〔Market Flash〕化学・繊維では19年度の業績安定性が高い企業に注目~野村

2019/04/18(木) 11:00
【11:00】化学・繊維では19年度の業績安定性が高い企業に注目~野村  野村証券では化学・繊維セクターに関して、19年度前半は自助努力などで19年度の業績安定感が高い企業に注目している。中国PMIなどに底打ち感が見られ、マクロ環境の最悪期を脱しつつある点は汎用石化などの需要にプラスで、短期的に市況が上昇する可能性があるとみている。一方、14~17年度の需要好調時に意思決定されたエチレンやMMA、ANなどの汎用石油化学の新規プラントが今後立ち上がることから、これらの石化採算の持続的な改善は見込みづらいと考えている。また、半導体材料やスマホ材料需要も19年度前半は伸び悩みを懸念している。事業環境の改善が期待し難い中、個別では、三井化学(4183)、信越化学(4063)、東レ(3402)、三洋化成(4471)などに注目している。 【10:15】電子部品セクター 19年1-3月期は前年同期比5%営業減益を予想~大和  大和証券では電子部品セクターに関して、足元の事業環境を鑑み、業績予想を見直している。大手17社合計の19年1-3月期は一過性の損益を除いて前年同期比で7%減収、5%営業減益を予想しており、18年10-12月期の10%営業減益から減速を見込んでいる。部品受注は期末に向けては悪かった中華圏の景況感が改善しており、各種月次統計の前年同期比伸び率は1、2月がボトムであったとみている。19.3期通期では2%増収、9%営業増益、20.3期は4%増収、10%営業増益を予想している。1月の業績アップデートでは従来予想を大きく減額したが、今回は3Q決算直後の予想と比べて微修正の範囲と大和ではコメントしている。 【9:30】食品は中長期成長戦略を選別する機会~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では19.3期の食品メーカーの決算は、実績・ガイダンスともに、総じて軟調・慎重なものになると予想している。(1)消費環境に改善の兆しが見られない、(2)物流費・人件費等の上昇、(3)値上げを発表している企業が多い―といった点をその理由に挙げている。短期業績についてはポジティブな要素は乏しいとみている一方で、市場の期待値もすでに低いと捉えており、値上げ力や中長期成長戦略を選別する機会と考えている。個別では、現状の株価と中長期の成長ストーリーを踏まえて、サントリーBF(2587)とニチレイ(2871)を推奨している。 【8:45】寄り前気配は福山運、東北電、クボタが高い気配値  主力株の寄り前気配では、福山運(9075)+14.04%、東北電(9506) +4.07%、クボタ(6326) +3.01%、ソニーFH(8729) +2.82%、サンドラッグ(9989) +2.53%、T&DHD(8795) +2.48%、名銀(8522) +2.47%、西鉄(9031) +2.46%、武蔵銀(8336) +2.45%、百十四(8386) +2.43%などが高い気配値。  一方、豊田合(7282)-10.02%、東邦HD(8129) -9.82%、アルフレッサ (2784) -6.44%、NOK(7240) -5.56%、ADEKA(4401) -5.33%、日梱包(9072) -4.79%、スタンレ電(6923) -4.79%、三井造(7003) -4.37%、エア・ウォー (4088) -4.34%、不二油(2607) -3.95%などが安い気配値となっている。
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