〔Market Flash〕地銀の3Qは上方修正は考えにくいが高めの進ちょくを予想~SMBC日興

2018/01/18(木) 14:06
【14:00】地銀の3Qは上方修正は考えにくいが高めの進ちょくを予想~SMBC日興  SMBC日興証券では、大手地銀の18.3期3Q決算は、連結純利益の対通期計画の進ちょく率が平均83%と、上期に続いてやや高めになると見込んでいる。株式売却益や低水準の与信費用の寄与もあり、概ね前年同期並みの利益水準と予想している。高めの進ちょく率ではあるが、上方修正の発表は極めて限定的と予想している。昨年10月以降の株式市場の状況を考えれば、株式売却益が増加してもおかしくない環境ではあるが、利益計上は控える傾向になると想定している。その分、19.3期計画に関しては株式の含み益が使える見込みが立つため、やや強めの傾向になると予想している。 【13:35】SOX指数が史上最高値に、米国株はさらに上値を目指す展開へ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカルリポートでは、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が17日に大幅高となって史上最高値を更新した動きに注目している。三菱UFJMSでは、同指数が米国株動向のカギを握るとみており、主要3指数に続いて同指数が最高値を更新した意味合いは大きいと考えている。主要3指数とSOX指数の足並みの乱れが打ち消されたことは、米国株の強気トレンド継続の証左と捉えている。短期サイクルからは、今後2月に向けて米国株は反落しやすい地合いではあるとのこと。ただ、三菱UFJMSではその押し幅は小さいとみており、2月以降、米国株はさらに上値を目指す展開を想定している。 【13:05】欧州利上げ開始時の物色はディフェンシブから景気敏感や内需に~大和  大和証券のテクニカルリポートでは、ECBが2018年内か遅くても2018年度中には利上げを開始する見込みであるが、過去のこうした年の日本株が、PERが上昇し、日経平均が3割後半から4割も上昇した特異な年であることを指摘している。過去に欧州大陸で利上げを開始した年では、ユーロ高は一時的で、むしろドル高となっているとのこと。足元ではユーロ高・円高が進んでいるが、大和では、年末のタイトなドル需給がいったん終わったことによる期間限定の動きとみており、早晩ドル高へ転換すると予想している。また、こうした為替の転換点の前後では、株式物色では情報通信やサービス、食品、陸運といったディフェンシブセクターは人気の圏外となりやすいことを指摘している。一方、機械、精密などの輸出優良株が引き続き物色され、自動車や鉄鋼などの景気敏感株もリバウンドすることが多いとのこと。さらに、不動産や倉庫などの資産価格連動株や、保険などの金融株にも物色が広がりやすいとコメントしている。 【12:45】日銀金融政策決定会合ではサプライズなしを予想~ドイツ  ドイツ証券は、1月22日、23日に開催される日銀金融政策決定会合に関して、現状の運営方針が維持されると考えている。金融市場では10年金利ターゲットの引き上げといったイールドカーブ・コントロールの微修正に対する思惑が高まっているが、会合後の総裁記者会見では、そういった思惑を否定するコメントが出ると予想している。こうした思惑を放置すると、イールドカーブ・コントロールの持続可能性が低下することや、春闘の直前ということもあり、日銀の正常化期待に伴う円高が賃上げの勢いを弱めかねないといった点を、その背景に挙げている。展望リポートでは、海外経済の回復を背景に、2018年度の実質GDP見通しが+1.4%から+1.6%へ上方修正されると見込んでいる。ただし、物価見通しに関しては、原油価格の想定次第としながらも、据え置かれる可能性が高いと考えている。 【10:35】空運は決算で原油高への懸念が払しょくされる可能性~野村  野村証券では空運セクターに関して、10、11月の輸送実績と事業環境を踏まえ、ANAホールディングス(9202)と日本航空(9021)の10-12月期業績を推定している。2社とも、国際線旅客収入や貨物収入が好調なことから、野村予想の営業利益に対する進ちょく率は高いと想定しており、1-3月期も現状の動向が続けば野村予想を上回る利益拡大が期待できると考えている。2018年に入り、原油高から対TOPIXに対して2社ともアンダーパフォームしているが、決算で好業績が確認されることで、懸念は払しょくされてアウトパフォームに転じると見込んでいる。特に、国内線のイールドの減少率が縮小またはプラスに転じるといったことが確認されれば、原油高は価格転嫁で相殺されるとの見方が広がると考えている。 【10:15】2018~19年の原油価格前提を引き上げ、中長期前提は据え置き~みずほ  みずほ証券では、今後の業績予想で適用する原油価格前提に関して、ブレント原油価格を2018年(1-12月)で59.5→63ドル/バレルへ引き上げ、2019年前提は60→62ドル/バレルへ引き上げている。一方で、長期価格前提の70ドル/バレルなどは据え置いている。足元のブレント原油価格が約70ドル/バレル前後まで上昇していることを勘案すると、引き上げ後の油価前提でも足元価格を下回る水準となるが、市場コンセンサス対比では約4~5ドル/バレル程度上回る水準に設定している。直近の油価上昇の背景については、中東の情勢不安や短期の供給混乱、米国の原油在庫の縮小継続などが背景にあるとみており、短期的な要因によるものが中心と考えている。 【9:50】建設の3Qはポジティブな決算になると予想~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では建設セクターの18.3期3Qはポジティブな決算になると予想している。リニア問題などの影響で、通期ガイダンス修正の可能性は低いとみているが、大成建設(1801)、鹿島建設(1812)、戸田建設(1860)などが19.3期を初年度とする中期経営計画を策定しており、ポジティブなメッセージが出てくることに期待している。リニア問題に関してさらなる悪材料が出てきた場合や、政治資金などの問題で政局に発展するようなケースなった場合にはネガティブ要因となるが、現時点ではそうした兆候は見出し難いとコメントしている。ただし、建設工事発注に関わる手続きが煩雑になるようであれば、コストと時間がかかるという点で、ゼネコン株にとってはネガティブな材料になると考えている。 【8:45】寄り前気配はスクリーン、大和工、日産化、ロームが高い気配値  主力株の寄り前気配では、スクリーン(7735) +6.63%、大和工(5444) +4.99%、日産化(4021) +3.92%、ローム(6963) +3.90%、不二油(2607) +3.65%、三菱倉(9301) +3.55%、ミスミG(9962) +3.38%、コムシスHD(1721) +3.13%、日製鋼(5631) +3.13%、北洋銀行(8524) +3.02%などが高い気配値。  一方、リゾートトラ (4681) -2.02%、NRI(4307) -1.80%、ネットワン(7518) -1.65%、ニッパツ(5991) -1.52%、みらかHD(4544) -0.72%、雪印メグ(2270) -0.61%、OKI(6703) -0.55%、キヤノン(7751) -0.53%、シャープ(6753) -0.50%、日油(4403) -0.48%などが安い気配値となっている。
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