〔Market Flash〕7月機械受注 電機は減少一服も資本財業種はいまだ低調~三菱UFJMS

2019/09/13(金) 12:51
【12:50】7月機械受注 電機は減少一服も資本財業種はいまだ低調~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、7月の機械受注を受けてリポートしている。7月のコア機械受注は前月比-6.6%。6月好調の反動で減少し、4-6月平均比でも小幅のマイナスとなった。製造業の中では電気機械や情報通信機械で下げ止まりが見られたものの、はん用・生産用機械など資本財業種からの受注は減少が継続した。また、外需は7-9月期に持ち直すとの見込みであったが、7月も減少傾向に変化がなかったと指摘。電子計算機などは底打ちの動きがあるものの、産業機械や工作機械の弱含みが継続している。三菱UFJMSでは、こうした海外需要動向は、国内でも資本財業種の設備投資に対する抑制要因となりそうだとコメントしている。 【11:15】日経平均は年末ターゲットに急接近しているが、ここからは一進一退~野村  野村證券では、日本株の上昇が加速しているのは、3つの地政学リスク(香港デモ、ブレグジット、米中通商摩擦)の警戒後退と、それにともなうグローバルな悲観ポジションの巻き戻しであるとみている。この株高の持続力を考える上で3つのポイントを点検した。第1にドル円は108円まで急回復したが、ここからは上値が重い。105円台からの反発には、ドルショート・円ロングポジションの巻き戻しが関わっていたとみられ、その調整はほぼ終了している可能性がある点。第2に、米・日の10年金利はそれぞれ1.75%、-0.20%という節目を取り戻した点。第3に、米中通商協議は9月初来、米中動向を巡っては急速に楽観論が広がり、ここから10月前半の米中閣僚級会議までの間は、市場は「待ち」の姿勢を取らざるを得ないとみている。日経平均は野村の年末ターゲット(22,500 円)に急接近しているが、ここからは一進一退となるシナリオが描きやすいという。 【10:00】バリュー株の上昇が局面転換を察知したものならば想定以上の事態に~SMBC日興  SMBC日興証券では、バリュー株が急上昇は現時点では過度な悪化からの揺り戻しの範囲内である一方、バリュー反騰を一過性と断じるのも早いと考えている。仮に今回の一連の動きが市場の「先見性」が発揮された結果であり、米10年債利回りが既にボトムを付けている場合、想定以上の事態に発展する可能性もまた否定できないとしている。参考になる2016年のバリュー相場のきっかけは、11月の米大統領選ではなく、7/8の米雇用統計であると指摘。この時の米金利上昇は緩やかであったのに比べ、バリューの上昇幅は相当の規模だったという。ここで重要なのは、雇用統計前の金利水準が「結果的にボトムだった」ことである。バリューが過剰に売り込まれたところで、局面が決定的に変わったと市場が察知し、一斉に反動が起こった点に注目している。現在でもバリューとグロースのバリュエーション格差が限界ラインまで開いていることを考慮すると、米中の争いがピークアウトしているか、それによって米金利が既にボトムを付けているかの判定が重要になると解説している。 【8:45】9月限SQ算出日、寄り前気配はネクソン、東亜合成、紀陽銀などが高い気配値  きょうは9月限SQ算出日で気配は大きくかい離しており、寄り付き直前で大きく変動するため注意したい。  主力株の寄り前気配では、ネクソン<3659>+26.58%、東亜合成<4045>+25.62%、紀陽銀<8370>+25.35%、名銀<8522>+22.58%、TSテック<7313>+21.77%、武蔵銀<8336>+21.41%、大垣銀<8361>+21.09%、積水化<4204>+20.29%、滋賀銀<8366>+20.23%、南都銀<8367>+20.16%などが高い気配値。  一方、応化工<4186>-3.94%、JSR<4185>-3.74%、ポーラオルH<4927>-3.32%、ジェイテクト<6473>-2.16%、住友ベ<4203>-2.15%、住友倉<9303>-2.04%、ニトリHD<9843>-2.02%、東芝<6502>-1.45%、北海電<9509>-1.03%、日立ハイテク<8036>-1.00%などが安い気配値となっている。
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