PSS-急落 3Q営業赤字1.6億円に拡大 試薬量産設備投資で減価償却負担増
プレシジョン・システム・サイエンス<7707.T>が急落。同社は5月29日、20.6期3Q累計(7-3月)の連結営業損益が1.6億円の赤字(前年同期は1300万円の赤字)だったと発表した。短期間の製品応用開発費用や、試薬量産コストダウンの設備投資による減価償却負担増から、販管費が、11.8億円(前年同期比11.0%増)となったことが響いた。
同売上高は33.8億円(前年同期比9.5%増)となった。世界的な新型コロナウイルス「COVID-19」確定迅速検査の需要に対応するために、エリテック社向けOEM製品である全自動PCR検査システムや、DNA自動抽出装置の販売とそれらに付属する消耗品(抽出試薬、プラスチック消耗品)の販売が好調だったことが寄与した。なお、株価は営業赤字の拡大を嫌気した売りが優勢となっている。
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