前場コメント No.5  津田駒、Waqoo、CSSHD、牧野フ、TSテック、DMG森精

2021/06/29(火) 11:37
★9:33  津田駒工業-大幅反落 上期営業損益を下方修正 売り上げが計画下回る
 津田駒工業<6217.T>が大幅反落。同社は28日、20.11期上期(12-5月)の連結営業損益予想を従来の14.0億円の赤字から15.5億円の赤字(前年同期は15.3億円の赤字)に引き下げると発表した。

 維機械事業では、インド市場では新型コロナウイルス感染の再拡大に伴う成約済案件のL/C(信用状)の発行遅延から売り上げが計画を下回り、工作機械関連事業においても、国内の自動車産業向けで半導体関連部品の不足、長納期化に伴う生産調整などの影響から売り上げが計画を下回ったことが響いた。

★9:37  初値決定-Waqooは23%高の2362円
 6月29日に東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場したWaqoo<4937.T>の初値は、公開価格1920円の23.0%高となる2362円で付いた。初値出来高は33万2500株で、売買代金は約7.9億円。公開株式数に対する売却率は56.8%だった。

★9:38  CSSHD-急騰 立会外買付で10万株・2780万円の自社株買い 割合は1.92%
 CSSホールディングス<2304.T>が急騰。同社は28日、立会外買付取引により、10万株・2780万円を上限とした自己株取得を実施すると発表した。取得日は29日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.92%となる。

★9:39  牧野フライス-SMBC日興が投資評価引き上げ 中国受注は高水準続き会社計画上振れに期待
 牧野フライス製作所<6135.T>が続伸。SMBC日興証券では、中国受注は高水準続き会社計画上振れに期待。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は4310円から5700円に引き上げた。

 工作機械受注の見通しを修正。特に中国の需要は旧想定を大きく上回って推移しているという。電機・精密の需要は季節性で夏に向け調整するとみるも、脱炭素化や効率化投資が旺盛な自動車、一般機械等の需要が堅調であり、受注は高水準を維持、マキノアジア社の22/3期受注は過去最高値に達するとみている。

★9:39  TSテック-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 拡販による成長確度の一段の高まりが評価不足
 TSテック<7313.T>が小幅続伸。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、拡販による成長確度の一段の高まりが評価不足と指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は2000円→2300円に引き上げた。

 23/3期以降の予想営業利益の上方修正。ホンダ内シェアの上昇、系列外拡販の進展による利益成長の一段の強まりを評価してる。株主還元も向上し始めており、株価の割安感は依然強いと指摘。予想営業利益は22/3期420億円(前期比57%増、従来比横ばい)。22/3期予想台数は、ホンダの世界車両生産は505万台(前期比11%増:従来同13%増)。従来予想対比では、来期以降に系列内外での拡販効果を一段織り込むことが大きいという。

★9:50  DMG森精機-SMBC日興が投資評価引き上げ 欧州、中国の受注回復で来期利益率は統合後最高水準へ
 DMG森精機<6141.T>が小幅高。SMBC日興証券では、欧州、中国の受注回復で来期利益率は統合後最高水準を予想。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は1440円から2440円に引き上げた。

 工作機械受注の見通しを修正。受注は欧州の回復に大きくけん引されており、2Q以降もワクチン接種の進展もあり、設備投資需要は堅調を予想。中国受注は大きく伸長し、日本を超え米州の規模に近づいているという。もともと中国でもハイエンド機の販売に注力していたものの、足元高効率化が求められるトラックエンジンやEV部品など高精度加工、パーツ一体化成型などの需要が強いとのこと。構造的に効率化投資の必要性が増していく中国では、多軸機や自動化機器の需要が更に高まることに期待している。

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