〔Market Flash〕鉄鋼では有望な投資対象に乏しい状況が続く~野村

2020/06/02(火) 10:35
【10:35】鉄鋼では有望な投資対象に乏しい状況が続く~野村  野村証券では鉄鋼セクターの4~5月の統計を受けて当該セクターについて考察している。中国の5月の鉄鋼業のPMI指数には改善がみられ、新規受注指数19年1月以来の高水準となった。原料炭価格が下落している点は国内高炉メーカーの7-9月期の輸出採算に幾分プラスに寄与すると野村では考えている。ただし、中国では生産も高水準で在庫も例年より多い上に、中国外では需要が停滞していることから、大幅な採算改善は期待できないとみている。目先のスプレッドが安定している普通鋼電炉については足元で主原料の鉄くず価格が反転しており、一段と採算が拡大する局面ではないと指摘。高炉や特殊鋼は21.3期上期の業況が厳しく、当面鉄鋼セクターでは有望な投資対象に乏しい状況が続くと予想している。 【9:40】デジカメは業態の抜本転換が迫られる~SMBC日興  SMBC日興証券では、1-3月期の日系デジカメ7社のデジカメ事業売上高が、9四半期連続の減収減益となったことを指摘している。COVID-19(新型コロナウイルス)の影響も加わり、ソニー<6758.T>以外は全社赤字となった。1社を除き全社が事業赤字となったのは、リーマンショック後の2009年1-3月期にキヤノン<7751.T>以外が全社赤字となって以来、11年ぶりであるとのこと。当時はその後、同年4-6月期にV字回復を果たしたが、SMBC日興では今回は同様の期待はできないとみており、もはや業態を抜本的に変えていくことを決断する局面にあると考えている。 【8:45】寄り前気配は東京センチュリー、三菱電、三和HD、北国銀が高い気配値  主力株の寄り前気配では、東京センチュリー<8439>+13.13%、三菱電<6503>+12.22%、三和HD<5929>+8.95%、北国銀<8363>+8.54%、TSテック<7313>+8.25%、三井金<5706>+6.22%、東京精<7729>+6.03%、青山商<8219>+5.85%、日産化<4021>+5.82%などが高い気配値。  一方、メディパル<7459>-8.75%、阪急阪神<9042>-8.29%、アルフレッサ<2784>-5.68%、HOYA<7741>-5.04%、ケーズHD<8282>-3.91%、参天薬<4536>-3.46%、りそなHD<8308>-3.43%、東亜合成<4045>-3.20%、テレビ朝日<9409>-3.07%、アステラス薬<4503>-3.02%などが安い気配値となっている。
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