後場コメント No.5 東亜合成、トヨタ紡織、日軽金、オービック、豊田合、三晃金、東ガス

2021/04/28(水) 15:02
★14:11  東亜合成-後場上げ幅拡大 1Q営業益38%増 カセイソーダなど販売増
 東亜合成<4045.T>が後場上げ幅拡大。同社は28日14時、21.12期1Q(1-3月)の連結営業利益が46.9億円(前年同期比37.5%増)だったと発表した。

 自動車向けの回復や半導体向けの好調が寄与。カセイソーダ等の無機製品は電力価格の値下がりなどもありセグメント増益。アクリルモノマーでは原燃料の値上がりを吸収し販売数量増によりセグメント増益となった。

★14:11  トヨタ紡織-後場急騰 今期営業益26%増見込む 前期は一転増益
 トヨタ紡織<3116.T>が後場急騰。同社は28日14時、22.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)は720億円(前期比26.1%増)、年間配当予想は64円(前期は45円)と発表した。市場コンセンサスは666億円。

 グローバルでの需要回復を見込む一方、半導体不足や寒波、地震といった自然災害による材料供給問題も想定。この環境下、想定為替レートは1米ドル105円、1ユーロ125円、1タイバーツ3.4円、1人民元16.1円を前提とした。

 21.3期通期の連結営業利益は571億円(前の期比19.5%増)だった。会社計画470億円を上回り、従来予想の1.6%減から一転増益の着地となった。稼働停止による減産影響はあるものの、さらなる諸経費の効率化および営業努力などが寄与した。

★14:17  日本軽金属HD-後場プラス転換 21.3期営業益予想を上方修正 自動車生産回復など寄与
 日本軽金属ホールディングス<5703.T>が後場プラス転換。同社は28日14時、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の180億円から240億円(前の期比2.5%減)に上方修正すると発表した。自動車の生産回復による波及効果や、パソコンや日用品関連分野の需要が堅調に推移したことに加え、経費の支出が減少したことなどが寄与する。

 一方、21.3期通期の連結純利益予想は従来の100億円から35億円(前の期比53.2%減)に下方修正した。雨畑ダム堆砂対策基本計画書に基づき、2022年度から2024年度にかけて実施する対策費用を特別損失として計上することが響く。

★14:24  オービック-SMBC日興が目標株価引き上げ 増益傾向はしばらく続く
 オービック<4684.T>が続伸。SMBC日興証券では、株価評価は既に高水準だが、増益傾向はしばらく続くと予想。投資判断は「2(中立)」を継続、目標株価は17500円から18500円に引き上げた。

 自らの生産性を高めながら、拡大する中堅企業のIT投資需要を取り込み、今後も利益成長を続けると予想している。システムインテグレーション(SI)の増収率が高まることを期待して予想を上方修正。収益認識基準の変更の影響を織り込み、子会社のIT関連商品販売事業のオフィスオートメーションの売上高を下方修正した一方、大口案件に取り組むことなどによって、SIの売上高を22/3期から積極的に拡大させる方針であり、SIの売上高を上方修正した。

★14:32  豊田合成-後場上げ幅縮小 今期営業益45%増見込む 前期は2.0倍
 豊田合成<7282.T>が後場上げ幅縮小。同社は28日14時20分、22.3期通期の連結営業利益予想を530.0億円(前期比45.3%増)だと発表した。市場コンセンサスは524.4億円。

 将来を見据えた研究開発や国内外での製品供給体制の強化ならびにグループを挙げての合理化に取り組むとしている。

 21.3期通期の連結営業利益は364.8億円(前の期比2.0倍)だった。コロナによる減販影響や英国子会社のリストラクチャリング引当金の計上はあったが、政府補助金の活用を含む合理化努力や労務費・経費の抑制、前期にTGMの全株式を外部に譲渡し事業整理損失を計上したことの反動などから、大幅な営業増益となった。

 株価は一時前日比6%高まで上昇する場面があったが、利益確定売りに押されている。

★14:38  三晃金属工業-後場急落 今期営業益60%減見込む 前期は6%増
 三晃金属工業<1972.T>が後場急落。同社は28日14時30分、22.3期通期の連結営業利益予想は10.0億円(前期比59.9%減)、年間配当予想は50円(前期は130円)と発表した。

 期首受注残高は引き続き高レベルを維持しているものの、昨年度来受注単価は下落に転じ、今後も下落傾向が想定される一方で素材価格は上昇していることなどを折り込んだ。

 21.3期通期の連結営業利益は25.0億円(前の期比5.7%増)だった。住宅工事の延期・中止がありつつも、工事原価管理強化による原価低減およびコスト低減努力により減収をカバーしたことが寄与した。

★14:56  東京ガス-後場マイナス転換 今期営業益12%増見込むもコンセンサス下回る
 東京ガス<9531.T>が後場マイナス転換。同社は28日14時、22.3期通期の連結営業利益予想は870億円(前期比12%増)、年間配当予想は60円(前期は60円)と発表した。市場コンセンサスは987億円。

 前期に続き都市ガス販売量の減少を見込むものの、電力販売量の小売件数増加などに見込むことで利益水準が向上する見通しとしている。

 21.3期通期の連結営業利益は777億円(前の期比23.4%減)だった。都市ガス事業について、家庭用では在宅時間増加による需要増が発生した一方、業務用、工業用の一部で需要減が発生した。エネファームなどの販売台数の減少、新設件数減による受注工事の減少も響いた。

★14:56  東京ガス-後場マイナス転換 170万株・33億円を上限に自社株買い 割合は0.4%
 東京ガス<9531.T>が後場マイナス転換。同社は28日14時、170万株・33億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月6日~9月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.4%となる。

 なお、株価は同時に発表した今期の業績見通しが市場予想を下回ったこともあり、売りに押される展開となっている。


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