見通しなどから、来年以降の政策スタンスを見極める動きが強まると想定している。来年2月に任期満了となるイエレン議長にとってはこれが最後の会見となることもあり、トランプ政権の税制改革に関する言及など、従来よりも発言内容に自らの見解が盛り込まれる可能性もあるとみている。みずほでは、米税制改革の進ちょくと併せて、どこまで米金利先高観測が高まるかが、目先のドル円の方向性を左右すると考えており、基本的には来週にかけて114円を目指す展開を想定している。 【10:05】まだ間に合う物流祭り~JPモルガン  JPモルガン証券では運輸セクターに関して、鉄道、物流、海運、空運の4サブセクターを新規でカバレッジしている。良好なファンダメンタルズは一定程度織り込まれているとみており、運輸業は自ら需要を創出することが困難で、収益が急伸することは起こりにくいと考えることから、運輸のセクタービューは「中立」としている。ただし、サブセクター間でのパフォーマンス格差は生じうるとみており、ここに運輸セクターへの投資価値があると考えている。値上げ効果がこれから出てくるほか、個社にポジティブ要因がある物流や、市況底打ちに加え、コンテナ3社統合新会社「ONE」への期待がある海運を「強気」でみており、サブセクターの選好順位は物流>海運>鉄道>空運としている。 【9:40】ビジネスソフト・ITサービスは2018年も業績好調を予想~SMBC日興  SMBC日興証券ではビジネスソフト・ITサービスセクターに関して、2018年も需要拡大と利益率改善による業績好調を予想している。需要拡大から4年が経過してSEの稼動がピークに達し、開発売上高は伸びにくく、メガバンクの大型案件が終了した影響なども今後出てくるとみている。しかし、5~6年周期のIT投資サイクル、クラウドコンピューティングやIoT志向によるIT利用領域の拡大、税制など政府の政策サポート、需給のひっ迫や生産性向上を背景とした利益率の上昇傾向によって、さらに一層の利益成長が期待できるとしている。このような状況が認知され、株式市場ではセクターの株価評価が高まりやすい傾向にあることから、SMBC日興ではセクター各社の目標株価を引き上げ、業種格付け「強気」を継続している。 【8:45】寄り前気配は山九、セイノーHD、沢井製薬、百十四が高い気配値  主力株の寄り前気配では、山九(9065)+14.64%、セイノーHD(9076) +7.47%、沢井製薬(4555) +6.04%、百十四(8386) +5.87%、日立キャピ(8586) +2.64%、大陽日酸(4091) +2.30%、SBI(8473) +2.09%、東京精(7729) +2.07%、千葉銀(8331) +2.06%、博報堂DY(2433) +1.94%などが高い気配値。  一方、住友倉(9303) -9.17%、上組(9364) -6.49%、T&DHD(8795) -3.98%、ITHD(3626) -3.68%、国際帝石(1605) -3.17%、カプコン(9697) -2.98%、いすゞ(7202) -2.65%、アルフレッサ (2784) -2.63%、コマツ(6301) -2.56%、三住トラスト(8309) -2.53%などが安い気配値となっている。
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