後場コメント No.2  高島屋、日清食HD、IPS、ソーシャルワイヤ、インフォマート、スパークス

2020/06/29(月) 15:04
★13:04  高島屋-大幅安 1Q営業赤字180億円 店舗閉鎖で販売半減=日経
 高島屋<8233.T>が大幅安。28日付の日本経済新聞朝刊は、同社の21.2期1Q(3-5月)が連結営業損益は180億円程度の赤字だったようだと報じた。

 記事によれば、新型コロナウイルスの影響で日本橋店や新宿店など主要店舗を4月から約2カ月にわたって休業し、5割強の減収だったもよう。人件費など固定費が重く、赤字額が大きくなったとしている。

★13:21  日清食品HDなど-新高値 都で新型コロナ新たに60人感染 巣ごもり再物色
 日清食品ホールディングス<2897.T>、東洋水産<2875.T>、スギホールディングス<7649.T>、ベルク<9974.T>など、巣ごもり関連銘柄が新高値。東京都は28日、都内で、緊急事態宣言が解除されたあとで最も多い60人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表したことが材料。

 新型コロナの感染第二波に対する懸念から、関連銘柄に再び買いが入っているようだ。

★13:31  IPS-後場ストップ高 標準ソリューションモデル「EasyOne Trading」提供開始
 アイ・ピー・エス<4335.T>が後場ストップ高。同社は29日、SAPジャパン(東京都千代田区)の承認を受け、準大手および中堅企業(年商規模500 億~3000億円)を対象とした標準ソリューションモデル(i-ESM)「EasyOne Trading」の提供を開始すると発表した。

 「i-ESM」は、基幹システム、AI、RPAなど最新デジタル技術の導入短縮化と業務品質向上を支援するための標準ソリューションモデル。「EasyOne Trading」は安全・簡単なシステムの導入と活用コンサルティングサービスをパッケージにした製品としている。

★13:32  ソーシャルワイヤー-大幅安 東証本則市場への変更申請を取り下げ
 ソーシャルワイヤー<3929.T>が大幅安。同社は29日、5月22日に開示していた東京証券取引所本則市場への市場変更申請を取り下げると発表した。コロナ禍による業績への影響を受け、申請をいったん取り下げるとしている。

★13:43  インフォマート-大幅続落 「BtoB プラットフォーム」が「IT導入補助金2020」C類型の対象に認定
 インフォマート<2492.T>が大幅続落。同社は29日13時30分、電子契約サービスの「BtoB プラットフォーム」が、経済産業省推進の「IT導入補助金2020」C類型の対象に認定されたと発表した。

 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者などがITツール(ソフトウェア、クラウド利用費、導入関連経費など)を導入する経費の一部を補助する仕組み。

 今後、同社は「BtoB プラットフォーム」を導入する際の費用面でのハードルを下げ、テレワークを整備する企業およびコロナ禍で事業に影響が出た外食業界への支援を推進するとしている。なお、株価は地合いの悪さに連れ安しており、ポジティブな反応は限定的だ。

★14:05  スパークス-反落 「宇宙フロンティアファンド」設立 JAXAとも連携
 スパークス・グループ<8739.T>が反落。同社は29日13時、宇宙開発に関わる人材・技術を支援などを目的として、子会社のスパークス・イノベーション・フォー・フューチャーより「宇宙フロンティアファンド」ファンドを設立すると発表した。
 
 当該ファンドの設立にあたって、トヨタ自動車<7203.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などが出資する。12月末まで追加出資を募り、総額150億円規模を目標としている。

 併せて、上記ファンドの設立とともに宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携も発表した。本連携により、両社の知見を合わせての中長期的な宇宙産業の持続的な成長・イノベーション創出も目指すとした。しかし、株価へのポジティブな反応は限定的だ。


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