東芝機械－急落 東芝子会社TOB期限迫るなか価格引き上げなしに失望
東芝機械<6104.T>が急落。東芝<6502.T>の子会社再編をめぐるTOBをめぐり、ニューフレアテクノロジー<6256.T>の約15％を保有する第2位株主である同社の株価は、売却益に期待する買いから足もと上昇が続いていた。
ニューフレアのTOB価格1万1900円で売却した場合、同社の持分では約204億円となる。また、TOB発表後、旧村上ファンド系の南青山不動産がニューフレアの株式を取得したことが12月2日発表分の大量保有報告書から明らかになると、ニューフレアの足もとの株価からはディスカウントTOBとなる水準だったことから、TOB価格の引き上げに対する思惑から上げ足を強めていた。
ただ、TOB期限が25日に迫るなか、TOB価格引き上げに対する具体的な動きが東芝側から起きていないことことで、思惑から買いに向かっていた投資家の失望売りが優勢となっているようだ。
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