〔Market Flash〕来週は押し目買い戦略が奏功しやすい時期~大和

2019/06/07(金) 13:15
【13:15】来週は押し目買い戦略が奏功しやすい時期~大和  大和証券では、今年の日経平均は4月下旬に天井を売ち、5月下旬から一段と下落したが、これは日経平均の季節的なパターン通りの展開であるとコメント。そして、この季節性にならえば、来週ごろが投資機会になりうると指摘している。この時期に重要な点として、配当の再投資を挙げている。再来週以降の2週間で4.8兆円もの巨額の配当が投資家に戻ってくるとのこと。その一部は再投資に向かうため、株価へのポジティブな効果が期待できる。また、伝統的に下期入りの意識が残る欧州では7月初旬に株価が堅調になる傾向がある点にも注目しており、欧州投資家からの日本株投資でも新下期入りの資金が期待できるものかもしれないとコメントしている。 【12:35】それでも地銀再編は進まない~SMBC日興  SMBC日興証券では、6日付けの日本経済新聞が一面で、「地銀再編10年で集中支援」と報じたことを受けてリポートしている。内容は政府の未来投資会議で、地銀の経営統合に関して独占禁止法の適用除外を認める特例法を10年間限定で施行するというものだが、SMBC日興では、当該措置でも特に地銀再編は急加速しないと考えている。過去5年で地銀再編は鈍化していると指摘。現在、同一県内において第一地銀が複数残っている事例は多くなく、有力地銀同士が統合後のシェアの高さを懸念して統合をちゅうちょしている事例も限定的と思われることから、状況は変わらないと考えている。再編でトップラインが伸びるわけでもなく、人員・店舗の削減も難しければ、経費はむしろ増えることも多い。SMBC日興では、特に再編で何か変わるわけではないという諦観が地銀関係者に共有されている中では、政府の取り組みは機能しにくいと考えている。 【10:25】豪州は8月に加えてさらに1回の利下げを予想~野村  野村証券では、ここ1週間の世界および豪州の見通しを巡る重要な動きを踏まえて、豪州準備銀行(RBA)が8月の利下げで金融緩和を終えるとの従来予想を見直し、今後2度の0.25%ポイントの利下げを実施すると予想を変更している。2度目の利下げの時期は、11月の可能性が最も高いとみている。同時に、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)に関しても、RBAに追随する形で0.25%ポイントの利下げに踏み切ると予想を変更しており、そのタイミングは8月が濃厚と考えている。 【9:35】建設用クレーンは市場の回復サイクル入りで拡大局面へ~大和  大和証券では、日本では政府の国土強じん化計画、米国では政府の積極的なインフラ投資を背景に、建設用クレーン市場が拡大すると予想している。日本市場は16年以降は復興需要一巡から減少していたが、大和ではサイクル上では14~15年のピークから19年ごろがボトムになると見込んでおり、今後は緩やかな回復が続くとみている。世界市場はリーマンショック後にボトムを付け、18年は欧米中心にプラスへ転換。19年以降は回復サイクルに入ると想定している。個別ではタダノ(6395)と加藤製作所(6390)に注目している。 【8:45】寄り前気配は東芝テック、ニフコ、日立ハイテク、H2Oリテイが高い気配値  主力株の寄り前気配では、東芝テック(6588)+18.22%、ニフコ(7988)+17.99%、日立ハイテク(8036)+14.74%、H2Oリテイ (8242) +7.50%、東海理化(6995) +7.28%、ケーヒン(7251) +6.86%、タダノ(6395) +6.63%、山崎パン(2212) +6.39%、いすゞ(7202) +5.44%、福山運(9075) +4.44%などが高い気配値。  一方、ウシオ電(6925)-17.96%、不二油(2607) -8.37%、三和HD(5929) -6.36%、メディパル(7459) -5.04%、中部電(9502) -4.01%、トヨタ紡織(3116) -3.96%、住友倉(9303) -3.64%、エア・ウォー (4088) -3.44%、キッセイ薬(4547) -3.21%、住友ベ(4203) -3.18%などが安い気配値となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 155.90 -2.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ