〔Market Flash〕FAは理想買いが終わり割安感が消滅、下値リスクが強まる~CS

2019/03/15(金) 10:40
【10:40】FAは理想買いが終わり割安感が消滅、下値リスクが強まる~CS  クレディ・スイス証券ではFAセクターに関して、中国春節後もスマホや半導体関連向け受注の低迷が続いており、例年見られる季節的な需要増はおろか、回復の兆しも見えないと指摘。ルネサス(6723)は国内外13工場の一時帰休を発表したが、各種機器メーカへの悪影響も懸念され、CSが従来指摘していた受注の二番底が現実味を帯びてきた印象とコメントしている。FA関連の株価は、昨年末にPBRの割安感が強まった上に、受注の底打ちと米中貿易摩擦の合意期待を背景とした「理想買い」が見られ、予想以上の上昇を見せた。しかしCSでは、中国テック系FA関連銘柄の株価は、昨年末の安値水準までの調整リスク含みとみており、本格的な「現実買い」の到来には、2015~2016年に見られたような、各種月次データの前年比プラス転換期待の高まりが必要と考えている。 【10:00】タイヤは北米需要は強含みも供給面でアップサイド限定的~MSMUFG  モルガン・スタンレーMUFG証券ではタイヤ業界に関して、北米を中心に18インチ以上の高付加価値製品の需要が拡大するとの見方に変わりはないとしている。各社とも高インチタイヤの設備を増強している。ただし、製造難易度が高いため生産性向上に苦慮しており、生産前倒しによるアップサイドは臨めないと指摘。一方で、アジアや中近東などの需要弱含みが継続していることから、タイヤ各社の利益予想を減額している。個別の選好順位は、TOYO(5105)>横浜ゴム(5101)>ブリヂストン(5108)>住友ゴム(5110)としている。 【9:30】3月半ばごろからは通信株のパフォーマンスが良好な時期に~大和  大和証券では、情報通信株には例年、3月半ば~4月ごろから株価の相対的なパフォーマンスが良好になる季節性が見られ、短くても夏ごろまで、長ければ秋ごろまで続きやすい傾向があることを紹介している。4月の新年度入りを控えて、例年1-3月期に携帯電話の契約数が大きく増加しやすく、それらの実績が明らかになることで今後の通信料収入などの伸びへの期待が高まること、また外部環境の影響を受けにくいことで企業側の期初の業績ガイダンスが相対的に良好になると考えられることなどが、背景にあるとみている。ここからは5Gの供用開始が視野に入ってくる時期でもあり、情報通信株の株価パフォーマンスの一段の加速も期待できると大和では考えている。 【8:45】寄り前気配は福山運、コメリ、ケーヒン、ゼオンが高い気配値  主力株の寄り前気配では、福山運(9075)+13.19%、コメリ(8218) +6.60%、ケーヒン(7251) +6.59%、ゼオン(4205) +6.05%、ネクソン(3659) +6.02%、東海理化(6995) +5.87%、明電舎(6508) +5.68%などが高い気配値。  一方、メディパル(7459)-12.18%、石油資源(1662) -9.48%、日梱包(9072) -6.30%、東邦HD(8129) -3.71%、島忠(8184) -3.21%、堀場製(6856) -3.16%、レンゴー(3941) -3.16%、ウシオ電(6925) -3.00%、ダイセキ(9793) -2.66%などが安い気配値となっている。
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