昭栄薬品-一時ストップ高 ブラジルでエタノール需要ひっ迫 代替需要で思惑
昭栄薬品<3537.T>が一時ストップ高。24日付の化学工業日報が、日本の発酵アルコールの調達元のブラジルでエタノールの需給がタイト化する観測が出ていると報じたことが手がかり。
記事によれば、背景にはバイオ燃料の利用拡大を推進する国家政策「RenovaBio」が今月から開始されるなど需要の拡大があるもよう。一方で、砂糖価格が上昇するとの見方が浮上。粗原料のサトウキビが砂糖の生産に多く振り向けられるとエタノールの生産に影響するため、日本が輸入の大半を頼るブラジルの需要変化は、調達面で影響が出てきそうだとしている。
同報道を受け、サトウキビの代替となるパーム由来のバイオエタノールなどに強みをもつ同社に思惑的な買いが向かっているとみられる。なお、急騰後は利益確定売りも出たことから、上げ幅を縮めている。
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