〔Market Flash〕18年度の日本企業は10%前後の経常増益率を達成可能~大和

2018/06/25(月) 13:57
【13:55】18年度の日本企業は10%前後の経常増益率を達成可能~大和  大和証券では、18年度の日本企業の経常増益率は+10%前後が達成可能と考えている。外部環境での警戒ポイントは、(1)米国長期金利上昇、(2)地政学リスク、(3)通商摩擦リスクがあるが、過度な悲観も過度な楽観もしないスタンスとしている。国内政治のメーンシナリオは「安倍首相の自民党総裁3選」「経済最優先は堅持」で、9月20日前後とみられる自民党総裁選を挟んで、日本の政治安定性に対する海外投資家の期待値が回復する可能性を見込んでいる。外国人投資家の日本株買い戻し局面と想定しているが、年内は1-3月の9兆円売り越しの5割前後の買い戻しとみている。また、海外投資家が買い戻す過程で、日本株のバリュエーションの割安修正が生じると予想している。 【13:05】米ナスダックが極端に強いのはあまり良くない状況~みずほ  みずほ証券のテクニカルリポートでは米国株について考察している。15年から16年にかけてダウ平均とナスダック総合は同じように動いていたが、最近は3指数の中でナスダックが一人勝ち状態にある点に注目している。みずほでは、米国の貿易政策に対する警戒感が強いため、相対的に影響を受けにくいFANG銘柄やラッセル2000などの中小型内需株に資金が移っていると指摘しており、3指数の中でナスダックが極端に強いことはあまり良くないと判断している。直近ではそのナスダックも下落が目立っている。みずほでは、今後の3指数は不安定な状態が続いて7月から9月は大きな調整局面に入り、その後はナスダックの下落率が、他の2指数よりも大きくなると予想している。 【12:40】5月の鉱工業生産は前月比1.5%減を予想~CS  クレディスイス証券は、29日に発表予定の経済指標について考察している。5月の鉱工業生産は、前月比-1.5%の減少を予想している。経済産業省の予測調査(誤差修正済み)では同-1.3%の増加が見込まれており、同月のCS推計の実質輸出も同-1.9%と明確なマイナス成長であったことから、実績は予測調査をやや下回ったものと想定している。他方、5月の完全失業率は2.5%と横ばいを予想しており、東京地区のコアCPIについても、6月は前年比+0.5%で横ばいを予想している。 【11:00】食品はタンパク質、調理簡便化、ブランドのグローバル化に注目~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では食品セクターに関して、2018年後半からのテーマとして、国内では健康、調理の簡便化、海外では日本独自ブランドのグローバル化を挙げている。また、健康をテーマとした切り口としては、「タンパク質」に注目している。山崎製パン(2212)の値上げ発表により、加工食品セクターにおいては値上げ期待が高まりつつあるが、現状では原材料コストの上昇は、小麦やチーズなど限定的であり、2015年のように業界全体が値上げに動く局面ではないと、三菱UFJMSでは考えている。むしろたばこやビールなどの、値上げによる需要減少の弊害については注意したいと警鐘を鳴らしている。 【10:20】主要行への強気スタンス継続、三住トラストとみずほに注目~野村  野村証券では、主要銀行セクターに対する「強気」スタンスを継続している。(1)バリュエーションの割安感、(2)業績面での循環的な底入れ期待、(3)株主還元姿勢の緩やかな改善―などをその背景に挙げている。銘柄選択面では、業績モメンタムが良好な三井住友トラスト(8309)と、悪材料出尽くしのみずほ(8411)をトップピックとしている。長期の戦略展望が堅固な三菱UFJ(8306)と、資本政策に動意がみられる三井住友(8316)も「Buy」で注目している。今後の注目材料としては、経費率改善など事業構造変革への取組み姿勢、政策保有株売却スピード、資本政策動向、非金利収益と海外業績動向、内外中央銀行の金融政策変化の方向性などを挙げている。 【9:40】日経平均はオプションに絡む先物売買に要注意~みずほ  みずほ証券のテクニカルリポートでは、日経平均オプションの建玉(7月限月+8月限月)をみると、プットが22000円と21000円で2万枚を超えていることに注目している。一方、コールは建玉が多い23000円や23500円でも1.5万枚を下回っており、24000円や25000円などの建玉は少ないとのこと。みずほでは、建玉の多い価格が上値・下値の節目や抵抗帯になると考えており、23000円から23500円が上値抵抗帯、21000円から22000円が下値抵抗帯になると想定している。今後はオプション市場参加者の動向から、上値は23200円を超えると裁定買いで一段高になりやすい一方、21800円を下回ると裁定解消売りで一段安になりやすいとみているが、プットの建玉が多いだけに、下落に警戒しておく必要があるとコメントしている。 【9:15】指数はボックス推移を予想、インバウンド関連に注目~SMBC日興  SMBC日興証券では日本株に関して、TOPIXの12カ月先予想EPSは順調に増加しており、決算発表を追うごとに、会社計画の上方修正期待が高まると考えている。ただし、こうした好業績期待が通商問題によって後退する可能性があるとみており、当面、指数全体はボックス圏での推移を想定している。一方、今週からは3-5月期の決算発表が本格化し、百貨店、スーパー、コンビニ、専門店、外食といった小売業の決算が相次ぐことから、物色面では内需関連に目が向かうと予想している。SMBC日興では、中でも業績拡大が見込まれるインバウンド関連銘柄に注目している。 【8:45】寄り前気配はブラザー、リョーサン、JFEHD、ウシオ電が高い気配値  主力株の寄り前気配では、ブラザー(6448)+19.84%、リョーサン(8140)+19.15%、JFEHD(5411)+14.50%、ウシオ電(6925)+13.15%、ケーズHD(8282)+10.84%、長瀬産(8012) +8.70%、セ硝子(4044) +8.56%、ワコールHD(3591) +8.44%、三浦工(6005) +8.38%、NOK(7240) +8.06%などが高い気配値。  一方、西鉄(9031) -6.91%、スズケン(9987) -5.96%、石油資源(1662) -4.77%、丸一管(5463) -4.64%、東海理化(6995) -4.26%、日本オラクル(4716) -3.61%、日光電(6849) -3.25%、京都銀(8369) -2.91%、大和工(5444) -2.82%、エクセディ(7278) -2.81%などが安い気配値となっている。
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マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 155.90 -2.22
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