〔Market Flash〕欧州では英・EUの交渉決着を見守る展開~大和

2020/10/02(金) 10:50
【10:50】欧州では英・EUの交渉決着を見守る展開~大和  大和証券のグローバル・ストラテジーリポートでは、欧州においてEUと英国との間で自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉が佳境を迎えている点に注目している。複数回の交渉を重ねても協議は合意には至っておらず、このまま年内いっぱいとされているEU離脱の移行期間を終了すると、関税など貿易を含めた様々な分野で弊害が生じると予想される。英ジョンソン首相は10月15日のEU首脳会議までを合意の期限と主張しており、両者の協議は再び緊張を高めつつある。大和では、欧州にとって協議の行方は秋相場の不安定化要因になり得るとみており、その影響は英国株に色濃く表れる可能性があると指摘。その他市場へのリスクオフの波及という面も含めて、リスク要因として留意したいとコメントしている。 【10:10】企業の自社株買いが前年比で大幅に減少~野村  野村証券では、全上場企業、普通株ベースの20年度上期(4-9月)の自社株買い実施額が1.9兆円となり、19年度上期の実施額4.7兆円に対して59.0%減少したと指摘している。野村では減少の背景として、(1)新型コロナの影響により、企業が厳しい事業環境に直面している、(2)3月以降の株価回復ペースが速く、自社の株価を割安と考えている企業が減少している―という2点を挙げている。上期の減少ペースは想定以上と捉えているが、ソフトバンクG<9984.T>が大規模な自己株式取得枠を設定したことを考慮して、20年度の自社株買い実施額に関しては4.1兆円→4.6兆円と従来予想を引き上げている。 【9:15】中国9月製造業PMIは生産と新規受注が改善を主導~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、中国国家統計局が9月30日に発表した製造業PMIを受けてリポートしている。9月のPMIは51.5と、前月の51.0から改善した。PMIを構成する5項目がすべて上昇したが、特に生産および新規受注の上昇幅が大きかったとのこと。世界の段階的な経済活動再開を反映して、新規輸出受注指数が今年初めて50を上回ったほか、10月1日からの大型連休を前に食品や酒など消費財への需要が伸びた。非製造業PMIで改善が継続した背景にも、連休の効果があったと考えられる。ただし、製造・非製造とも雇用の50割れが継続しており、消費の反動には注意したいと三菱UFJMSではコメントしている。
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