〔Market Flash〕後場の日経平均は一段高、上げ幅を900円超に広げる

2020/06/16(火) 12:42
【12:40】後場の日経平均は一段高、上げ幅を900円超に広げる  後場の日経平均は前引け(22244円)から大きく水準を切り上げ、22472円からスタートした。日銀は昼休みに入って早々に金融政策の現状維持を発表。サプライズはなく、これに対する先物などの反応は限られた。しかし、一部メディアで米政権が1兆ドルのインフラ支出を検討していると報じられたことが伝わり、米株先物が急伸。これを好感してギャップアップスタートとなり、上げ幅を900円超に広げている。 【10:40】主要国の大規模な財政・金融政策の効果~SMBC日興  SMBC日興証券では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、主要国において大規模な財政・金融政策が採られていることを受けてリポートしている。主要国の財政赤字は拡大しているが、その拡大幅は民間貯蓄の拡大幅に見合っており、国全体の貯蓄・投資バランスはほとんど変わらないとSMBC日興では指摘。そのため、景気過熱やバブルは起きないと予想している。大規模な金融緩和に関しては、QE(量的緩和)で民間の貸し出しが増える訳ではないと指摘。増えるとすればQEに金利低下効果が残っている場合だが、主要国の長期金利はゼロ%に近付いている。そのためSMBC日興では、主要国中央銀行のQE拡大は、ほとんどが当座預金に滞留することになり、緩和効果は限定的になると考えている。 【9:40】海運は業績悪化が限定的で回復を探る局面~野村  野村証券では海運セクターに関して、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響を反映して、日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>の21.3期の業績予想を下方修正している。ただ、自動車船の悪化が目立つものの、それ以外は意外と堅調とみており、投資判断は変更していない。個別では、PBR面で割安感のある商船三井を「Buy」としており、再評価の余地が大きいと考えている。 【8:45】寄り前気配は東海理化、野村不HD、ヒロセ電、東建物が高い気配値  主力株の寄り前気配では、東海理化<6995>+21.53%、野村不HD<3231>+20.55%、ヒロセ電<6806>+19.78%、東建物<8804>+17.10%、サンゲツ<8130>+15.62%、東邦HD<8129>+14.71%、ノーリツ<5943>+13.43%、滋賀銀<8366>+13.08%、岡三<8609>+12.99%などが高い気配値。  一方、パーク24<4666>-19.35%、ユニチャーム<8113>-3.55%、東芝テック<6588>-2.31%、ベネッセHD<9783>-1.95%、太平洋セメ<5233>-1.39%、サンドラッグ<9989>-1.28%、ABCマート<2670>-1.13%、東洋水産<2875>-0.88%、スクエニHD<9684>-0.74%、森永乳<2264>-0.65%などが安い気配値となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ