前場コメント No.7 信越化学、しまむら、ケイアイスター、グノシー、セブン&アイなど

2018/01/16(火) 11:30
★9:10  信越化学-SBIが「強気」へ引き上げ バリュエーションの切り上がりで
 信越化学工業<4063.T>が続伸。SBI証券では、バリュエーションの切り上がりで、投資評価を「やや強気」→「強気」、目標株価を13800円→15200円と引き上げた。
 300ミリウエハー需要見通しについては、2018年が前年比560万枚、2019年が同580万枚、2020年が610万枚と予想。生産能力見通しについては、2018年が同570万枚、2019年が同590万枚、2020年が600万枚とみているとした。この予想に基づけば、需給率は2018年の98%から2020年には102%まで上昇し、需要が供給を上回る見通し。
 価格効果を織り込み、半導体シリコンの営業利益を、今18.3期920億円、来19.3期1575億円、20.3期1910億円と予想。20.3期は増設に伴う減価償却負担を織り込むものの、価格上昇により大幅増益を予想。塩ビ・化成品の利益上乗せもあり、20.3期全社営業利益は4350億円までの拡大を予想しているとした。

★9:11  しまむら-三菱UFJMSが目標株価引き下げ シーズン初めの集客力強化が課題
 しまむら<8227.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新年度も「しまむら業態」中心にシーズン初めの集客力強化が課題とコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は11800円→11200円と引き下げた。
 エクイティストーリーは主力の「しまむら業態」を中心とした販売基調改善。事業環境が厳しさを増す中、下期に入っても販売不振が続き、業績予想も引き下げるとしたが、株価も販売不振を踏まえて下落してきたため、レーティングは「Neutral」を継続。
 今18.2期は4Q(12~2月)を残すのみとなり、秋冬商品の在庫をいかに値下げロス小さく売り切っていくかがテーマ。また、新年度も「しまむら業態」中心に新商品の投入や効果的な販売促進策により、シーズン初めから集客力強化を図ることが肝要と考えているとした。

★9:12  ケイアイスター-反発 北京有路前行科技発展と不動産事業で業務提携に基本合意
 ケイアイスター不動産<3465.T>が反発。同社は1月15日の大引け後に、子会社のケイアイスターデベロップメントが、中国北京市に本拠を置く北京有路前行科技発展との間で、不動産事業における業務提携に関し、基本契約を締結したと発表した。
 事業拡大と販売チャネルの拡充のため。中国系企業および個人による海外不動産投資は中国当局による規制の影響で投資状況は減少傾向にあるものの、なお高い投資レベルでの需要が見込めるとした。北京有路が運営する海外不動産情報サイト「uoolu.com」への物件の掲載および、有路主催の販売イベントでの物件紹介、販売活動を行う予定。

★9:12  Gunosy-売り気配 上期49%営業増益も材料出尽くし
 Gunosy<6047.T>が売り気配。同社は15日、18.5期上期(6-11月)の連結営業利益が9.3億円(前年同期比48.9%増)だったと発表した。
 KDDI<9433.T>との提携を開始した女性向け情報キュレーションサービス「LUCRA(ルクラ)」の収益化を開始した。アクティブユーザー数の堅調な積み上がりも寄与した。しかし市場では、材料出尽くしから売りが出ている。

★9:15  セブン&アイ-SBIが「中立」継続 米社のガソリン販売好調が連結業績をけん引
 セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が6日ぶり反発。SBI証券では、米セブンイレブン・インクのガソリン販売好調が連結業績をけん引していると判断。投資評価「中立」、目標株価5000円を継続した。
 3Q累計(2017.3~2017.11)は前年同期比で増収増益となる堅調な決算。ただし、増収分のほとんどは海外コンビニエンスストア事業におけるガソリン価格上昇、および販売量増加に伴うガソリン売上伸長(前年同期比2,384億円の増収)によるもの。国内は夏場や10月の天候不順の影響を大きく受けて減収。
 今3Qまでの実績はセグメントによる若干の強弱はあるものの、SBI予想に対して、ほぼ想定通りの進ちょく。業績予想は変更しないとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ