日産自動車-反発 JCRが長期発行体格付けを「A+」に1ノッチ引き下げ

2019/12/05(木) 10:42
 日産自動車<7201.T>が3日ぶり反発。日本格付研究所(JCR)は12月4日、同社の長期発行体格付けを「AA-」→「A+」に引き下げると発表した。格付けの見通しは「ネガティブ」→「安定的」と変更。  今20.3期営業利益は前期比52.9%減の1500億円の計画で、4期連続の減益の見込み。期初計画の2300億円から、第2四半期決算発表時に下方修正された。欧米での販売不振の中、規制対応や商品性向上のためのコスト増加、為替変動影響などが減益要因となる見込み。上半期の営業利益は前年同期比85.0%減少の316億円であり、通期業績予想の達成にはコスト削減と米国事業の収益力改善が必要。今後「事業改革」でのリストラ効果や新車投入効果が本格的に見込めるのは22.3期以降とみられるとした。
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